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開催案内「移住と開発」研究部会 第4回研究会「移民労働者の手数料をいかに 削減できるか」 参加者募集(会員・一般)

桜の開花とともに2025年度が始まりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、「移住と開発」研究部会第4回研究会では、来日する移民労働者の手数料問題について考察を深めます。

ご存じの通り、手数料削減は、債務労働に伴う労働者の権利や人権侵害の防止、安定した収支に基づく本人のキャリア開発、送金/貯蓄額の増加による貧困削減や送出国への投資による経済発展等に寄与する要素となり、送出国の開発課題と強く関連している重要なテーマといえます。

今回は、「移民労働者の手数料をいかに削減できるか」を大きなテーマとし、移民受け入れ国であるマレーシアと日本の取り組みについて、3名が報告します。会員の皆様との議論を通じて、政策提言への内容を深める場ともしたく、ご案内申し上げます。

研究会には国際開発学会の会員でなくても、どなたでも参加いただけます。ただし、参加には申込みが必要です。皆さまのご参加をお待ちしています。

開催概要

  • 日時:2025年5月10日(土)15:00-17:00(終了後、懇親会を予定)
  • 会場:明治学院大学白金キャンパス 本館(1号館)3階 1304教(アクセス
  • 形式:対面を中心としたZoomとのハイブリット形式
  • 参加費:無料(懇親会に参加される方のみ参加費 別途)
  • 対象:国際開発学会会員、テーマに関心のある方(非会員の参加も歓迎します)
  • 定員:対面は30名(先着順)
  • 内容:3名による報告と参加者全員でのディスカッション
  • 言語:日本語と英語(英語話者1名の発表時は英語。通訳なし)
  • 申込み:Google Form にて
  • 申込み締切:5月7日(水)9:00 AM *Zoomのリンクは申し込み締め切り後、5/7(水)頃にメールにてお送りします。

プログラム

報告1「手数料削減に向けた政策介入オプションの理論的枠組み、定義、政策提言」
野田さえ子(日本福祉大学大学院/人の森)(対面報告:日本語)
手数料削減に向けた政策介入オプションの理論(Martin P.)、ミグテック(Mig Tech)、「ゼロ手数料」の定義を提示し、共通知を提供する。最後に、マレーシア・日本における手数料削減の取組報告を受けて、手数料削減に関する政策提言の骨子案を提示する。

報告2「Malaysia’s Zero fee Policy on Migrant Workers」
Choo Chin Low(Ph.D.)(Universiti Sains Malaysia)(オンライン報告:英語)
日本と同様にASEAN諸国からの移民労働者を受け入れるマレーシアでの手数料ゼロに向けた取り組み(①二国間協定による行動規範、②ミグテック:Migration and Technology, ③直接雇用)における現状、課題、展望を報告する。

報告3「日越 手数料削減に向けたVJ-FERI:取組、課題、展望」(オンライン報
告:日本語)
江場日菜子((独)国際協力機構 マレーシア事務所、外国人材受入支援室 元担当)
日本における手数料削減に向けた取り組みについて、JP-MIRAI/JICA実施の「ベトナムから日本への移住労働者に関する公正で倫理的なリクルート(VJ-FERI)」プログラムの現状と課題、展望を報告する。

モデレーター
佐藤 寛(開発社会学舎、アジア経済研究所 名誉研究員)

 

問い合わせ先

国際開発学会「移住と開発」研究部会
加藤 丈太郎(明治学院大学 社会学部 社会福祉学科) jotaro33[at]gmail.com
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

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