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新刊案内「(JANIC)市民社会の研究誌『THINK Lobbyジャーナル』第三号刊行のお知らせ」

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国際開発学会会員の皆様

JANIC政策アドバイザー/THINK Lobby編集長の重田康博です。
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)は、本年3月に研究誌『THINK Lobby*ジャーナル』第3号を刊行しました。
*THINK Lobby(シンクロビー)はJANICの調査・提言部門であり、市民社会シンクタンクの役割を担って活動しています。

第3号では、「多国間主義とSDGsの後退を許すな」を特集テーマに掲げました。

近年、偏狭なナショナリズムの台頭や大国間の競争など、さまざまな要因により、冷戦後の国際秩序を支えてきた多国間主義が揺らいでいます。この後退は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも深刻な影響を及ぼしています。SDGsは多国間協力を前提としており、各国が連携することで初めて達成可能な目標です。そのため、多国間主義の後退は国際協力の基盤を揺るがし、SDGsの進展を妨げる要因となっています。

そこで本号特集では、現状の課題とその背景・構造を掘り下げるとともに、多国間主義の意義や再構築の可能性について、学際的・実践的な視点から検討し、持続可能な未来への道筋を探ります。また、市民社会の視点から貧困撲滅や平和構築などの国際課題に取り組んできた研究者による調査報告を掲載。さらに、市民社会、学術界、政府、国際機関の専門家が登壇した座談会「今日の多国間主義の諸問題と各セクターの役割」の記事や、THINK Lobbyの活動報告も収録しています。

ぜひご一読ください。

第3号目次

  • 巻頭挨拶「多国間主義による平和への道
    ~設立80周年の節目を迎える国連の軋みに改革への期待が集まる~」
  • 座談会記事「今日の多国間主義の諸問題と各セクターの役割」
  • 活動報告「『国連未来サミット』は、国際社会の未来への懸け橋になりうるか
    ~多国間主義に基づく国際協力のさらなる推進に向けて~」
  • コラム「TICADと『多国間主義』30年の歴史を誇る多国間フォーラムがアフリカの将来に向けて果たしうる役割とは」
  • 調査報告「2023年開発協力大綱:経済安全保障と国際的責任のバランスの模索」
  • 調査報告「ヨーロッパの極右政党の台頭と国際開発協力」
  • 活動報告「2024年G7サミットに向けた市民社会の活動」
  • 活動報告「持続可能な開発のための資金と公正な気候資金に向けたアドボカシー」
  • 活動報告「Asia Centre主催第9回国際会議『アジアにおいて縮小する市民社会スペース:抵抗と反撃の語り』参加」
  • 活動報告「企業とNGOの『有意義な対話』に向けた取り組み」
  • 書評「田中治彦 著『新SDGs論―現状・歴史そして未来をとらえる』(2024)」
  • 書評「藤田早苗 著『武器としての国際人権 日本の貧困・報道・差別』(2022)」
  • 編集後記「『多国間主義に基づく国際協力』は可能か?」

本文入手方法

電子版は、J-stageサイトから無料で閲覧・ダウンロードいただけます。


お問い合わせ

NPO法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
admi[at]thinklobby.org(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

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