開催案内(会員・一般):シンポジウム「『国際協力』という交差点」のご案内
シンポジウム:「国際協力」という交差点:人と実践はどこから来て、どこへ行くのか
開催日時:2026年9月27日(日) 14:00~17:30(開場13:30)
開催場所:東京農工大学府中キャンパス第1講義棟2階22号室
地図:https://www.tuat.ac.jp/outline/overview/access/fuchu/campus_map/
開催形式:対面開催またはZoom参加
申し込みフォーム:https://forms.cloud.microsoft/r/QDhmPDn3rU
主催:国際開発学会「開発論の系譜」研究部会
1.開催の目的・背景
「国際協力」と聞いて思い浮かぶのは、どんな仕事、どんな人だろうか。途上国の現場で働く専門家、青年海外協力隊、NGO——そうしたイメージには、たしかにモデルとなった時代があった。しかし、その担い手たちの来歴をたどると、意外なことに気づく。農村教育、探検、人類学、ジャーナリズム、社会運動。もともと別の問題に取り組んでいた人びとが、偶然の出会いや制度の後押しをきっかけに、いつのまにか「国際協力」の担い手になっていたのである。「国際協力」とは、はじめから一つの志や職業としてあったのではなく、異なる場所から来た人と実践がある時期に集まり、その集まりに後から与えられた名前だったのではないか。
そして現在、その集まりは形を変えつつある。安全保障との結びつき、外国人材の受け入れ、地域づくり——「国際協力」の看板の下で行われる仕事は広がる一方で、かつてのイメージとの間にはずれが生じている。同じ問題意識を持つ若い世代が、あえて「国際協力」を名乗らずに活動する場面も増えた。
「開発論の系譜」研究部会は、この3年間、国際開発や対外援助に携わってきた人びとのライフヒストリーや制度の歴史を掘り起こしてきた。その中で見えてきたのは、一本の太い「系譜」ではなく、合流し、枝分かれし、ときに通り過ぎていく、一人ひとりの曲がりくねった道のりだった。本シンポジウムでは、第Ⅰ部でそうした道のりを世代の異なる具体的な事例から跡づけ、第Ⅱ部では、その動きを支え、また囲い込んできた制度や職業の側から問い返す。人びとはどこから「国際協力」へやって来たのか。
いま、その入口はどうなっているのか。そして、この時代から私たちは何を受け継ぐのか。登壇者と参加者がともに考える場としたい。
2.プログラム
14:00-14:10:趣旨説明 汪 牧耘 (東京農工大学)
第Ⅰ部:誰が、何が「国際協力」になったのか
14:10-14:40:
入口としての国際協力—— 中田正一と後藤連一が描いた原風景
北野 収 (獨協大学)
14:40-15:10:
「通過点としての国際協力」—— 川喜田二郎における探検の転生
大山 貴稔 (九州工業大学)
15:10-15:40:
「つなぎ目としての国際協力」—— ジャーナリズム・アクティビズム・アカデミズムを後から振り返ってみて
松本 悟 (法政大学)
15:40-15:50:休憩
第二部:コメント・議論 「国際協力」はいま、どこにあるのか
15:50–16:20 コメント・話題提供
河野 敬子 一般社団法人海外コンサルタンツ協会(ECFA)
稲場 雅紀 特定非営利活動法人アフリカ日本協議会(AFJ)
大河原 誠也 独立行政法人 国際協力機構(JICA)
16:20–16:50 ラウンドテーブル討論
16:50–17:20 フロアとの質疑応答・総合討論
17:20–17:30 閉会の辞 大山 貴稔(九州工業大学)
お問い合わせ:
汪 牧耘(東京農工大学) oumakiunn[at]gmail.com
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
