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NL32巻4号 [2021.11]

活動報告『市場・国家との関わりから考える地域コミュニティ開発 』研究部会(2021年11月)

第8回研究会

  • 日時: 9月25日(土曜)14:00-16:00
  • 場所: オンライン
  • 報告:「子どもの視点から考える社会的結束(Social Cohesion)」松田 裕美(元ユニセフ・ヨルダン事務所)
  • コメンテーター:平井 華代(岩手大学)

概要

社会的結束(Social Cohesion)は、各国政府や国際機関が重視するテーマになっている。ただし、それを測るための国際的な統一指標は存在しない。また、これまで国連や世界銀行、研究機関等が指標の構築を試みてきたが、大半が収入の格差や司法へのアクセスといった、大人を念頭に置いたものであり、子どもを対象とした研究は見当たらない。

そこで、報告者の松田会員に社会的結束の概念や定義のレビューをしていただいたうえで、ユニセフヨルダン事務所にて子ども対象の社会的結束の定義と指標の構築について、オックスフォード大学と協力して進めたご経験を話していただいた。その後、平井会員に、子どものための社会的結束の指標を日本で構築する意義を中心としたコメントをいただき、参加者との討論を行なった。

『市場・国家との関わりから考える地域コミュニティ開発 』研究部会
代表:真崎克彦(甲南大学)

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