開催案内「JICA緒方貞子平和開発研究所ナレッジフォーラム」3月11日開催(会員・一般)
世界の雇用動向に懸念の声が高まっています。人口増加により、労働力の供給は増加しますが、それに見合う雇用を実際に創出し得るかという点が注目されています。
特にアフリカでは、将来的に労働力人口の爆発的な増加が見込まれており、国連の中期予測で2010~2050年の間に世界全体で労働力人口が約15億人増加することが見込まれていますが、そのうち10億人がアフリカの労働力人口の増加によるものです。
これらの労働力を取り込む包括的な成長(inclusive growth)が実現できるかが重要な課題となっています。ロボットやAIに関する技術の進展、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを踏まえた経済構造やサプライチェーンの変化、グリーンエコノミーへの移行が世界の雇用にどのような影響を与えるのかも未知数です。
JICA緒方研究所とコロンビア大学政策対話イニシアティブは、このような雇用問題について、さまざまな有識者と連携し、多角的な研究を行っており、研究成果は書籍として取りまとめられる予定です。
本フォーラムでは、研究代表でノーベル経済学賞受賞者であるジョセフ・スティグリッツ氏、およびアクバル・ノーマン氏、アルジュン・ジェヤデブ氏を迎え、本研究の成果報告として、世界経済と開発における雇用問題、開発途上国が直面する産業構造の変化、サービス業や農業主導の雇用と生産性向上の可能性、人口動態の変化と雇用創出に向けた政策、国際社会の役割などについて講演していただきます。
イベントの詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://www.jica.go.jp/jica_ri/news/event/1529817_23518.html
お申し込みはこちら
https://krs.bz/jica-ri/m?f=264
本件にかんするお問い合わせ先
JICA緒方貞子平和開発研究所
(担当:梶野)
- dritrp[at]jica.go.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)