『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2023年11月)

アフリカ・アジアにおけるものづくり

Study Group on Manufacturing in Africa and Asia

メンバー

代表

高橋基樹(京都大学)

副代表

井手上和代(明治学院大学)


活動開始から活動終了までの予定

1年目(2021年10月~2022年9月)<終了>

初年度は2022年3月、5月、8月の計3回の研究部会を開催した。概要は以下の通り。

研究部会

2022年3月11日(金曜)9:30~15:30
  • 「南アフリカにおける『ものづくり』とカイゼンを促進する要素」神公明(JICA緒方貞子平和開発研究所専任参事)
  • 「東南アジア洋上の船舶労働: 言語能力・入職経路・労働環境」町北朋洋(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)(有本寛、坪田建明との共同研究)
  • 「アフリカにおける社会的遺児のキャリア形成と職業訓練」朴聖恩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
  • 「COVID-19がインフォーマルなものづくり事業者に与えた経済的影響-ケニアの首都ナイロビに注目して-」松本愛果(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
  • 「ウガンダ都市インフォーマル金属加工業における知識の構成 -ものと人の関係に着目して-」山崎裕次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程)
2022年5月28日(土曜)15:00~17:30
  • 「ガーナのボルガバスケット産業におけるかご編み技術の共有とその広がり―産地内の地域分化に着目して」 牛久晴香(北海学園大学経済学部地域経済学科准教授)
  • 「BOPビジネスの実現に向けたField-based approachの実践」黒川基裕(高崎経済大学地域政策学部地域政策学科教授)
2022年8月6日(土曜)15:00~17:30
  • 「沖縄県の焼物業界における職人・見習いの日常と実践: セネガルのグラフィティ集団を射程に入れて」前田夢子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
  • 「激動する4つの潮流:ポストコロナ時代の産業開発支援とものづくり」本間 徹(国際協力機構国際協力専門員)

2年目(2022年10月~2023年9月)<終了>

2年目は4回の研究部会に加えて、全国大会でのセッション開催を企画・実施した。概要は以下の通りである。また、ものづくりに関する知見を深めるため、研究部会のメンバーとともに東大阪市役所、三和鋲螺製作所へ訪問し、担当者への聞き取りと工場見学を行った。

研究部会

2022年10月22日(土曜)15:00~17:30
  • 「モザンビーク都市部における小規模金属加工業の動態:南部マトラ市の金属建具製造に着目して」畔柳理(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)
  • 「鉄鋼産業の技術移転研究:韓国ポスコの技術導入からインドネシア移転まで」辺成祐(近畿大学経営学部准教授)
2023年3月18日(土曜)15:00~17:30
  • 「デジタル・グローバル時代の人材育成:アジア・アフリカの現場から考える」栗田匡相(関西学院大学経済学部教授)
  • 「ケニア西部グシイ地方におけるソープストーン彫刻産業の現状」板久梓織(東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程)
2023年4月22日(土曜)15:00~17:30
  • 「ケニアにおける小規模農家のアグリプラットフォーム利用状況の検討」井上直美 会員(東京外国語大学大学院博士後期課程、アジ研連携研究員)
  • 「ナイロビの都市インフォーマルセクターにおけるオンライン・マーケティングの利用」福西隆弘 会員(アジア経済研究所 開発研究センター/開発スクール)

2023年6月24日(土曜)15:00~17:30

  • 「南アフリカに進出した中国系製造業企業における人事管理の現状」シ ゲンギン(立教大学異文化コミュニケーション学部助教)
  • 「ガーナにおけるブラックソープの製法とオペレーション改善」尾崎隼人 (江崎グリコ株式会社)

企画セッション

  • 日時:2022年12月4日(日曜) 12:45 〜 14:45
  • 会場: 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 9F 1093
  • 題目:包摂的な産業開発は可能か―アフリカにおけるものづくりの現場から
企画の背景:

アフリカにおける製造業・ものづくりについては、少数の大企業と大多数の小規模零細企業からなる二重構造、また、政府と小規模零細企業の断絶などが議論されてきた。しかし、これらの議論では把握できない状況も指摘されており、ものづくりの現場に立ち返り、担い手の課題や営為の詳細を理解しておく必要がある。本セッションでは、実証調査に基づく研究成果を報告し、既往の議論の問い直しを図る。

