新刊案内「SRIDジャーナル第26号発行のご案内」
昨年9月にインドが議長国となりG20ニューデリー・サミットが開催されました。
G20メンバーに加えてバングラデシュ、エジプト、ナイジェリア等の国が招待され、多様な議論が行われました。
インドのモディ首相は、初日から首脳宣言を発表する異例のプロセスに踏み切り、ロシアのウクライナ侵攻に関して内容が大幅に後退したものの、2年連続で宣言を出せない事態を回避しました。
時代は大国間の覇権争いに加えて混迷深まる多極化に向かい始めています。
この様な複合危機の中、特集は「武力紛争と大国間の覇権争いの中で、自主性と結束を求める開発途上国の開発課題」としました。
巻頭エッセイでは開発途上国を取り巻く背景を論じ、論説とインサイトでは、中国と一帯一路、グローバルサウスのリーダーとしてのインド、開発途上国の課題としてミャンマーを事例にSDGsの現状、国連での最新の温暖化議論、イスラエル‐ガザ武力紛争を取り上げました。
また、ブックエッセイ、SRID活動報告、途上国アルバムではインド外交、ジェンダーや女性の直面する問題について論じています。
SRIDジャーナル編集委員長
湊 直信
SRIDジャーナル第26号・目次
SRIDジャーナルとは
特集:
「武力紛争と大国間の覇権争いの中で、自主性と結束を求める開発途上国の開発課題」
巻頭エッセイ
- 高橋一生:武力紛争で荒れる地球社会:自国中心主義と結束に揺れる途上国世界
論説・インサイト
- 藤村学:メコン地域における一帯一路の現状~CLM諸国を中心に~
- 近藤正規:グローバルサウスのリーダーとしてのインド
- 林薫:SDGsはなお語る意味があるか?
- 玉置佳一:24時間365日カーボンフリーのエネルギーの未来を目指して
- 福田幸正:ガザ紛争 あらためてラビンの死を悼む
徒然草
- 浅沼信爾:あるベンガル商人のホラ/ホラー話
国際開発研究・教育探訪
- 高崎経済大学・地域政策学部・黒川基裕研究室
ブックエッセイ/書評
- 山岡和純:平和と安定を愛する新興大国の雄は、世界リスクに対峙する真の政治大国となり得るか
- 乙部尚子:キャリアの足を引っ張るものは「Greedy Work」? 男女格差を減らす為に今何が求められるか?
SRID活動報告
- 森田宏子:日本人女性の国際機関等でのキャリア上の人間関係: 国際開発分野で働く女性のためのオンライン懇談会シリーズ第4回目
途上国アルバム
- 森田愛:ネパールでの出産経験から見えたもの
編集後記
投稿規定
本件にかんするお問い合わせ先
SRIDジャーナル編集委員会
中島千秋
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