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[RG25-3] グローバル化の中の足尾銅山開発の『光と影』

[RG25-3] グローバル化の中の足尾銅山開発の『光と影』

グローバル化の中の足尾銅山開発の『光と影』

The Light and Shadow of the Development of the Ashio Copper Mine in the Midst of Globalization

代表:重田康博(宇都宮大学)

副代表:髙橋若菜(宇都宮大学)

明治期より企業城下町を形成した足尾銅山には、開発の経過における経済成長という「光」と公害や労働問題等の「影」を持つ歴史がある。そしてその「影」を救済するためには、「国家、市場、市民社会による公共圏」(重田、2017)を形成することが重要であるとする。しかし、足尾銅山を擁する足尾町での「光と影」の継承においては「影」よりも「光」に偏りがある状況が、第25回国際開発学会春季大会(2024年6月15日、於:宇都宮大学)の企画セッションで明らかにされた。

多くの「影」の被害者となったのは住民であり、国や企業に被害の救済を求めてきた。それにもかかわらず、足尾町ではなぜ「影」よりも「光」に偏って歴史が継承されようとしているのか。本研究では、第25回国際開発学会春季大会の企画セッション・エクスカーションを受けて、グローバル化に直面する足尾銅山開発に注目し、市民社会としての住民団体の活動目的やその内容を把握し、企業や行政との関係性も考慮しながら「光」と「影」との向き合い方を整理し、行政、企業、住民団体の「光」と「影」への向き合い方から、足尾および渡良瀬川周辺地域における公共圏の形成の特異性を明らかにすることを目的とする。

この成果は、第1に、日本の開発の原点であるグローバル化の中の足尾銅山開発の光と影を再考すること、第2に、海外の鉱山開発の現状と環境社会配慮や市民社会の活動にも応用して考察することが可能である。

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