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新刊案内:北野収『私の中の少年を探しに―ある「農学者」が回想する昭和平成』

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今般、農学者・開発学者としての回顧録的エッセイ集『私の中の少年を探しに―ある「農学者」が回想する昭和平成』を刊行しました。

  • 「今は喪失したけれども、かつて「あそこ」に確実にあった何か」
  • 「家族・親戚、交友関係と30~40年後の人間形成とのつながり」
  • 「多(他)文化、自然・生命への慈しみ」

この3つのモチーフを手がかりとして、様々な「時空」に見出される「少年」を探す旅として編み上げたものです。

収録作品の多くは、これまで雑誌、新聞、大学ウェブサイト、学内誌で発表してきた文章、授業内小話ネタが元になっています。

幼少時の異文化体験、自然とのふれあい、学生時代、官庁での経験、留学、調査フィールド、学者だった父の思い出…。

タイトルが示すように研究書ではありませんが、1人の研究者がどのような時代・環境・経験を経て、またどのような試行錯誤を経て、研究関心に辿り着き、それが変化していくか?そのような観点からお読みいただければ、本学会会員の方々にも、共感していただけるような「共体験」の書になると思います。

是非、お手にとっていただくか、所属先図書館または最寄りの公立図書館の蔵書の推薦を賜ることができれば幸いです。

書誌情報

  • 著者:北野収
  • 表紙画:北野慶
  • タイトル:『私の中の少年を探しに ある「農学者」が回想する昭和平成』
  • 発行:デザインエッグ株式会社
  • 発売日:2024年5月20日
  • ISBN:978-4815041472
  • 定価:2772円+税
  • https://x.gd/nkTGK
    ※オンデマンド自費出版のため、販売はアマゾンと楽天ブックスのみですが、一般書店・大学生協での取り寄せは可能です。

目次

プロローグ
遠い日の記憶
たべもの
いのち
国鉄があったころ
宮仕えのころ
留学
メキシコ
音楽
消えたもの、変わりゆくもの
あこがれ
まなび
父の思い出
私について
あとがき

裏表紙の文章から

平凡な人間の平凡な日々の中にも、少し角度を変えてみると、映画や小説の一場面のようにキラリと輝く一瞬があります。それが誰の人生であっても、人生は詩であり物語なのだ。口に出してはいわないけれども、心の隅でそう思っています。だとすれば、元官僚、大学教師・開発研究者で、自称「国際農学者」という皆さまとは無縁な存在である、私の「少年」探しの旅との共体験が、皆さまにとって、せわしない日々の生活の一服の清涼剤になるかもしれないと考えました。


本件にかんするお問い合わせ先

北野収(獨協大学)

  • https://x.gd/nkTGK
  • shukitano1 [at] dokkyo.ac.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

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