報告者:
  1. 高橋基樹(京都大学)「アフリカにおける製造業の「失われた中間」を問い直す―ソファ製造の多系的発展の事例から」
  2. 井手上和代(明治学院大学)「ケニアの小規模零細金属加工業者のものづくりと資金調達―企業者的能力に着目して」
  3. 松原加奈(東京理科大学)「支援を渡る―政府と国際援助機関によるエチオピア皮革産業の現地企業への影響」
  4. 日下部美佳(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)「ザンビア・ルサカにおける障害者団体の技能訓練と生産活動―技能形成に着目して」

3年目(2023年10月~2024年9月)←今年度

定例研究部会を継続して実施する。

直近のところでは、11月にインドにおけるものづくりの研究者(川中薫/国際ファッション専門職大学、久保田和之/神戸大学経済経営研究所)を招き、「インド編」として研究部会を開催することを検討している。

これに加えて、3年目は部会の最終年度にあたるため、これまでの事例報告等に基づき、論文・書籍刊行の作業を進めていく。


成果の公表予定

<学会での発表、学会誌での特集企画など>

3年目<今年度>

各研究部会の公開、HPでの発信および、研究部会や企画セッション報告に関わる論文の雑誌掲載とまとめての書籍刊行を目指す。


女性会員、外国人会員、若手研究者(若手正会員)の活動奨励策

本研究は、特に大学院生や若手研究者の活動を奨励するために、成熟した研究・分析の結果のみならず、今後さらに発展させようとする計画段階の研究の発表も呼びかけている。

これにより、大学院生や若手研究者を含めた幅広い研究者間の交流に繋がっている。また女性の研究者の報告を積極的に募っており、これまでの期間中、約半数の報告者は女性である(予定も含む)。

また、開催形式をハイブリッド形式で実施することで、対面形式では参加が難しかった育児中や遠方からの出席者、海外赴任中の研究者等にも幅広く参加を呼び掛けることができた。

今後も研究部会を定期的に開催し、学会の内外で、ものづくり研究のすそ野の広がりに繋げていきたい。


『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




「アフリカ・アジアものづくり研究部会・第9回研究会」12月16日開催(会員・一般)

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」よりお知らせです。

第9回研究部会を12月16日(土曜)15:00~開催いたします。

今回は、ものづくり研究の「インド編」です。ぜひご参加いただけましたら幸いです。

開催要領

■開催日時:2023年12月16日(土曜)15:00~18:00
■実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド
オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定
(アクセス:)
※当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

報告テーマ

「グローバルファッション産業のなかのインド・デリーのアパレルー縫製工ネットワークと状況適応的生産」

川中薫(国際ファッション専門職大学)

「現代インド・ムンバイーの革製品産業—スラム工房ネットワークを通じたイノベーション—」

久保田和之(神戸大学)

  • 特別コメンテーター:佐藤隆広(神戸大学)

本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局

africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、上記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。




『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2023年11月)

2023年度活動報告

活動2年目にあたる2023年度は、計4回の研究部会に加え、全国大会でのセッション開催を企画・実施しました。以下に、活動の詳細をご報告いたします。

毎回の研究部会を通じてアフリカ・アジアにおけるものづくりの多様性を再確認するとともに、両地域間の共通性や差異性を知ることが出来ました。

参加者は大学院生や若手研究者を含む大学に所属する研究者のほか、開発機関や民間企業の実務者など幅広く、毎回20名を超える参加者がありました。

また、今年度は、研究会を通じて得られた繋がりを活かして、日本を代表するものづくりのまちとして知られる東大阪市を一部の会員とともに訪問し(市役所のモノづくり支援室/三和鋲螺製作所)、ものづくりに関する知見を深めました。

以上の取り組みを通じて、研究者間の交流に繋がるとともに、ものづくり研究のすそ野が着実に広がってることを実感しています。

第4回研究会

  • 開催日時:2022年10月22日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド

プログラム

15:00-15:05
開会
高橋基樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「モザンビーク都市部における小規模金属加工業の動態:南部マトラ市の金属建具製造に着目して(仮)」
畔柳理(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程、オンライン参加)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「鉄鋼産業の技術移転研究:韓国ポスコの技術導入からインドネシア移転まで」
辺成祐(近畿大学経営学部准教授)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

