新刊案内:SRIDジャーナル第23号発行のご案内
現在、世界は、COVID-19やウクライナ問題の大きな危機を迎えていますが、それとともに開発途上国では、様々な深刻な危機に直面しています。本年2月以降のロシアによるウクライナ侵攻は、全世界に大きな政治経済的インパクトを与えました。
この世界を揺るがすウクライナ危機の方向性は、未だに定かではありませんが、今号では、論説やブックエッセイでこのような世界的な危機について、様々な視点から論じてみました。開発途上国を巡る政治経済問題の例として、危機の最中にあるトルコとスリランカを取り上げました。また、依然として重要な課題である地球環境問題についても、危機に対する環境開発協力の在り方について論じています。これらのペーパーは、SRID会員と非会員が専門的な視点から執筆しています。
また、「SRID活動報告」では、SRID会員が趣味や特技等を紹介しつつ、自由に楽しく意見交換して交流する「SRIDサロン」の自由闊達な雰囲気をお伝えしたいと思います。
SRIDジャーナル編集委員長:湊直信
SRIDジャーナル第23号目次
SRIDジャーナルとは
論説・インサイト
- 中沢賢治:ウクライナ危機と復興支援:欧州復興開発銀行 (EBRD) 設立の原点から考える
- 高田有一郎:トルコの政治経済の危機と展望:建国100年を迎えて
- N.S. Cooray and Wimal Rankaduwa: The Origins of Sri Lanka’s Crisis and Way Forward:
Political Economy Perspectives - 竹本和彦、加藤真:迫りくる地球環境の危機と海外環境開発協力の展望
徒然草
- 浅沼信爾:ハンバントタの「白い巨象群」
- 西川壮太郎:スタートアップ企業がアフリカの社会課題を解決する
ブック・エッセイ
- 福田幸正:リヴィウ(ウクライナ)が育んだ二大人道犯罪概念:そして、ロシアを裁く特別
法廷へ、フィリップ・サンズ著、園部哲訳、2018年、『ニュルンブルグ合流「ジェノサイド」
と「人道に対する罪」の起源』、白水社 (Philippe Sands. 2016. East-West Street: On the
Origins of “Genocide” and “Crimes Against Humanity”. London: Weidenfeld & Nicolson.) - 高橋一生:危機対応から見る「最貧国」脱出戦略、岡野英之著、2022年、「西アフリカ・エボラ危機 2013-2016」、ナカニシヤ出版
SRID活動報告
山下道子:SRIDサロン
SRID元会員を偲んで
- 松本洋SRID元会長:松本 健:「兄松本洋の思い出」
- 今井正幸SRID元会長:不破吉太郎:「今井さんの想い出」
途上国アルバム
春藤健二:チュニジア
編集後記
投稿規程
本件にかんするお問い合わせ先
SRIDジャーナル編集委員会
中島千秋
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