参加型・質的評価手法MSC中級研修Ⅱ『カスタマイズ編』6月4日開催(会員・一般)

MSC実施の留意点の一つである、プロジェクトにあわせてMSCを基本設計する技術の習得を目的とした、中級Ⅱ:カスタマイズ編を開催いたします。現場でMSC実施を前提とした実践的な内容です。

MSC(モスト・シグニフィカント・チェンジ)は、欧米のNGOが活用している参加型・質的モニタリング・評価手法です。ログフレームのような事前設定の指標を用いず、現場から「重大な変化」を集めて「最も重要な変化」を選択することが基本的流れです。人間の意識・行動変容など、想定外・質的変化の把握や分析ができ、学習や改善を促進する特徴があります。手法の詳細はこちら(参加型評価とは/most-significant-change/)をご覧ください。

開催概要

  1. 日時:2022年6月4日(土曜)14:00-16:00(日本時間:要望に応え、時間延長しました!)
  2. 場所:Zoomを活用して、オンラインで行います。マイクとカメラのついたPCと安定したインターネット環境が必要です。配布資料は事前にEメールでPDFファイルをお送りします。
  3. こんな方にお勧めします:
    実際にMSC評価を計画している方。対象は入門研修を受講した方(対面、オンラインどちらでも)が望ましいですが、受講がなくても参加できます。中級編Ⅰ(インタビュー編)に関しては、参加していてもいなくても結構です。
  4. セミナーのねらい:
    MSC実施に必要な、評価対象のプロジェクトに合わせて、MSCの基本設計を適切にカスタマイズする(評価目的の設定、参加する関係者の選択、設問の設定など)能力の習得を目指します。これによってMSC評価を効果的・効率的に実施できるようになります。前回研修の報告はこちら()。
  5. プログラム(予定)
    ・講義:MSC手法のおさらい
    ・演習:事例に従って対象プロジェクトの把握、評価目的・設問の設定
    ・演習:データ収集の方法、対象、実施者の選択
    ・演習 :データ分析の主体、フィードバック方法の議論
    ・まとめと振り返り
  6. 講師:田中 博
    一般社団法人参加型評価センター代表理事、(特活)ヒマラヤ保全協会元事務局長。日本評価学会認定資格評価士。英国サセックス大学国際開発研究所大学院修了。国際協力機構(JICA)や(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)、トヨタ財団、環境省などで評価に関する研修講師、NGO/NPOの海外・国内プロジェクトの評価ファシリテーターを多数行う。JICA草の根技協評価スキーム検討委員や、(特活)日本NPOセンター、(公財)京都市ユースサービス協会、所沢市社会福祉協議会などで評価アドバイザーを務めた。共著に「自分達で事業を改善できるようになった!」源由理子編著(2016)『参加型評価〜改善と改革のための評価の実践』晃洋書房、がある。
  7. 受講料:¥7,000-(税込み)
  8. 申し込み:こくちーずプロでお申し込みください。送られてくるメール記載の口座に期日までに受講料をお振込ください。

    ・しめ切り:5月28日(土曜)
    ・定員:12名(最少催行人数:4名)

本件にかんするお問い合わせ先

一般社団法人参加型評価センター 

  • [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

・個人情報は本講座と参加型評価の情報提供以外に使用しません

<参考:MSCができるようになる!研修のラインアップ3本柱>
・MSC入門:初心者向け(120分)
・MSC中級Ⅰ:質的インタビュー編(120分)
・MSC中級Ⅱ:カスタマイズ編(120分)→今回はコレ!