開催案内(会員・一般):8月21日 (12:40~) TICAD9 テーマ別イベント「アフリカの人々の移動を人間の安全保障から考える」

第9回アフリカ開発会議(TICAD9)にてJICA緒方貞子平和開発研究所が8月21日に開催するテーマ別イベントを下記の通りご案内いたします。皆様の参加をお待ち申し上げます。
テーマ:「アフリカの人々の移動を人間の安全保障から考える」
人間の安全保障 とは、人びとの命、暮らし、尊厳が守られていることを意味します。これが十分でないと感じる場合、またはよりよい機会を求めて、サハラ以南のアフリカの人びとは、多くが移民として困難な旅に出ていきます。しかし、これらの移民の大多数がサハラ以南アフリカ内で移動をしていることは、あまり知られていないのではないでしょうか。International Migrant Stock 2024によると、サハラ以南アフリカ内移民の数はヨーロッパへの移民の4倍以上、北米への移民の9倍以上でした。
このテーマ別イベントでは、サハラ以南アフリカ、日本、国際機関の専門家が、サハラ以南アフリカにおいて移民が直面する困難や機会について、以下の目的とキークエスチョンに基づき、人間の安全保障のレンズで考えます。
【目的】
- 移民の実情をよりよく理解する。また、移動のパターンが構造的な要因と人々の主体性によってどのように形成されるのか、移民がどのような困難や機会に直面するのかを理解する。
- サハラ以南アフリカにおける移動プロセスがより注目されるようになる。
- サハラ以南アフリカにおいて、人々が必要に迫られてではなく選択によって移動できるようになる。
- 移動する必要性に焦点を置き、開発効果を最も高め、人間の安全保障の実現に資する国際協力政策の形成に貢献する。
【キークエスチョン】
- サハラ以南アフリカにおいて、人々が必要に迫られてではなく選択によって移動できるようになるには、どのような課題があるか。
- 政治状況が刻々と変化する現代において、人間の安全保障上の危機(気候変動、パンデミック、不安定な経済、紛争、開発協力の後退など)に対応するために、各ステークホルダーはサハラ以南アフリカの移民と受け入れ国の人々をどのように支援することができるか。今足りないものは何か。
日時:2025年8月21日(木)12:40-14:10(日本時間)
会場:対面(パシフィコ横浜展示ホールD 中会場)/オンライン(Zoom)
※オンライン参加登録をいただいた方に追ってリンクおよびミーティングIDをご連絡いたします。
プログラム:
12:40-12:45 開会挨拶: Seifudein Adem 、武藤亜子 (JICA緒方研究所)
12:45-13:30 プレゼンテーション
– 12:45-13:00 Scarlett Cornelissen教授(ステレンボッシュ大学)
– 13:00-13:15 Toyin Falola教授(テキサス大学オースティン校)
– 13:15-13:30 Asnake Kefale准教授(アジスアベバ大学)
13:30-14:06 ディスカッション
– 13:30-13:37 プレゼンテーションへのコメント(1):UNHCR または IOM(調整中)
– 13:37-13:44 プレゼンテーションへのコメント(2):UNHCR または IOM(調整中)
– 13:44-13:51 プレゼンテーションへのコメント(3):峯陽一 (JICA緒方研究所 研究所長)
13:51-14:06 プレゼンターからコメントへの返答、質疑応答14:06-14:10 閉会挨拶: 亀井温子 (JICA緒方研究所 副所長)
司会:折田朋美 、武藤亜子(JICA緒方研究所)
参加申し込み参加をご希望の方は、下記ウェブページ上のオンラインフォームで、ご希望の参加方法(会場参加またはオンライン参加)を選択の上お申込みください。オンライン参加をご希望の方には、後日にZoomリンクをお送りします。https://ticad9event.jica.go.jp/jp/event/detail_035.html
参加登録締切
会場参加:2025年8月18日(月)17:00
オンライン参加:2025年8月18日(月)18:00
お問い合わせ
JICA緒方貞子平和開発研究所(担当:伊東、大星)メール:ditas-rsunit[at]jica.go.jp
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)