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開催案内 (会員限定) :「グローバル化の中の足尾銅山開発の『光と影』」研究部会

国際開発学会会員の皆様
研究部会開催の案内(会員限定)

いつもお世話になります。本研究部会代表の重田康博(宇都宮大学)です。

本研究では、第25回国際開発学会春季大会((2024年6月15日、於:宇都宮大学)の企画セッション・エクスカーションを受けて、グローバル化に直面する足尾銅山開発に注目し、市民社会としての住民団体の活動目的やその内容を把握し、企業や行政との関係性も考慮しながら「光」と「影」との向き合い方を整理し、行政、企業、住民団体の「光」と「影」への向き合い方から、足尾および渡良瀬川周辺地域における公共圏の形成の特異性を明らかにすることを目的としています。この成果は、第1に、日本の開発の原点であるグローバル化の中の足尾銅山開発の光と影を再考すること、第2に、海外の鉱山開発の現状と環境社会配慮や市民社会の活動に も応用して考察することが可能であることです。

1年目は渡良瀬川下流域の鉱毒問題の住民団体に聞き取り調査を行い、2年目は、足尾町の団体へ聞き取り調査をし、3年目には、鉱毒問題の世界の現状を把握しつつ、シンポジウムを開催し、足尾銅山開発の問題から公共圏の形成について広く社会に問います。

つきましては、本研究部会の募集を会員対象に行いますので、ご参加希望の方は下記の重田宛にメールでご返事下さい。現地視察の参加締切は、4月15日(火)を締め切り(先着順、オンライン参加の場合4月17日(木))とします。現地視察募集人員は10名とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます(オンラインで行う場合はご自由に参加いただけます)。対面参加費は2,000円とします(宇都宮までの交通費・宿泊代・昼食代は別、バス借上は研究部会費用も活用しますが、バス借上料金が高騰する場合もありますので、参加費が若干変化する可能性もあります、オンライン参加の場合無料)。奮ってご応募下さい。

(送付先・連絡先)

研究代表者:重田康博
送付先メール:yasushige[at]msd.biglobe.ne.jp (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
参加形態:対面参加 か オンライン参加 を希望を書いて下さい。

研究計画案

25年度:今も継続している渡良瀬川下流域の鉱毒問題
いまだ渡良瀬川下流域では鉱毒問題が継続している。その一つが、渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会であり古河との交渉を継続している。この団体を中心に、現在の鉱毒問題、古河との交渉内容について把握し、現在の「影」の実態を考察する。

2025年5月:渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会の活動に関する勉強会(全員)

研究会案

<1日目> 5月10日(土)14 時半から17時
最初の1時間(14時半~15時半)は対面およびオンライン予定(Zoom)、後半1時間半は対面のみ
1 読書会
読書会の文献
小松裕(2013)『田中正造――未来を紡ぐ思想人』岩波現代文庫
講義:外部講師は赤上先生
2 宇都宮大学国際学部多文化公共圏センターの小松先生の文献をみる
3 終了後、夜は親睦会

<2日目> 5月11日(日)
1 渡良瀬川下流域の田中正造関連施設の現地視察(検討中)
行程:検討中(宇都宮より借上バスで、田中正造記念館、正造の生家、終焉の地など複数箇所を移動)
案内人:検討中

(本研究会の担当者)
宇都宮大学:匂坂宏枝・髙橋若菜・重田康博

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