セミナー 「USAIDの解体、どう受け止めるか?——日本からの視点と論点」

国際開発学会の皆様
平素お世話になっております。学会員の汪牧耘(おう まきうん)です。
この度、緊急セミナー「USAIDの解体、どう受け止めるか?——日本からの視点と論点」を開催する運びとなりました。謹んで国際開発学会の皆様にご案内申し上げます。
第二次トランプ政権下で進行中のアメリカ合衆国国際開発庁(USAID)の解体は、国際開発援助業界全体に多大な影響を及ぼしております。公式情報が日々急速に更新される中、アメリカの国際開発・対外援助の再編の全体像や実質的な課題について、より高い解像度で理解することが極めて重要となっております。このような状況を踏まえ、国際開発学会の会員を中心に、下記の通り緊急セミナーを企画いたしました。
開催情報
「USAIDの解体、どう受け止めるか?——日本からの視点と論点」
趣旨:トランプ政権下のUSAIDの劇的な解体と機能停止は、一体何が問題なのか。それは、いつからの問題であり、どこまで波及しているか。日本に足場を置く国際開発・対外援助の関係者は、どのようにその波紋を受け止めているか。本セミナーでは、この分野において豊富な経験と専門的知見をお持ちの方をお招きし、多角的な視点からの洞察をご共有いただく予定です。現下の国際情勢に関する情報共有の場となるだけでなく、戦後の政府開発援助の歴史を多様な現実から見つめ直し、さらには日本から国際開発・対外援助の未来を共に考える・悩む・議論する有意義な機会となることを望んでいます。
開催概要
- 日程:2025年4月19日(土)14:00-17:00
- 方法:対面のみ
- 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス
プログラム
司会・趣旨説明‥汪牧耘(東京大学)
【第Ⅰ部】現状の把握
最近の国際援助協調と米国の動向 ‥馬杉学治(国際協力機構)
医療・保健分野の視点からみる援助現場の現在‥稲場雅紀(アフリカ日本協議会)
【第Ⅱ部】論点の理解
経済・財政にみる援助の位置づけと国益‥米山泰揚(国際開発学会所属 (元世界銀行駐日特別代表) )
日本のODAの事業仕分け再考‥松本悟(法政大学)
【第Ⅲ部】日本への含意
対談・ディスカッション
申し込み方法
席数に限りがございますので、本セミナーの趣旨にご関心をお持ちいただけましたら、お早めのご検討・お申し込みをいただければ幸いです。なお、開催場所の詳細につきましては、参加登録をいただいた方々にのみ別途ご連絡させていただきます。
参加登録はこちらです。登録締切は、2025年4月18日(金)です
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
どうぞよろしくお願い致します。
汪 牧耘
本件に関するお問い合わせ
muyun[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp まで
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)