第5回研究会

  • 開催日時:2023年3月18日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド

プログラム

15:00-15:05 
開会
高橋基樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10 
自己紹介

15:10-16:10
「デジタル・グローバル時代の人材育成:アジア・アフリカの現場から考える」
栗田匡相 会員(関西学院大学経済学部教授)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ケニア西部グシイ地方におけるソープストーン彫刻産業の現状」
板久梓織(東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

第6回研究会

  • 開催日時:2023年4月22日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド

プログラム

15:00-15:05
開会
高橋基樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「ケニアにおける小規模農家のアグリプラットフォーム利用状況の検討」
井上直美 会員(東京外国語大学大学院博士後期課程、アジ研連携研究員)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ナイロビの都市インフォーマルセクターにおけるオンライン・マーケティングの利用」
福西隆弘 会員(アジア経済研究所 開発研究センター/開発スクール)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

第7回研究会 (共催:京滋支部)

  • 開催日時:2023年6月24日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド

プログラム

15:00-15:05
開会
高橋基樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「南アフリカに進出した中国系製造業企業における人事管理の現状(仮)」
シ ゲンギン(立教大学異文化コミュニケーション学部助教)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ガーナにおけるブラックソープの製法とオペレーション改善」
尾崎隼人(江崎グリコ株式会社)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

国際開発学会第33回全国大会企画セッション
「包摂的な産業開発は可能か―アフリカにおけるものづくりの現場から」

  • 開催日時:2022年12月4日(日曜) 12:45 〜 14:45
  • 場所:明治大学駿河台キャンパス・リバティタワー 9F 1093

企画の背景:

アフリカにおける製造業・ものづくりについては、少数の大企業と大多数の小規模零細企業からなる二重構造、また、政府と小規模零細企業の断絶などが議論されてきた。

しかし、これらの議論では把握できない状況も指摘されており、ものづくりの現場に立ち返り、担い手の課題や営為の詳細を理解しておく必要がある。本セッションでは、実証調査に基づく研究成果を報告し、既往の議論の問い直しを図る。

報告者

  1. 高橋基樹(京都大学)
    「アフリカにおける製造業の「失われた中間」を問い直す―ソファ製造の多系的発展の事例から」
  2. 井手上和代(明治学院大学)
    「ケニアの小規模零細金属加工業者のものづくりと資金調達―企業者的能力に着目して」
  3. 松原加奈(東京理科大学)
    「支援を渡る―政府と国際援助機関によるエチオピア皮革産業の現地企業への影響」
  4. 日下部美佳(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    「ザンビア・ルサカにおける障害者団体の技能訓練と生産活動―技能形成に着目して」

座長報告:高橋基樹(京都大学)

本セッションには、対面で11名、オンラインで11名の参加があった。本セッションは、「アフリカ・アジアにおけるものづくり」研究部会の活動を踏まえ、その成果を学会に還元することを念頭に置いて企画したものである。

アフリカ諸国が21世紀初頭からの高度成長を経てかえって強まった資源・一次産品への依存からの構造転換のために、ものづくり・製造業の現状を、実証研究を通じて考察することが要請されている。そこで必要なことは、多くの人が経済活動の担い手として参加する包摂的な開発が実現されてゆくことである。

最初の報告「アフリカにおける製造業の『失われた中間』を問い直す―ソファ製造の多系的発展の事例から―」(高橋基樹会員・京都大学)では、ケニア・ナイロビのソファ製造の複数のクラスターを取り上げ、製品について生じた革新的な知識が異なる業者の間で容易に共有される開放的なケースと知識が秘匿される閉鎖的なケースがあることが指摘された。

それは従来の「失われた中間」=二重構造論では捉えきれない多系的な発展とそれに応じた包摂が生じている可能性を示唆するものである。

続く「ケニアの小規模零細金属加工業者のものづくりと資金調達 ―企業者的能力に着目して―」(井手上和代会員・明治学院大学)では、ナイロビの金属加工業の資金調達と企業者能力について、製品と技術(機械化の程度)が異なる二つの地区の業者への聞き取り調査に基づき論じた。

