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オンライン「中央アジア・コーカサス映画上映会『逃げろ』@筑波大学」3月21日開催(会員・一般)

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第1回 オンラインによる中央アジア・コーカサス映画上映会

筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト (NipCA)」では、中央アジアの文化とSDGsへの理解促進のため、日本で未紹介の作品を選び、オンラインによる中央アジア・コーカサス映画上映会を開催することになりました。これまで全6回開催してきたロシア・中央アジア映画上映会を引き継ぎ、新たな枠組みによって当該地域の映画を紹介していきます。第1回目となる今回は、近年経済成長の著しいカザフスタンで製作された、アイスルタン・セイトフ監督の映画『逃げろ』(2022年)を上映します。

1931年のカザフスタンでは、農業集団化や穀物の強制徴発を原因とした大飢饉が発生し、当時の餓死者は100万人にものぼると言われています。弟とふたりで暮らす、墓掘り人のイサタイは、食料の尽きた村を救うため、荷馬車で4日かかる近隣の村へ助けを求めて行くことになります。しかし、周囲の村も食糧難にあえぐなか治安は悪化し、その道中はきわめて危険な状態となっているのでした。

本作は1997年生まれの若い監督が、ソ連時代には封印されていた歴史の暗部を、サスペンス的な要素を交えながら、美しい映像と音によって語り直し、国内外で大きな反響を呼んだ作品です。当
時、ソ連に組み込まれつつあったカザフスタンにおいて、学校教育現場でロシア語が促進される様子を観察できる点でも、興味深い作品です。

今回の上映会では、事前にそれぞれ中央アジア映画とカザフ音楽に詳しいふたりの専門家にレクチャーをお願いし、映画の背景を解説していただきます。

詳細につきましては以下をご参照ください。また、ご関心のある一般の方へもご案内頂けますと幸いです。尚、定員を超えたお申し込みがあった場合は先着になりますこと、ご了承ください。 皆様のご参加をお待ち申し上げております。

開催概要

上映作品

『逃げろ』(2022年、120分)

  • 監督: アイスルタン・セイトフ
  • カザフ語・ロシア語/日本語字幕付き

解説

  • 梶山祐治 (筑波大学准教授)
  • 東田範子(武蔵野音楽大学非常勤講師)

会場/定員

  • Zoom Meeting(解説)
  • Vimeo(映画上映サイト)
  • 定員500名

日時

2025年3月21日(金曜)19時00分〜22時00分

イベント詳細

https://centralasia.jinsha.tsukuba.ac.jp/info/13761

プログラム

19:00 Zoom開場  ※お早めにお入りください

19:15 作品解説 梶山祐治(筑波大学准教授)
「映画で歴史の暗部を描くこと─中央アジア映画で描かれる〈ソ連〉─」
ゲストコメント解説 東田範子(武蔵野音楽大学非常勤講師)

19:55 上映会場開場(Vimeoへ移動)

20:00 アイスルタン・セイトフ『逃げろ』(120分)上映(〜22:00)

※初めにZoomで作品解説を行なった後Vimeoへ移動していただきます。ご案内は作品解説中にいたします。

参加申し込み

本講演会は Zoom を使用します。下記申込フォームにて参加登録をしていただくと、どなたでも無料でご参加いただけます。

ご登録後、講演会入室のための URL をお送りいたします。Zoomが繋がらないなどの相談は受けられませんので予めご了承ください。
https://forms.gle/o8QmT3p9Ji5QzoYQA

主催

筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト(NipCA)」


本件にかんするお問い合わせ先

筑波大学 NipCA プロジェクト担当事務室

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