開催案内(会員・一般):東京大学HSPセミナー「塀の内側からの声:フィリピン刑務所教育の基盤と将来」のご案内(5月11日17:00-18:30)
国際開発学会の皆様
平素よりお世話になっております。埼玉大学人文社会科学研究科の岡部正義と申します。
このたび、フィリピン大学ディリマン校教育学研究科の Carmelo Jose A. Buhain 先生をお招きし、東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(駒場キャンパス)において、下記のとおりセミナーを開催することとなりましたので、ご案内申し上げます。
本セミナーでは、フィリピンにおけるオルタナティブ・ラーニング・システム(ALS)の一環として行われている刑務所教育を取り上げ、ノンフォーマル教育(NFE)にも関わる重要な事例として、その実践的基盤と今後の展望を質的研究に基づいて検討します。
フィリピン研究にご関心をお持ちの方はもちろん、国際教育開発論におけるノンフォーマル教育や更生教育をはじめとした教育の包摂性に関心をお持ちの方にもご参加いただける内容かと存じます。ご関心のある皆様に、ぜひ広くご参加いただけましたら幸いです。
第338回HSPセミナー「塀の内側からの声:フィリピン刑務所教育の基盤と将来」
URL: http://hsp.c.u-tokyo.ac.jp/archives/4836
概要:本セッションでは、フィリピンの代表的なノンフォーマル教育制度であるALS(Alternative Learning System)のもとで学ぶ受刑者たちの語りに光を当て、その調査結果を報告します。舞台となるのは、フィリピン国内最大の刑務所施設であり、世界でも特に過密な矯正施設の一つとされるニュー・ビリビッド刑務所の中警備区域です。こうした厳しい環境のなかで、刑務所教育は単なる学びにとどまらず、希望と成長、そして社会復帰へとつながる扉となっています。
本セッションでは、受刑者たち自身の内省や実体験に触れることを通じて、刑務所における教育がいかに人を変え、尊厳を回復し、収監後の人生への希望を育みうるのかを、参加者の皆さまと共に考えます。あわせて、更生や贖い、再統合といった主題を軸に、フィリピンにおける刑務所教育の成り立ちと今後の展望についても考察します。そして、新たな生きる目的、より確かな自己認識、持続的な変化へとつながる道筋を切り開くうえで、刑務所教育が果たしつつある役割の広がりを示します。
日時:2026年5月11日(月) 17:00 – 18:30
場所:東京大学駒場Iキャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
開催方式:ハイブリッド(対面+Zoom)
講師:カルメロ ホセ A. ブハイン(フィリピン大学ディリマン校教育学研究科 専任講師)
コメンテーター:岡部 正義(埼玉大学大学院人文社会科学研究科 准教授 / フィリピン大学ディリマン校労働産業関係研究科 客員教授)
司会:樋渡 雅人(東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム 准教授)
言語:英語(通訳なし)
資料:参加登録者にメールで事前に提供します
主催:東京大学 大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム (HSP)
共催:日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(B)(26K03158) 「男子教育離脱と社会経済・政治的インフォーマリティの交錯:アジア3か国比較地域研究(研究代表者:岡部正義〔埼玉大学〕)」
参加登録フォーム:https://forms.gle/bkzR4qvv3irYbvREA
(申込締切:2026年5月8日(金))
お問い合わせ先: 岡部 正義
埼玉大学大学院人文社会科学研究科
フィリピン国立大学ディリマン校労働産業関係学研究科
mokabe[at]up.edu.ph(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
