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NL32巻4号 [2021.11]

活動報告『人の移動と開発』研究部会(2021年11月)

『人の移動と開発』研究部会

下記の研究会を行いました。敬称略で報告します。

第9回研究会「『移民力』を発揮する:渡航先と出身国における在米ケニア・ギクユ人の生活実践」」

  • 日時:2021年9月5日(日曜)10:00-12:00
  • 参加者:約90名(学会員、外部)
  • 主催:上智大学アジア文化研究所、国際開発学会「人の移動と開発」研究部会
  • 司会・進行:田中雅子(上智大学アジア文化研究所)

報告1:「移民として生きる:国境を越えるケニア・ギクユ人移民の日常世界と母国との関係」

石井洋子(聖心女子大学現代教養学部准教授、グローバル共生研究所副所長)

報告2:「アメリカン・ジャーニー:ケニア人移民を阻むアメリカ社会への適応と統合」

マイク・モゴ(米国ジョンズ・ホプキンス病院精神科看護師、地域活動家 )

報告3:在ケニア帰還ギクユ人移民 

インタビュー・ビデオ

1.「非熟練労働者としての苦悩」

アンソニー・ゼウリ 

2.「郷里で事業を興す」

キャシー・ムワンギ

米国の当事者とケニアの家族との関係や、米国の入管収容所などに関する質問のほか、日本の移民政策に示唆を与える点があるという意見が多数出た。

ケニアからの報告者については、事前にインタビューを行い、字幕をつけたビデオを上映した。この方法は、米国の移民と、ケニアに帰還した移民双方の話を聞くうえで、効率的かつ効果的であった。

なお、当日の報告は、日英同時通訳で配信した。


『国際開発研究』2022年第1号・特集企画「人の移動と開発」が採択された。上記の趣旨に沿って、論文を執筆予定である。執筆予定者は随時、意見交換を行った。

『人の移動と開発』研究部会
代表:田中雅子(上智大学)

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インタビュー