新刊案内:『インパクト評価のシンセシス事例集』の公表

この度、『インパクト評価のシンセシス事例集』が公開されました。これは、複数のインパクト評価の結果を統合した「まとめ論文」を紹介して解説したレポートです。「まとめ論文」を、英語ではシンセシス(Synthesis)と呼びます。近年、インパクト評価が普及してきましたが、それらをまとめて、より一般的な知識を生み出すことが求められています。そのシンセシスの4つの事例を紹介しております。

とくに4番目は、「『アフリカ大陸のSDGの達成:セクター横断的なエビデンスギャップマップ』(3ie, 2022)を分かりやすく論じる」という解説となっております。無料でダウンロードできますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

『インパクト評価のシンセシス事例集』 (2022)

佐々木亮(国際開発センター)

(ダウンロード先)

内容

  1. 複数セクターを超えた費用対効果分析:限られた政府予算はどのセクターに優先的に配分すべきか?
    『政府政策の統一的な厚生分析』(ヘルデン&スプリング-カイザー、2020)をわかりやすく論じる
  2. 世の中の保護者の疑問に答える:テレビゲームは子供の性差別や暴力行動を誘発しているのか?
    『ビデオゲームにおける性的描写はプレイヤーに悪影響を及ぼすか?メタ分析による検証』(ファーガソン他、2022)を分かりやすく論じる
  3. エビデンスに基づく政策立案(EBPM)を妨げるもの:73件の自治体RCTの活用度合はどの程度か?
    『エビデンスの適用を妨げている要因』(デベラビギナ、キム&リノス、2022)を分かりやすく論じる
  4. エビデンスギャップマップの事例:伝統的なメタアナリシスに代わる「可視化地図」
    『アフリカ大陸のSDGの達成:セクター横断的なエビデンスギャップマップ』(3ie, 2022)を分かりやすく論じる

本件にかんするお問い合わせ先

国際開発センター(IDCJ) 評価部
主任研究員:佐々木亮

国際開発センター(IDCJ)のウェブサイト「評価手法を学ぶ ・インパクト評価事例集」

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