開催案内「気候変動が開発途上国の人々に与える影響と対策 -NGO・JICA・企業による森林再生-」10月11日開催(会員・一般)

「気候変動が開発途上国の人々に与える影響と対策 -NGO・JICA・企業による森林再生-」

アフリカ・ニジェールで約20年にわたり森林再生に取り組み、600万ヘクタールの緑化を成し遂げたワールド・ビジョン・オーストラリアのトニー・リナウド氏を迎え、開発途上国の貧困層と気候変動との関係、それに対するワールド・ビジョンの住民主体の森林再生アプローチ(FMNR)をご紹介します。

途上国の人々の生活を改善し、CO2削減にも貢献するNGOならではのアプローチです。

当日は、国際協力機構(JICA)と三菱自動車工業株式会社からのご登壇者もお迎えし、それぞれの立場から森林の再生や気候変動対策への取り組みを共有いただきます。

開催概要

  • 日時:2024年10月11日(金曜)14:00~16:00(受付開始13:45)
  • 会場:中野坂上ハーモニーホール(東京都中野区本町1-32-2/東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上駅」より徒歩1分)
  • 主催:特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
  • 参加費:無料(ご来場の際、御名刺を1枚ご持参のうえ、受付にてお渡しいただければ幸いです)
  • 定員:80名

参加申込み

プログラム

■第1部

基調講演「森を再生し、希望を取り戻す -住民主体の自然再生アプローチ(FMNR)」
トニー・リナウド(ワールド・ビジョン・オーストラリア 気候変動対策主任アドバイザー)

気候変動対策・森林再生に関する取り組みの紹介
独立行政法人国際協力機構(JICA) 地球環境部 技術審議役 川口 大二 様
三菱自動車工業株式会社 総務・サステナビリティ本部 総務渉外部 地域・社会貢献推進室長 兼 田町総務グループ担当マネージャー 座喜味 大河 様

■第2部

パネルディスカッション「パートナーシップで取り組む気候変動対策」
モデレーター:WVJ 理事・事務局長 木内 真理子

トニー・リナウド略歴

トニー・リナウド/Tony Rinaud:ワールド・ビジョン・オーストラリア 気候変動対策主任アドバイザー

1980年代アフリカのニジェールで植林活動に従事する中で「地下に広がる森」を発見。植林ではなく、住民の主体性と自然の再生力により600万ヘクタールの土地に森林を再生し、ニジェール政府より受勲。

現在はワールド・ビジョンのアグロフォレストリーのイニシアチブをグローバルに牽引し、「住民主体の自然再生アプローチ」の国際的な普及に取り組んでいる。2018年ライト・ライブリフッド賞、世界未来評議会アグロエコロジー賞、2019年にはオーストラリア勲章を受章。

「住民主体の自然再生アプローチ」とは

Farmer Managed Natural Regeneration (FMNR)。植林するのでなく、地中に残っている根や種、伐採された切り株などの再生力を活用し、簡単な剪定の知識と森林管理のルールを学び、自然を再生する取り組み。

低コストで始められ、また貧困や飢餓に苦しむ農家自身が行うことでレジリエンス(回復力)を高める。国連環境計画によって自然の回復に重要な役割を果たしている活動として認定された10の「世界回復フラッグシップ」イニシアチブに選ばれている。

詳しくはこちら:


本件にかんするお問い合わせ先

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
法人・特別ドナー課
担当:中嶋 早苗

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