オンライン「第12回原子力政策・福島復興シンポジウム」3月1日開催(会員・一般)
本シンポジウムは、2011年3月の福島原発事故を契機とし、福島原発事故の教訓を多角的に考え、今後の原子力政策や福島復興について、多様な立場から議論をする「対話の場」=「学びの場」として開催しています。
2012年3月8日に第1回シンポジウムを開催し、その後、毎年「3.11」の周辺でシンポジウムを開催し、今回の3月1日のシンポジウムで第12回となります。
早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)
第12回原子力政策・福島復興シンポジウム
東日本大震災と福島原発事故から12年
~ 原発回帰政策と福島原発事故の教訓~
早稲田大学は、早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)主催「第12回原子力政策・福島復興シンポジウム:東日本大震災と福島原発事故から12年~原発回帰政策と福島原発事故の教訓~」を、2023年 3月 1日(水曜)13:00-17:00、オンライン開催します。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
本シンポジウムの目的
2022年8月末に日本政府の打ち出した原発回帰政策や次世代革新炉(革新軽水炉、出力30万キロワット以下の小型軽水炉、高速炉、高温ガス炉、核融合炉)の開発政策については、気候変動問題と原子力利用、原子力規制委員会の独立性、次世代革新炉の革新性と経済性や安全性など、広く社会的に議論すべき論点が多くあります。
何よりも、原発回帰政策が福島における原発事故や原子力災害の教訓をしっかりと踏まえたものとなっているのかどうかは、日本社会としても福島の地域社会としても真剣に考える必要があります。
本シンポジウムは、次世代革新炉の革新性・経済性・安全性をどのように考えるのか、バックエンド問題における「対話の場」と 社会的納得性の醸成の関係、原子力政策と福島復興における科学と政治と社会との協働のあり方などの幅広い観点から、原発回帰政策と福島原発事故の教訓との関係を深く考え、広く議論したいと思います。
開催概要
- 日時:2023年 3月 1日(水曜)13:00~17:00
- 方法:オンライン(Zoom)
- 主催:早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)
http://www.waseda.jp/prj-matsuoka311/index.html - 後援:早稲田大学アジア太平洋研究センター(WIAPS)、早稲田大学環境総合研究センター(WERI)
参加申込み
ご所属・お名前を書いたメールを事務局の朱さん or 任さんへお送りください。Zoomアドレスなどをご案内します。
申込先メールアドレス
- zhuyu624 [at] fuji.waseda.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
- haneka.nin [at] fuji.waseda.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
プログラム
司会:朱 鈺(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・博士課程)
13:00-13:05:開会挨拶
中嶋聖雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・研究科長)
13:05-14:20:報告(各25分)
1. 次世代革新炉をめぐって
長﨑晋也(マクマスター大学工学部・教授、原子力工学)
2. バックエンド問題をめぐって:北海道寿都町・神恵内村における文献調査
竹内真司(日本大学文理学部・教授、地球科学)、松本礼史(日本大学生物資源科学部・教授、環境経済・政策学)
3. 歴史の教訓を学ぶことの難しさと原発回帰政策
松岡俊二(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・教授、環境経済・政策学)
(休憩 10分)
14:30-15:40:コメント(各10分)
- 井出大雅(株式会社ふたば、1F地域塾・運営委員、福島県富岡町)
- 宇野朗子(U. Lab Japan、1F地域塾・運営委員、福島市からの避難者)
- 村松直樹(高レベル放射性廃棄物の管理・処分に関する市民会議・参加市民)
- 寺本 剛(中央大学理工学部・教授、哲学・倫理学)
- 藤原広行(防災科学技術研究所マルチハザードリスク評価研究部門・部門長、応用地震学)
- 寿楽浩太(東京電機大学工学部・教授、科学技術社会学)
- 黒川哲志(早稲田大学社会科学総合学術院・教授、行政法・環境法)
15:40-16:50:総合討論
16:50-17:00:閉会挨拶
松岡俊二(早稲田大学レジリエンス研究所・所長、早稲田大学ふくしま浜通り未来創造リサーチセンター・センター長)
本件にかんするお問い合わせ先
早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)
- zhuyu624 [at] fuji.waseda.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)