学会誌編集委員会からのお知らせ(2021年11月)
今年度、編集委員会は佐藤仁会長から示された「Visible, Inclusive, and Entertaining」というスローガンのなかで、とくに「社会に発信すること」(Visible)、「読んで面白い」(Entertaining)という要素を意識して活動を行ないました。
30巻1号では、そうした試みの一環として特集のなかで「討論」というこれまでにないカテゴリーの論考を掲載しました。より正確には、これまでもカテゴリーとしてはあったのですが、過去にこのカテゴリーでの掲載はありませんでした。これは学会誌が活発な議論をする場にすることが目的でした。
また、特集が2本あり、そのうちの一本は誌上シンポジウムとして学会のラウンドテーブルにおける議論を掲載させていただきました。この誌上シンポジウムは学会の大会との連携をより深めていきたいという狙いもあり、そうした試みの一環で掲載させていただいたものです。
新型コロナで海外での調査ができないなかで、開発学はどうあるべきかを議論したものを掲載しました。投稿原稿については調査研究報告を4本掲載し、また、書評については5本を掲載しました。
30巻2号については10月下旬現在のところ、12月上旬に発行する予定で編集作業を実施中です。特集は「越境的実践がつむぐガバナンス―持続可能性課題の協働解決に向けて」です。投稿原稿については論文2本、調査研究報告2本、研究ノート1本を掲載する予定です。また、書評については6冊を取り上げる予定です。 引き続きまして、皆さまからの投稿をお待ちしています。
お忙しいなかで、査読および書評をお引き受けいただきました先生方に厚く御礼を申し上げます。
学会誌編集委員会
委員長・島田剛(明治大学)