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報告募集「京滋支部・研究報告会」4月23日開催(会員限定)

京滋支部では、研究(計画)発表・交流会を下記の日程で開催を予定しております。

研究成果に加え、中間発表(たとえば研究テーマ、背景、意義、研究仮説、予想される結論・政策提言など)も歓迎いたします。

特に若手・院生会員の全国大会発表に向けて準備を後押しし、また外国人留学生と日本人研究者の研究交流の促進も企図しています。ぜひふるって応募ください。

開催概要

  • 日時:2023年4月23日(日曜) 13:00-17:00
  • 場所:京都大学稲盛記念財団会館(神宮丸太町)Google Mapリンク:
    (対面/ハイブリッド:オンライン参加のURLは追って参加者に連絡します)
  • 報告言語: 日本語/英語
  • 発表時間:一人あたり10-15分の発表と意見交換10-15分を予定しています。
  • 募集期限:2023年4月7日(金曜)23:55

応募方法

報告概要(300〜400字、または英200-250語程度)、およびJELコードまたはキーワード(3から5個)を以下のGoogleフォームに提出


本件にかんするお問い合わせ先

JASID 京滋支部
渡邉松男(京滋支部長:立命館大学)

  • [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



映画上映&トーク「徳林寺の空の下~別れと出会い~」12月10日開催(会員・一般)

名古屋市の徳林寺は、コロナ禍で帰国が困難になったベトナム人らを長期にわたって受け入れた。映像人類学者で移民研究者でもあるディペシュ・カレルは、寺にやってくる外国人、日本人、寺の住職やボランティアの様子を記録し、ドキュメンタリー映画にまとめた。

寺に出入りする日本人は「ただみんながここに集まって、おしゃべりしたり、一緒にご飯を食べたりしただけ。困ったことがあればできる範囲で助け合うのも当たり前のこと。それが特別なことに思われるような今の日本社会が問題なのかもしれない」と言う。

上映後、作品に登場する関係者と制作者によるトークプログラムを通じて、国籍や宗教の違いを越えた相互理解と共感を育む包摂的な社会の創造について考える。

映画:「徳林寺の空の下~別れと出会い~」

  • 監督:ディペシュ・カレル
  • 上映時間:100分
  • 音声:ベトナム語、日本語(日本語字幕あり)

開催概要

  • 日時:2022年12月10日(土曜)13:00-16:00
  • 会場(対面とWebinar併用):上智大学四谷キャンパス2号館414号教室(会場参加は先着70名まで)
  • 主催:上智大学アジア文化研究所

登壇者

  • 高岡秀暢(愛知県名古屋市相生山徳林寺 住職)
  • NGUYEN THANH NHON(同・ベトナム人僧侶)
  • 土井佳彦(NPO法人多文化共生リソースセンター東海 代表理事)
  • ディペシュ・カレル(映像人類学者、東京大学大学院情報学環・学際情報学府 客員研究員)
  • 齊藤麻実(Media Support International)

司会・進行

田中雅子(上智大学アジア文化研究所所員)

申込方法

1)対面会場参加者用 
2)Webinar参加者用 

映像制作助成:

  • トヨタ財団2020年度国際助成プロジェクト
    「日本にいる外国人留学生のVisual Ethnography 包摂的な社会の創造に向けて相互理解を深め共感を育む」、
  • 日本学術振興会2018年度外国人特別研究員奨励費
    「社会統合か平行社会の創出か:南アジアから日本への移民の映像で描く民族の地景の変化」

本件にかんするお問い合わせ先

上智大学アジア文化研究所

  • E-Mail: i-asianc [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
  • 電話番号:03-3238-3697



報告募集『京滋支部・研究報告会』5月15日開催(会員限定)

京滋支部は下記の日程で、若手研究者の研究(計画)発表・交流会を、対面およびオンラインのハイブリッド形式で開催を予定しております。

これは研究者の中間発表(たとえば研究テーマ、背景、意義、研究仮説、予想される結論・政策提言など)をイメージしております。

とくに若手・院生会員の全国大会発表に向けて準備を後押しし、また外国人留学生と日本人研究者の研究交流の促進も企図しています。ぜひふるって応募ください。

開催概要

  • 日時:2022年5月15日(日曜) 15:00~17:50
  • 場所:キャンパスプラザ京都(JR京都駅徒歩5分)第4講義室(4階)(オンライン参加のURLは追って参加者に連絡します)
  • 発表時間:一人あたり10~15分の発表と意見交換10~15分を予定しています。
  • 募集期限:2022年4月23日(土曜)23:55

