第8回「アフリカ・アジアものづくり研究部会」10月7日開催(会員・一般)
神の克服か、家畜化か?―原材料階級とネットビジネスの社会学
次回研究会を来月、10月7日(土曜)に開催致します。今回は、一橋大学名誉教授・武蔵大学客員教授の西口敏宏さんに講演をいただきます。
西口さんは、経営学における組織論の大家で、最近では大著『コミュニティー・キャピタル―中国・温州企業家ネットワークの繁栄と限界』有斐閣、2016(辻田素子さんとの共著)を発刊され、いくつかの学会賞を受賞しておられます。
今回は、現在手がけておられる、インターネットによる個人情報の集中と資源化という変化の本質と影響の研究について講演をしていただきます。そのうえで、皆さんで講演内容をめぐって議論をしたいと考えております。
インターネット・ビジネスは、世界各地で、ビジネスのみならず、経済・社会のほぼあらゆる次元に影響を与えており、アフリカとアジアのものづくりを研究するにあたっても、避けて通ることのできないものとなっています。
たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
要旨
21世紀初頭、アメリカから画期的なインターネット・ビジネスが産まれ、世界を席巻した。代表格はGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)である。その衝撃は、新たなビジネス様式といった次元をはるかに超えて、人類の大多数のつながり方を不可逆的に一変してしまった。
その結果、「個人情報の集中と資源化」が一方的に進められ、これまで私たちが永年親しんできた諸制度や道具立ての多くが反故にされつつある。本講演では、この切迫した現実問題の陥穽と可能性を読み解いていく。
開催概要
日時
2023年10月7日(土曜) 午後3時~6時
- 西口さんの講演:午後3時から1時間強
- 討論:休憩後終了時間まで
開催形式
オンサイト(対面)及びオンライン
会場(対面出席の場合):
東京理科大学富士見校舎 F201教室
[富士見校舎の住所およびアクセス]
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-11-2
■東京メトロ半蔵門線、東西線、都営新宿線「九段下」駅下車、徒歩8分
JR総武線、東京メトロ有楽町線、東西線、南北線、都営大江戸線「飯田橋」駅下車、徒歩10分
(※今回、通常の京都大学稲盛財団記念館ではなく、東京の千代田区にある東京理科大学富士見校舎で行いますので、ご注意ください)
本件にかんするお問い合わせ先
研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。重ねてたくさんの皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。
- africaasiamonozukuri [at] gmail.com(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)