オンライン開催「第13回原子力政策・福島復興シンポジウム」3月9日開催(会員・一般)
東日本大震災・福島原発事故が起きた2011年3月11日から、まもなく13年を迎えます。早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)は、2012年3月8日に第1回原子力政策・福島復興シンポジウムを開催し、今回は第13回となります。
今回は、あと21年で「県外搬出」の期限を迎える中間貯蔵施設(福島県大熊町・双葉町、1,600ha)の現状と未来について、早稲田大学をベースとした安全で自由な議論の場を設けたいと考えています。
オンライン開催ですので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI) 第 13回 原子力政策・福島復興シンポジウム
「東日本大震災と福島原発事故から 13年~ 福島・中間貯蔵施設の現状と未来~」
早稲田大学は、早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)主催「第 13回原子力政策・福島復興シンポジウム: 東日本大震災と福島原発事故から13年~福島・中間貯蔵施設の現状と未来~」を、2024 年 3 月 9 日(土曜)13:00-17:00、オンライン開催します。多くの皆様の参加を呼びかけます。
本シンポジウムの目的
中間貯蔵施設は、2011年3月の福島第一原子力発電所(1F)事故による福島県内の除染土壌などを、最終処分までの間、集中的に貯蔵する施設として、1Fを取り囲む形で大熊町・双葉町の約1,600haが整備されたものです。
2015年3月から除染土壌の搬入が開始され、現在、除染土壌の搬入はほぼ終わりました。搬入開始から30年後の2045年3月には、汚染土壌は県外で最終処分することとされています。汚染土壌を減容化するため、8,000ベクレル/kg以下の除染土壌の再生利用政策が進められています。
本シンポは、福島の復興と廃炉に密接に連動する除染土壌の再生利用政策や2045年以降の中間貯蔵施設の将来像を広く深く議論します。
開催概要
- 日時:2024年 3 月 9 日(土)13:00~17:00
- 方法:オンライン(Zoom)
- 主催:早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)http://www.waseda.jp/prj
-matsuoka311/index.html - 後援:早稲田大学アジア太平洋研究センター(WIAPS)、早稲田
大学環境総合研究センター(WERI)
プログラム
総合司会:
藤原広行(防災科学技術研究所・上席研究員、地震学)
開会挨拶:
中嶋聖雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・研究科長、社会学)
小野田弘士(早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科・研究科長、環境工学)
コーディネーター:
松本礼史(日本大学生物資源科学部・教授、環境経済・政策学)
竹内真司(日本大学文理学部・教授、地球科学)
13:10-14:10:報告
1. 中間貯蔵施設の現状と課題
行木美弥(中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)中間貯蔵事業部・部長)
2. 中間貯蔵施設周辺復興地域の融合的な環境再生・環境創生に向けた研究
遠藤和人(国立環境研究所福島地域協働研究拠点(廃棄物・資源循環研究室)・室長、環境地盤工学)
3. 除染土壌の再生利用:中間貯蔵施設と1F廃炉の将来像を考える
井上 正(電力中央研究所・名誉研究アドバイザー、1F地域塾・副塾頭、原子力工学)
4. 中間貯蔵施設の将来計画のあり方
黒川哲志(早稲田大学社会科学総合学術院・教授、1F廃炉の先研究会、行政法)
14:20-15:10:コメント
- 山根辰洋(一般社団法人双葉郡地域観光研究協会(F-ATRAs)・代表理事、双葉町議会議員、福島再生塾・副塾頭)
- 村松直樹(高レベル放射性廃棄物の管理・処分に関する市民会議・参加市民)
- 寺本 剛(中央大学理工学部・教授、哲学)
- 森口祐一(国立環境研究所・研究担当理事、1F地域塾・副塾頭、環境システム学)
- 松岡俊二(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・教授、1F地域塾・塾頭、環境経済・政策学)
15:10-16:50:総合討論
閉会挨拶:
松岡俊二(早稲田大学レジリエンス研究所・所長、早稲田大学ふくしま浜通り未来創造リサーチセンター・センター長、福島再生塾・塾頭)
申し込み方法
件名を「3/9シンポ参加申込み」とし、お名前・ご
本件にかんするお問い合わせ先
シンポジウム事務局(任)
- haneka.nin [at] fuji.waseda.
jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)