長期資金需要の相対的多さにもかかわらず、金融市場における機会が狭められており、機械化の進んだ事業者も自己資金への依存率が高く、金融機関からの借り入れが限られていることが分かった。

事業者の企業者能力はそうした生産環境の負の要因を補うために発揮されている。

「支援を渡る―政府と国際援助機関によるエチオピア皮革産業の現地企業への影響―」(松原加奈会員・東京理科大学)は、最初にエチオピアの革靴産業と産業政策の歴史を跡付けた。

それを踏まえて、異なる3つの規模の企業が受けてきた支援を詳述し、小企業にも政府による外国援助を活用した支援が及んでいることを指摘する。

各企業は異なる複数の支援を渡りつつ恩恵を受けるものの、逆に支援を渡ることができずに廃業に追い込まれる場合があり、包摂が不均等なかたちで生じていることが示された。

「ザンビア・ルサカにおける障害者団体の技能訓練と生産活動―技能形成に着目して―」(日下部美佳会員・京都大学博士課程)は、福祉用具に携わる障害者団体の活動に着目し、個々人の技能の熟練及び多能工化と活動参加前の教育や技能の習得とがどのように関わっているかについて考察した。技能形成とものづくりという障害者の開発への主体的な参加が団体の存在によって可能となっている。

各報告に対して黒川基裕会員(高崎経済大学)、渡邉松男会員(立命館大学)から、理論的枠組みを踏まえた議論の陶冶に向けた助言や、考察をさらに深めるための問題の提起がなされた。これらは上記研究部会での議論を進展させるために非常に有益なものであり、本セッションを開催した意義を確認することができた。


2024年度活動計画

今年度はアフリカのものづくりに関する研究成果の発表が多かったため、次年度はアジアのものづくりの事例についても取り上げたいと考えています。

また、2024年度は最終年度にあたるため、ものづくりに関する議論を体系的に整理し、研究成果をまとめていきたいと考えています。

今後の研究会の予定として、ものづくり研究のインド編として2023年12月16日(土曜)に京都大学にて研究会の開催を企画しており、準備を進めています。

詳細については、改めてメーリングリストを通じて皆様にご案内を差し上げます。

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




「アフリカとアジアのものづくり研究部会」よりシンポジウムのご案内:Informality and Dynamism of African Economies(7/20)

このほど、神戸大学経済経営研究所及びデューク大学アフリカ・イニシアティブとの共催で、「アフリカとアジアのものづくり研究部会」研究会の番外編として、以下のシンポジウムを開催することとさせていただきました。

アフリカのインフォーマル経済の動態とその役割は、近年ますます注目を浴びつつあります。このシンポジウムでは、日本、アメリカ、南アフリカ、ナイジェリアから、世界銀行、大学、国際協力機構などに属する経済学者、人類学者、地域研究者が集い、アフリカ経済のインフォーマル性について、多様な観点と経験から語り合います。ふるってご参加ください。

Informality and Dynamism of African Economies

  • 日時:2023年7月20日(木曜)午後3時~6時
  • 場所:神戸大学経済経営研究所別館会議室(ないしオンラインでの参加可)
  • フライヤー:

参加方法

参加いただく場合は、7月16日までに以下のURLからご登録ください。

登録用URL:

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。

皆様のご参加をお待ちしております。
※勝手ながら、神戸大学経済経営研究所及びデューク大学アフリカ・イニシアティブとの共催とさせていただきました。


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局

  • africaasiamonozukuri[at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



ハイブリッド開催:第7回研究部会「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」6月24日開催(会員・一般)

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」第7回研究部会のご案内(京滋支部共催)

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」よりお知らせです。

京滋支部との共催で、第7回研究部会を6月24日(土曜)15:00~開催いたします。ハイブリッド開催の予定です。ぜひご参加いただけましたら幸いです。

開催要領

  • 開催日時:2023年6月24日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド
    オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定
    (アクセス)
    ※当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

