1. HOME
  2. NEWS
  3. 開催案内(会員・一般):早瀬晋三教授(アジア民族史・社会史、国際関係史)公開ゼミ
NEWS

おしらせ

開催案内(会員・一般):早瀬晋三教授(アジア民族史・社会史、国際関係史)公開ゼミ

NEWSアイキャッチ

国際開発学会の皆さま

いつもお世話になっております。
早稲田大学アジア太平洋研究センター特別センター員の小原篤次です。

このたび、早瀬晋三先生(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授/東洋史、アジア民族史・社会史、国際関係史)が、本年度をもって定年退官を迎えられるにあたり、最終講義に代えて、「自著(単著)を振り返る」Career Overviewと題する連続演習を開講されます。

早瀬先生は、『フィリピン事典』の編纂をはじめ、東南アジア史・日本アジア関係史の分野で多大なご業績を残されてきました。国際開発学の領域とも深く接点をもち、紀伊國屋書店の書評ブログなどを通じて、広くアジア研究の発信に貢献されてきたことでも知られています。国際開発学の学び史とあわせますと、1991年4月、名古屋大学大学院国際開発研究科、1992年4月、『フィリピン事典』刊行、1992年10月、神戸大学大学院国際協力研究科がそれぞれ発足。私もこの時期に、フィリピン大学大学院に入学、開発学を始めました。

今回の演習では、ご自身の主要著書を題材に、研究史・資料収集・現地調査の背景などを自ら解説されます。
歴史研究・地域研究・国際開発学に関心をもつ皆さまにとって、第一線の研究実践にふれる貴重な機会となるでしょう。

◆演習概要

科目名:日本・アジア関係史
時間:毎週月曜 17:00〜
教室:早稲田大学 19号館 608教室(19-608)
形式:全12回(ご本人による単著の解題講義)

◆スケジュール(主要著作)

10/14 『「ベンゲット移民」の虚像と実像』(同文舘,1989)292頁
10/21 『海域イスラーム社会の歴史』(岩波書店,2003)265頁
10/28 『歴史研究と地域研究のはざまで』(法政大学出版局,2004)188頁
11/4 『戦争の記憶を歩く』(岩波書店,2007)216頁
11/11 『歴史空間としての海域を歩く』(法政大学出版局,2008)268頁
11/18 『未来と対話する歴史』(法政大学出版局,2008)290頁
11/25 『未完のフィリピン革命と植民地化』(山川出版社,2009)90頁
12/9 『マンダラ国家から国民国家へ』(人文書院,2012)170頁
12/16 『フィリピン近現代史のなかの日本人』(東大出版会,2012)282頁
1/13 『グローバル化する靖国問題』(岩波現代全書,2018)224頁
1/20 『東南アジアのスポーツ・ナショナリズム』(めこん,2020)383頁
1/27 『すれ違う歴史認識』(人文書院,2022)412頁

◆お問い合わせ先

小原篤次(立教大学経済研究所/神戸大学大学院経済学研究科研究員)
E-mail:a-ohara[at]rikkyo.ac.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

早瀬先生のご長年にわたるご研究の軌跡をたどる、貴重な連続講義です。
ご関心のある方はぜひご参加ください。

最新記事

月別アーカイブ