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おしらせ

開発途上国における新型コロナウイルス対策のための協力拡大のアピール

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新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、感染は開発途上国に広がろうとしています。この未曽有の危機に直面して、多くの国の政府が国境を封鎖し、それぞれの国内の感染対策に専心しています。

一方、3月31日に国連のグテーレス事務総長が述べたように、開発途上国における新型コロナウイルス感染は始まったばかりであり、今後、我々が現在目にしている以上の広がりを見せるのは確実と考えられます。また先進国、開発途上国を問わず、社会の脆弱層に最も大きなしわ寄せが向かっていることも懸念されます。

新型コロナウィルスは、元々医療・保健体制の脆弱な開発途上国の人々を、さらに危機的な状況に陥れています。開発途上国での蔓延に対して十分な対策を施されなければ、世界はいつまでも感染爆発のリスクを負うことになります。

世界の人々が安心して暮らせる社会つくるために、そして持続可能な開発目標(SDGs)達成のために、市民社会、経済界、そして日本を始めとする各国政府や国際機関・団体が、新型コロナウイルスの開発途上国における感染を防止するための協力を拡大することを呼びかけます。

また当学会も、研究や実践、発言などあらゆる側面から、新型コロナウイルス問題に取り組んでいくことを宣言します。

2020年4月5日
国際開発学会・会長
山形辰史

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