プログラム

15:00-15:05
開会

高橋基樹(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「南アフリカに進出した中国系製造業企業における人事管理の現状(仮)」
シ・ゲンギン(立教大学異文化コミュニケーション学部助教)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ガーナにおけるブラックソープの製法とオペレーション改善」
尾崎隼人(江崎グリコ株式会社)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。


本件にかんするお問い合わせ・お申込み先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局
幹事/明治学院大学国際学部 井手上和代

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



第6回研究部会「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」4月22日開催(会員・一般)

国際開発学会「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」第6回研究会

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」よりお知らせです。第6回研究部会を4月22日(土曜)15:00~開催いたします。ハイブリッド開催の予定です。ぜひご参加いただけましたら幸いです。

開催概要

  • 開催日時:2023年4月22日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド
    オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定
    (アクセス:)

※当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

プログラム

15:00-15:05
開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「ケニアにおける小規模農家のアグリプラットフォーム利用状況の検討」
井上直美 会員(東京外国語大学大学院博士後期課程、アジ研連携研究員)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ナイロビの都市インフォーマルセクターにおけるオンライン・マーケティングの利用」
福西隆弘 会員(アジア経済研究所 開発研究センター/開発スクール)

17:20-17:30
閉会、次回の予定


本件にかんするお問い合わせ先

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

井手上和代(明治学院大学)

  • ideue [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

 




第5回研究部会『アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会』3月18日開催(会員・一般)

第5回研究部会を2023年3月18日(土曜)15:00~にて開催いたします。ハイブリッド開催の予定です。ぜひご参加いただけましたら幸いです。

開催要領

国際開発学会「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」第5回研究会

  • 開催日時:2023年3月18日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド
    オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定()
    *当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

プログラム

15:00-15:05
開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「デジタル・グローバル時代の人材育成:アジア・アフリカの現場から考える」
栗田匡相 会員(関西学院大学経済学部教授)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「ケニア西部グシイ地方におけるソープストーン彫刻産業の現状」
板久梓織(東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
  • 井手上和代(明治学院大学)ideue [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

皆様のご参加をお待ちしております。




『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2023年2月)

2023年度・活動計画

「アフリカ・アジアにおけるものづくり」研究部会は、初年度の2022年度は合計で3回の研究部会を開催しました。研究会では分野の異なる研究者が集い、活発な議論がなされるとともに、さらなる議論の糸口となる新しいアイデアや課題が出されました。一方で、初年度はアフリカ地域に関する研究成果が中心であったため、2年目を迎える2023年度は、アジアにおけるものづくり研究や、カイゼン研究の成果も聞いてまいりたいと思います。

開催予定

第5回研究会

開催日時

2023年3月18日(土曜)15:00~17:30 

発表者

  • 栗田匡相会員(関西学院大学経済学部教授)
  • 板久梓織(東京都立大学大学院人文科学研究科博士後期課程)

第6回研究会

開催日時

2023年4月22日(土曜)15:00~17:30

発表者

  • 福西隆弘(アジア経済研究所主任調査研究員)

以上に加えて、9月までに2~3回の研究会の開催を予定しております。詳細については、MLでお知らせします。

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




2022年度・活動報告『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2022年11月)

初年度である2022年度は、「アフリカ・アジアにおけるものづくり」に関して、合計で3回(3月、5月、8月)の研究部会を開催しました。さまざまな分野の研究者によって、「ものづくり」を考察する多角的な切り口が提示され、ものづくり研究のすそ野の広がりを感じる1年となりました。

第1回研究会

第1回目の研究会では、研究部会代表者の高橋基樹会員より本研究会の目的が説明されました。その後、以下の4名に研究成果を発表していただきました。労働研究や教育研究など、多角的な視点から途上国の「ものづくり」を考察することができ、発表後の議論も大いに盛り上がりました。

  • 「南アフリカにおける『ものづくり』とカイゼンを促進する要素」(神公明会員)
  • 「東南アジア洋上の船舶労働: 言語能力・入職経路・労働環境」(町北朋洋氏)
  • 「アフリカにおける社会的遺児のキャリア形成と職業訓練」(朴聖恩会員)
  • 「COVID-19がインフォーマルなものづくり事業者に与えた経済的影響-ケニアの首都ナイロビに注目して-」(松本愛果会員)
  • 「ウガンダ都市インフォーマル金属加工業における知識の構成 -ものと人の関係に着目して-」(山崎裕次郎会員)

