[RG26-3] 開発におけるジェンダー分析
開発におけるジェンダー分析
Gender Analysis in Development
代表:甲斐田 きよみ(文京学院大学)
副代表:本間 まり子(早稲田大学)
<目的>
ジェンダー平等と女性のエンパワメントの推進は、開発における重要な課題として認識されている。持続可能な開発目標(SDGs)においても、ジェンダー平等と女性のエンパワメントの推進が独立した開発目標として掲げられ、6つの具体的なターゲットも示されてきた。しかし、多くの国でSDGsの目標5の達成度は低く、ジェンダー格差も各地に執拗に残っている。
2023年度から3年間実施している「ジェンダーと開発」研究部会では、ジェンダーと開発に関する実務者と研究者の接点として協働する場を創出できた。月例会では、研究部会メンバーが取り組む開発実践または研究内容を順番に発表し、ジェンダーと開発の現在地を相互に学んできた。研究部会メンバーは、開発の実務に取り組む会員、研究に取り組む会員、また研究者の中には実務に携わっていた経験者も複数おり、開発の実務と研究の懸け橋として研究部会は良い交流の場となっていた。その中で、実務者も研究者もジェンダー分析の必要性を実感しつつも、自信をもって効果的にジェンダー分析ツールを使いこなしているとは言えないのではないか、もっとジェンダー分析を活用できるのではないかという課題が浮き彫りになってきた。具体的には、研究者が開発してきたアカデミックなジェンダー分析手法が、開発の現場では適用しづらいのではないか、また、研究者は開発の現場の状況を良く分からないままにジェンダー分析手法を適用し、現実にそぐわない分析をしているのではないかという課題である。
そこで、この研究部会では、メンバーが実際に実施した開発プロジェクトや現地調査を事例に、どのようにジェンダー分析が可能か、実務家のメンバーと研究者のメンバーの双方の視点から検証することを目的とする。これまでの3年間で培われた、ジェンダーと開発に関心のある実務家と研究者のネットワークを最大限に活かして、国際協力の現場に資するジェンダー分析の手法を検証していく。
<成果>
月例の研究会を通じて、開発の実務と研究におけるジェンダー分析の実態を明らかにし、開発プロジェクトや政策提言への効果的な活用を検討する。また、新たなジェンダー分析手法を学び、既存の手法と比較検討する。成果は大会での企画セッションで発表することを目指す。
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