第2回「福島第一原発事故調査と1Fの将来像を考える」シンポジウム(会員・一般)

早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンターは、1F廃炉の先研究会主催・第2回「福島第一原子力発電所・事故調査と1F廃炉の将来像を考える:原子力規制委員会の1F事故調査・分析と1F廃炉政策」シンポジウムを、2022年1月15日(土曜)午後、オンラインで開催します。

1. 本シンポジウムの目的

東日本大震災・福島原発事故から、まもなく11年を迎えます。早稲田大学は、2011年5月に東日本大震災復興研究拠点を設立し、早稲田大学の知的共同体としての叡智を結集し、創造的復興に貢献すべく学術研究を行ってきました。

また、2017年5月には、福島県広野町との協力協定に基づき早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンターを設置し、長期的かつ広域的な観点から福島復興研究を実施しています。2019年7月には、リサーチセンターの下に「1F廃炉の先研究会」を設置し、専門家と地域住民との協働による1F廃炉の将来像の多様な選択肢について調査研究を実施しています。

本シンポジウムは、1F廃炉の先研究会と原子力規制委員会とが2021年6月19日に開催したシンポジウム「福島第一原発事故調査と1F廃炉の将来像を考える」に続く、第2回のシンポジウムです。第1回シンポジウムでは、原子力規制委員会の『東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析に係る中間取りまとめ』(2021年3月5日)の要点と1F廃炉事業との関係に焦点を当てました。

今回の第2回シンポジウムでは、2021年3月以降の原子力規制委員会の1F事故調査・分析の進捗状況を踏まえ、「1F事故調査と1F廃炉事業との関係」や「1F事故調査と1F廃炉の将来像との関係」について考えます。

とくに、1F事故調査や1F廃炉事業と地域社会との「対話の場」の形成は、第1回シンポジウムにおいて、今後の検討すべき課題とされた点です。今回の第2回シンポジウムでは、1F廃炉関係者と地域社会との「対話の場」の形成についても、国や事業者や地域社会の方々と共に考え、議論します。

2. 開催概要

  • 日時: 2022年1月15日(土曜)13:00~17:00
  • 会場: Zoomウェビナー
  • 申込: 以下のサイトより申込みください。
    register/WN_GqT5WC05SZOmFbUMByuXaw
  • 主催: 早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンター・早稲田大学レジリエンス研究所(WRRI)
  • 後援: 早稲田大学アジア太平洋研究センター(WIAPS)、早稲田大学環境総合研究センター(WERI)

3. プログラム

総合司会:
永井祐二(早稲田大学環境総合研究センター・研究院准教授)

開会挨拶:
黒田一雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科長・教授)
友成真一(早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科長・教授)

報告 1: 「1F事故調査・分析の進捗状況について」

木原昌二(原子力規制委員会・原子力規制庁・東京電力福島第一原子力発電所事故対策室・室長補佐)

報告 2:「海洋放出などの環境モニタリングについて」(仮)

堤達平(原子力規制委員会・原子力規制庁・監視情報課・課長補佐)

報告 3:「1f事故調査および1F廃炉事業と地域社会との『対話の場』の形成について」

松岡俊二(早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンター長、1F廃炉の先研究会・代表)

パネルディスカッション

モデレーター:
崎田裕子(NPO持続可能な社会をつくる元気ネット・前理事長、1F廃炉の先研究会・副代表)

パネリスト:
遠藤秀文(株式会社ふたば・社長、福島県富岡町)
福田光紀(経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部・原子力発電所事故収束対応室・室長)
井上 正(電力中央研究所・名誉研究アドバイザー、1F廃炉の先研究会)
木原昌二(原子力規制委員会・原子力規制庁・東京電力福島第一原子力発電所事故対策室・室長補佐)
小林正明(中間貯蔵・環境安全事業株式会社・社長、1F廃炉の先研究会)
溝上伸也(東京電力福島第一廃炉推進カンパニー燃料デブリ取り出しプログラム部・部長)
森口祐一(国立環境研究所・理事、1F廃炉の先研究会・副代表)
南郷市兵(福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校副校長、福島県広野町)
佐藤亜紀(HAMADOORI 13事務局、福島県大熊町)
菅波香織(未来会議・事務局長、福島県いわき市)
堤達平(原子力規制委員会・原子力規制庁・監視情報課・課長補佐)
吉田恵美子(NPO法人・ザ・ピープル理事長、福島県いわき市)

閉会挨拶:
松岡俊二(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・教授)


本件にかんするお問い合わせ先

早稲田大学ふくしま広野未来創造リサーチセンター

  • E-mail: jyuten-fukkou [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)