第2回研究会

第2回目の研究会では、牛久晴香さんより、ガーナのボルガバスケット産業の概要およびデザインや技術の考案に関わる主体、技術の地域分化の要因について発表をいただきました。また、黒川基裕会員より、ミャンマーで現在進行中のBOPビジネスのものづくりプロジェクトについて、Field-based Approachの採用とその効果、開発経済学の視点からのものづくり研究の考察、BOPビジネスのモデリングなど幅広い見地から報告がありました。

  • 「ガーナのボルガバスケット産業におけるかご編み技術の共有とその広がり―産地内の地域分化に着目して」(牛久晴香会員)
  • 「BOPビジネスの実現に向けたField-based approachの実践」 (黒川基裕会員)

第3回研究会

第3回目の研究会では、前田夢子さんより徒弟制の変容が生じている現在の沖縄県窯業界およびセネガルのグラフィティ制作に携わる若者の日常と実践について報告いただきました。また、JICAの専門員として途上国の民間セクター開発支援に携わっておられる本間徹さんより、現在の4つの潮流(GVC、I4.0、コロナ、環境社会)時代における産業開発支援とものづくりの今後の示唆について報告がありました。

  • 「沖縄県の焼物業界における職人・見習いの日常と実践: セネガルのグラフィティ集団を射程に入れて」(前田夢子氏)
  • 「激動する4つの潮流:ポストコロナ時代の産業開発支援とものづくり」(本間徹会員)

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




第4回「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」10月22日開催(会員・一般)

開催概要

  • 日時:2022年10月22日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド
    オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定
    (アクセス )

プログラム

15:00-15:05
開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「モザンビーク都市部における小規模金属加工業の動態:南部マトラ市の金属建具製造に着目して」(仮)
畔柳理(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 博士課程)*オンライン参加

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「鉄鋼産業の技術移転研究:韓国ポスコの技術導入からインドネシア移転まで」
辺成祐(近畿大学経営学部 准教授)

17:20-17:30
閉会、次回の予定


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会 事務局

研究会への参加申し込みやお問い合わせは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2022年8月)

活動報告

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」では、2022年5月28日(土曜)に第2回研究部会を開催いたしました。前回に引き続き、Zoomとオンサイトのハイブリッド形式で開催し、当日は国内外から20名を超える参加者がありました。

第2回目は、ガーナのボルガタンガ地方で生産される手編みのかごバッグ(ボルガ・バスケット)産業について研究を行っている牛久晴香会員、BOPビジネスとものづくりについての研究をされている黒川基裕会員に報告をいただきました。

牛久会員からはボルガ・バスケット産業の概要およびデザインや技術の考案に関わる主体やキーパーソン、さらに、かご編み技術の地域分化の要因について、これまでの長期にわたる詳細な現地調査を通じた考察が示されました。

参加者からは、かごバッグのマーケット側についてのニーズ、開発援助機関の役割についてなどの質問がありました。

黒川会員からは、ミャンマーで現在進行中のBOPビジネスのものづくりプロジェクトについて、Field-based Approachの採用とその効果、開発経済学の視点からのものづくり研究の考察、BOPビジネスのモデリングなど幅広い見地から報告がありました。

とくに、質疑応答を通じて、消費者の開発課題を解決することを前提としてBOPを見ていくことの重要性や、BOPビジネスの難しさと可能性について意見が表明されるとともに、黒川会員が研究と教育を兼ねてプロジェクトを進めていることについて高い評価の声が上がりました。

二つの報告ともに質疑応答での議論が絶えず、参加者も勉強になると同時に、大変刺激を受けた研究会となりました。
 
本研究部会の概要は以下の通りです。

  • 開催日時:2022年5月28日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(京都大学 稲盛財団記念館3階 中会議室)のハイブリッド。

