グローバル連携委員会からのお知らせ(2022年8月)
グローバル連携委員会では、以前にお伝えしましたように、2023年2月の刊行を目指して、学会誌編集委員会と連携して学会誌英文号の準備作業を進めています。それに加えて、以下の活動を行いました。
1.国際ワークショップの開催
現在準備を進めている学会誌英文号の刊行へ向けて、特集企画のテーマを検討することを目的とした国際ワークショップを開催しました。このワークショップは、佐藤寛会員(ジェトロ・アジア経済研究所)が代表している研究プロジェクトと連携し、タイのチュラロンコン大学との共催で開いたものです。英文号の編集委員ならびに国際諮問委員の参加を得て、活発な議論が交わされました。
- テーマ:Development Knowledge: Asian Style
- 日時:17:00-19:00 (JST), March 18, 2022(Zoomによるオンライン開催)
プログラム
17:00 Opening Remark
by Dr. Kim Eun Mee (Rector, Ewha Womans University, South Korea)
17:10 Provocation/Questioning Development Knowledge in Asia
by Dr. Soyeun Kim (Sogang University, South Korea)
17:30 Struggle for Shaping Asian Development Sociology
by Dr. Sato Kan Hiroshi (Institute of Developing Economies, Japan)
17:45 Development Sociology in India
by Dr. Yutaka Sato (Tsuru University, Japan)
18:00 Primary Comment
by Dr. Surichai Wungaeo (Chulalongkorn University, Thailand)
18:10 Comments
from other observers
18:30 Reply
from presenters and Discussion
19:00 Closing Remark
by Dr. Jin Sato (President of JASID, The University of Tokyo, Japan)
Moderator: Dr. Yuto Kitamura, (Chief Editor for the Journal of International Development Studies [English-only issues], The University of Tokyo, Japan)
2.ウクライナ緊急セミナーの開催
2022年2月から始まったロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、教育学の視点から何ができるのかを考えるために、以下の緊急セミナーを開催しました。このセミナーは、日本教育学会国際交流委員会が主催し、本委員会と日本比較教育学会・国際交流委員会との共催で開いたものです。
現在、ロシアによるウクライナへの侵攻が続き、多くの人命が失われています。国外に脱出できない人も多く、また、国外に逃れることができた人々にも難民としての厳しい現実が待っています。とくに、子どもたちは厳しい状況に置かれています。こうした状況に対して、教育と平和の問題について考えるため、関連学会と連携して緊急セミナーを開催しました。
このセミナーでは、これまで国連機関の教育担当官や国際協力機構(JICA)の専門家としてボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、アフガニスタンなどの紛争経験地域において教育協力事業に携わってこられた、小松太郎会員(上智大学)にご登壇いただきました。
- テーマ:ウクライナ情勢を考える:教育学に何ができるか?
- 日時:2022年3月24日(木曜)15:00~16:30(Zoomによるオンライン開催)
プログラム
- 主催者代表の挨拶:小玉重夫(東京大学/日本教育学会会長)
- 対談:小松太郎(上智大学)× 北村友人(東京大学)
グローバル連携委員会
委員長:北村友人(東京大学)