JASTE32・ダイバーシティ推進サテライト企画『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』6月19日開催(会員・一般)
日本熱帯生態学会より、第32回年次大会(JASTE32)ダイバーシティ推進サテライト企画『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』の開催についてご案内がありましたので、お知らせします。
「なあんだ,女性向けの会合か…」と思われたそこのあなた!ちがいます.女性の活躍が推進されて働きやすい環境づくりが求められる今,月経は女性だけのアリーナではなくなりつつあります.それはフィールドワーカーも例外ではありません.「月経中の不調を伝えにくい」,「月経への配慮をしたいけれど,どうすればよいのかわからない」など,フィールドワーク中の月経にまつわる悩みについて,気軽に話し合える環境が求められています.
また,本学会には熱帯地域の自然や社会を対象とした幅広い研究分野の研究者が所属していますが,調査対象(人・動物)の月経事情については知らない,意識したこともないという方が多いのではないでしょうか? 月経への対処は,近年,国際開発の分野においても,女子の就学率の向上,ジェンダー平等,水・衛生環境の向上などの観点から重視されています.
本企画では,男女共同参画だけにとどまらない,多様な分野(文化人類学,霊長類学,国際開発学など)からの話題提供とディスカッションを予定しています.老若男女を問わず,多くの方の参加をお待ちしています.
*国際開発学会は本企画の共催学会となっているため、国際開発学会会員の皆様は無料でのオンライン参加資格があります。事前の参加登録が必要ですので、以下で参加方法の詳細をご確認ください。
開催概要
- 日時:2022年6月19日(日曜)10:30-12:00
- 会場:名古屋大学環境総合館 レクチャーホール
- 開催形式:大会会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
- 参加費:無料
- 主催:日本熱帯生態学会
- 共催:国際開発学会,日本オセアニア学会,日本文化人類学会
- 後援:男女共同参画学協会連絡会,日本霊長類学会,NPO法人FENICS
プログラム
司会
- 保坂哲朗(広島大学大学院 先進理工系科学研究科・JASTEダイバーシティ担当)
- 佐々木綾子(日本大学 生物資源科学部・JASTE幹事長)
発表
- 杉田映理(大阪大学大学院 人間科学研究科)
「”Break the Silence on Menstruation!”:国際開発のスローガンからSDGsへ」 - 新本万里子(広島市立大学 国際学部)
「可視化されていた月経:パプアニューギニア・アベラム人の月経対処」 - 徳山奈帆子(京都大学 野生動物研究センター)
「生理が“しんどい”のはヒトだけ?:大型類人猿とそれを研究するヒトたちの生理事情」 - 四方 篝(京都大学 アフリカ地域研究資料センター・JASTEダイバーシティ担当)
「快適なフィールドワークを求めて:女性フィールドワーカーの月経対応とその課題」
コメント・ディスカッション
- コメンテータ:山極壽一(総合地球環境学研究所)
参加登録
本企画に参加を希望される方は,大会参加登録とは別途,
- 参加登録フォーム:https://forms.gle/
2tUUeoYb734RmHAt7
参加資格
本企画への参加は,日本熱帯生態学会員・連携学会員・
連携学会
東南アジア学会,日本アフリカ学会,
共催学会
国際開発学会,日本オセアニア学会,
*日本熱帯生態学会へのご入会はこちら→JASTE入会案内(h
(参考:年会費一般(常勤):6,000円,一般(非常勤):
参加方法
開催日が近づきましたら,サテライト企画に参加登録(https
なお,サテライト企画に対面で参加できるのは,
本件にかんするお問い合わせ先
参加登録にかんするお問い合わせ
日本熱帯生態学会学会・学会事務局
- https://sites.google.com/view/jaste32
- jaste.adm@gmail.com(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
講演内容にかんするお問い合わせ
杉田映理(大阪大学)
- ellisugita [at] hus.osaka-u.ac.jp
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)