プログラム

  • 15:00-15:05 開会
    高橋基樹(京都大学 アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
  • 15:05-15:10 自己紹介
  • 15:10-16:10 「ガーナのボルガバスケット産業におけるかご編み技術の共有とその広がり―産地内の地域分化に着目して」
    牛久晴香(北海学園大学 経済学部地域経済学科 准教授)
  • 16:10-16:20 休憩
  • 16:20-17:20 「BOPビジネスの実現に向けたField-based approachの実践」
    黒川基裕(高崎経済大学 地域政策学部地域政策学科 教授)
  • 17:20-17:30 閉会、次回の予定

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




第3回「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」8月6日開催(会員・一般)

2022年8月6日(土曜)に「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」の第3回研究部会を開催いたします。プログラム等の詳細は以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

  • 日時:2022年8月6日(土曜)15:00~17:30
  • 方法:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド(COVID-19の感染状況によって変更あり)
    オンサイトの会場は、京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室(予定)
    なお、今回の発表者のお二人はオンラインで参加されます。

プログラム

15:00-15:05  
開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

15:05-15:10
自己紹介

15:10-16:10
「沖縄県の焼物業界における職人・見習いの日常と実践: セネガルのグラフィティ集団を射程に入れて(仮)」
前田夢子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程、オンライン参加)

16:10-16:20
休憩

16:20-17:20
「激動する4つの潮流:ポストコロナ時代の産業開発支援とものづくり(仮)」
本間 徹(国際協力機構国際協力専門員、オンライン参加)

17:20-17:30
閉会、次回の予定

申し込み

以下のGoogle formよりお申込みください。後日、Zoomの招待URLをお送りします。


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会・事務局
松井梓(京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員)

  •  (ご質問はフォームよりお送りください。)
  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



第2回「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」(会員・一般)

5月28日(土曜)に「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」の第2回研究部会を開催いたします。
プログラム等の詳細は以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。

開催要領

  • 開催日時:2022年5月28日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド(COVID-19の感染状況によって変更あり)
    オンサイトの会場は、京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定(アクセス:)※当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

プログラム

  • 15:00-15:05   開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
  • 15:05-15:10   自己紹介
  • 15:10-16:10  「ガーナのボルガバスケット産業におけるかご編み技術の共有とその広がり―産地内の地域分化に着目して」牛久晴香(北海学園大学経済学部地域経済学科准教授)
  • 16:10-16:20   休憩
  • 16:20-17:20  「BOPビジネスの実現に向けたField-based approachの実践」黒川基裕(高崎経済大学地域政策学部地域政策学科教授)
  • 17:20-17:30   閉会、次回の予定

お申込み

研究会に関する問い合わせ・申し込みは下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。
後日、Zoomの招待URLをお送りします。


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会

幹事・松井 梓(京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員)

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2022年5月)

活動報告

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」では、2022年3月11日(金曜)に第1回研究部会を開催いたしました。本研究会は始まったばかりということもあり、成熟した研究・分析の結果のみならず、今後さらに発展させようとする計画段階の研究の発表も呼びかけ、多岐にわたる報告が行われました。

当日は30名が参加し、活発な議論がなされました。「ものづくり」をテーマに質疑を通じて多角的な視点が提示され、大学院生や若手研究者を含めた研究者間の交流にも繋がりました。研究部会はできる限り頻繁に開催し、学会の内外で、ものづくり研究のすそ野の広がりに繋げていければと願っています。

本研究部会の概要は以下の通りです。

  • 開催日時:2022年3月11日(金曜)9:30~15:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(京都大学稲盛財団記念館3階中会議室)のハイブリッド。

発表内容

  • 「南アフリカにおける『ものづくり』とカイゼンを促進する要素」
    神公明(JICA緒方貞子平和開発研究所 専任参事)
  • 「東南アジア洋上の船舶労働: 言語能力・入職経路・労働環境」
    町北朋洋(京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授)(有本寛、坪田建明との共同研究)
  • 「アフリカにおける社会的遺児のキャリア形成と職業訓練」
    朴聖恩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 博士課程)
  • 「COVID-19がインフォーマルなものづくり事業者に与えた経済的影響-ケニアの首都ナイロビに注目して-」
    松本愛果(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 博士課程)
  • 「ウガンダ都市インフォーマル金属加工業における知識の構成-ものと人の関係に着目して-」
    山崎裕次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科 博士後期課程)

