「ベトナム中南部の再生可能エネルギーと石炭火力を考える」5月21日開催(会員・一般)
このたび、特定非営利活動法人メコン・ウォッチでは、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム東南アジア研究所および沖縄大学吉井研究室との共催で以下の日越共同調査報告会を開催いたします。
ベトナムでは年々増え続ける電力需要に対応して、電源開発が進んでいます。2016年に原発計画が撤回された南部ニントゥアン省では、太陽光、風力の再生可能エネルギー開発が飛躍的に導入されています。
また今後の新規計画はないとされる石炭火力も、滑り込みの建設工事が南部ビントゥアン省や中部ハティン省等、ベトナム各地で日本の投資により進行中です。
今回の報告会は、2022年2月~3月に3名の研究者が共同で実施したフィールド調査の結果を紹介するものです。先住チャム民族の居住地域に集中する再エネ開発の生活への影響、原発計画撤回への地元住民の評価、そして、2か所の日本資本による石炭火力の問題等を、日本人ベトナム地域研究者、ベトナム人開発経済学者、チャム人民俗学者がそれぞれの視点で報告し、投資や支援を行う日本側への示唆を提供します。
開催概要
- 日時:2022年5月21日(土曜)15:00~18:00
- 参加費:無料
- 参加方法:オンライン(zoom)または、対面(会場:浅草橋ヒューリックホール)
- 参加人数:会場のみ先着30名(感染対策のため収容人数の半数で受け付けます)
- 主催:特定非営利活動法人メコン・ウォッチ、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム東南アジア研究所、沖縄大学吉井研究室
プログラム
- 趣旨説明・進行:木口由香(メコン・ウォッチ)
- 報告1:ベトナム中南部における電源開発と住民の生活環境への影響(日本語)
吉井美知子(沖縄大学人文学部教授、ベトナム地域研究) - 報告2:ベトナム、ニントゥアンの持続可能な開発とは (“Sustainable Development in Ninh Thuan, Vietnam”)(英語、逐次日本語通訳あり)
チャンディンラム (Mr. Tran Dinh Lam, Ph.D.)
(ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学教授、ベトナム東南アジア研究所所長、開発経済学) - 報告3:ベトナム、ニントゥアン省・ビントゥアン省のチャム人共同体における農村開発の現状と問題点―先住チャム民族の視点から― (“Realities and problems of the rural development of Cham communities in Ninh Thuan and Binh Thuan provinces, Vietnam – With the view of Indigenous Cham People – ”)(ベトナム語、逐次日本語通訳あり)
タインファン(Mr. Thanh Phan, Ph.D.)
(ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学教授、ベトナム東南アジア研究所元副所長、民俗学) - 質疑応答・討論
申込方法
参加は対面とオンラインで可能です。(1)または(2)のどちらかにお申し込みください。対面でご参加予定の方は、ご都合がつかなくなった場合、キャンセルのご連絡をお願いします。
(1)会場参加の方
こちらのフォームにご記入ください:
(申込締切日:前日5月20日まで、または定員に達し次第締切)
- 会場名:浅草橋ヒューリックホール
- http://hulic-hall.com/access/
- 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル2階(JR総武線浅草橋駅から徒歩1分)
(2)オンライン(Zoom)参加の方
以下のリンクからお申し込みください:
https://us06web.zoom.us/
*お申し込み後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます
本件にかんするお問い合わせ先
メコン・ウォッチ
- 電話番号:03-3832-5034
- メールアドレス:event[at]mekongwatch.org(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)