新刊案内:The Semantics of Development 出版のお知らせ
会員の佐藤仁(東京大学)です。私がキム・ソヤン会員(韓国・ソガン大学)と共編でとりまとめ、多くの会員に御寄稿いただいた The Semantics of Development In Asia がオンラインにて出版されました。
ありがたいことに、この文章を書いている時点ですでに4000近いダウンロードをいただいております。
This open access book delves into Japanese involvement in Asian development and bridges Asian regional studies and development studies
この本は、「人づくり」「現場主義」「国際貢献」といった英語になりにくい日本の開発関係概念を取り上げ、それらが英訳に馴染まない理由や、新しい意味をおびて他国に輸出された事例の検討を通じて、開発概念の越境可能性を論じた本です。
それは同時に、一連の土着概念を通じた言説空間の権力関係を論じる本でもあります。
本書が、これまで近代化や開発の対象になってきた非英語圏における土着概念の見直しに向けた運動の一助になることを願っています。オンラインですぐにご覧いただけますので、ぜひご一読ください!
This open access book delves into Japanese involvement in Asian development and bridges Asian regional studies and development studies
本件にかんするお問い合わせ先
佐藤仁
- satoj [at] ioc.u-tokyo.ac.jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)