応募方法

以下の応募フォームに、報告概要(300〜400字、または英語200~250程度)、およびJELコードまたはキーワード(3から5個)を提出してください。
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本件にかんするお問い合わせ先

JASID・京滋支部
渡邉松男(京滋支部長:立命館大学)

  • [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



京滋支部:2021年度活動報告(2021年11月)

京滋支部では、 2021年9月に、長浜市のNPO法人まちづくり役場が取り組む、「手作り鳥瞰図」によるまちづくりセミナーを開催しました。コロナ禍で海外調査、留学生の来日が制限されるなか、京滋地区ならではのローカルな取り組みに着目してきました。

作者である松井善和先生(元県立長浜高校長、美術科・社会科教諭)によれば、手作り鳥瞰図は、「①ネット上に載っている地図と比較すると手書きの場合、温かみがあり描き手の想いを載せられる②大きく載せたい町は大きく描くことができ、山間部の集落は手前の山で見えない場合があるが、デフォルメをして描くことが出来る。」という利点があるとのことです。

一方、「紙に描いていく情報は描き手が事前に把握していなければならない」という手間がかかる面があり、長浜の鳥瞰図の作成までには、約3年の調査期間を費やしています。

参加した会員からは、防災マップなどへの応用の可能性、他の地域への応用の可能性などの質問も出ました。松井先生によれば、防災マップへの応用も十分可能であること、他の地域としては、甲賀市での鳥瞰図を検討中であることなどが議論されました。

2021年10月以降の京滋支部の取り組みについては、新支部長に立命館大学国際関係学部の渡邊松男教授をむかえ、アフターコロナを見据えた活動計画を立案中です。新支部長との引き継ぎ作業中で、2022年1月からは新体制が発足予定です。

第6波の襲来も懸念されますが、Zoomでの活動にくわえ、対面も含めた支部活動の検討も行っています。とくに修士、博士の大学院生を大会発表に促すことを第一に、院生のための対面も含めた研究交流会を実施していく予定です。

コロナ禍では、本来9月に入学であった外国人留学生は、入国延期を余儀なくされていましたが、幸い、JICA枠の院生の入国も順次再開されており、不安を抱いている留学生のためにも、支部レベルでの研究交流会は開催が待たれています。

今のところ、2022年1~3月には支部総会を再開し、大学院生の研究交流を行ない、2022年の春季大会への参加を促す予定です。これらの成果については次回以降のニュースレターで報告したいと思います。

京滋支部
支部長・黒川清登(立命館大学)




最終活動報告『内なる国際化』研究部会(2021年11月)

本研究部会は、2021年9月で3年間の活動を終了した。活動後半の1年半は、COVID-19の影響により当初の計画通り実施できない活動もあったが、3年間を振り返ると、学会メンバーの皆様から、多大な支援と協力をいただいた。本研究部会で実施した調査・勉強会を具体的に振り返る。

2019年度は、飲食店およびコンビニで働く外国人留学生に関する調査・勉強会、医療通訳を含む在日外国人の医療に関する調査・勉強会、ベトナムにおける技能実習候補生に関する調査・勉強会を実施した。

2020年度は、日本における難民に関する勉強会、外国人留学生と地域社会に関する調査・勉強会を実施した。

2021年度は、COVID-19の影響で、対面で勉強会や調査を実施することは困難な状況になり、予定していた活動が、十分できたとは言い難いことが反省点である。しかし、上記の調査・勉強会で行なってきた活動を、中途半端に終わらせるのではなく、他の研究会や科学研究費などで実施する研究活動へとつなげる目途を立てることができた。

本研究部会の活動は、研究者だけでなく、企業・地方公共団体・NPO/NGOで活躍する人々と協力関係のネットワークを構築することができたことに大きな意味があった。さまざまな立場の人々と協働することの大切さは、今後の研究活動においても胸に刻んでおきたい。最後に、本研究部会を理解し、支援してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

『内なる国際化』研究部会
代表:小林 かおり(椙山女学園大学)