活動予定

※第2回の研究会は、5月28日(土曜)を予定しています。

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
副代表 井手上和代(明治学院大学)




第1回「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」3月11日(会員・一般)

3月11日(金曜)に「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」の第1回研究部会を開催いたします。
プログラム等の詳細は以下のとおりです。皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

  • 日時:2022年3月11日(金曜)9:30~15:30
  • 方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド。
    オンサイトの会場は京都大学稲盛財団記念館を予定(COVID-19の感染状況によって変更あり)

プログラム

9:30-9:45
開会の挨拶、趣旨説明
(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)

9:45-10:00
自己紹介

10:00-10:55
「南アフリカにおける『ものづくり』とカイゼンを促進する要素」
神公明(JICA緒方貞子平和開発研究所専任参事)

<休憩>

11:05-12:00
「東南アジア洋上の船舶労働: 言語能力・入職経路・労働環境」(※有本寛、坪田建明との共同研究)
町北朋洋(京都大学東南アジア地域研究研究所准教授)

12:00-12:55
「アフリカにおける社会的遺児のキャリア形成と職業訓練」
朴聖恩(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)

<昼食>

13:35-14:30
「COVID-19がインフォーマルなものづくり事業者に与えた経済的影響-ケニアの首都ナイロビに注目して-」
松本愛果(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)

14:30-15:25  
「ウガンダ都市インフォーマル金属加工業における知識の構成 -ものと人の関係に着目して-」
山崎裕次郎(名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程)

15:25-15:30
閉会の挨拶、次回の予定


本件にかんするお問い合わせ・お申込み先

『アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会』
幹事・井手上和代(明治学院大学国際学部)

研究会に関する問い合わせ・申し込みは、下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。後日、Zoomの招待URLをお送りします。

  • ideue [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



活動報告『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会(2022年2月)

「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」は、2022年度より設置を認められた。

経済開発にとってばかりでなく、社会開発、人間開発、そして伝統の再創造にも大きな意味を持つアフリカ・アジアにおけるものづくりについて、今後、大いに論じていきたい。

同研究部会の第1回の研究会を、2022年3月11日(金曜)に開催する予定としている。研究会の詳細については、決まり次第、国際開発学会MLにて皆さんにご連絡申し上げる。

『アフリカ・アジアにおけるものづくり』研究部会
代表:高橋基樹(京都大学)




[RG22-1] アフリカ・アジアにおけるものづくり

Study Group on Manufacturing in Africa and Asia

代表:高橋基樹(京都大学)

この研究では、アフリカ・アジアなど所得の低い開発途上国において、人びとがどのように広義のものづくりに関わり、技能を身につけ、それを活かし、さらに暮らしを織りなしているかに注目し、労働研究・教育研究などの理論的な背景を踏まえつつ、できる限り現実の事例に即して考えていくことを目的とする。

従来、特に日本の学術研究においては、アフリカをはじめとする開発途上国の製造業などにおける、人びとの働き(労働)、彼ら・彼女らの暮らし、彼らを取り巻く環境には十分な関心が払われてこなかった。

しかし、アジアばかりでなくアフリカにおいても製造業部門は、小規模なものを含めれば、しっかりと社会に根付いており、むしろアフリカの都市ではインフォーマル・零細なものづくりが製品供給・雇用・技能の開発と普及/継承に欠かせない役割を果たしている。

そして、アグロインダストリーなどを含む広義の製造業部門の発展は、一次産品依存を脱却し、より持続的で広汎な雇用を創出し、技術・知識や経済機会を進展させるために不可欠であり、アフリカでもほのかな工業化の兆しが見えている。

他方でワークライフバランスが広く社会的な問題となっている今日、改めて人びとのものづくりや労働の現状に目を向けることは重要である。

本研究部会は、こうした問題意識にたって、会員が集い、熱心に論ずる場としたい。

成果は、新たに構築するHPを通じて、その都度公開するとともに、学会大会のセッションを開き、また書籍・論文などの刊行を目指す。

それを通じて国際開発研究の視野を大きく広げることに貢献したい。

本研究部会へのお問い合わせ窓口

関連情報