開催案内(会員・一般):大原社会問題研究所叢書『世界のベーシックインカム運動―歴史、現状、展望』 出版記念公開シンポジウムのお知らせ
大原社会問題研究所叢書/岡野内正編著『世界のベーシックインカム運動―歴史、現状、展望』(2026年 法政大学出版会)
刊行記念公開シンポジウムのお知らせ
40人ほどが参加する5年間のプロジェクトの成果が、かなり大部な本になりました。
当日ご参加いただける執筆者の方に、おひとり様15分以内で執筆部分で言いたかったことのポイント、この本のほかの部分や、全体について、問題提起や感想などを自由に語っていただきます。
そのあとに、すでに読まれた参加者の方々からのコメントや質問、まだ読まれていない参加者の方からの質問などを出していただき、執筆者からの応答を踏まえて、さらに自由に議論を深めていきたいと考えています。
日時:2026年5月18日(月) 午後19時半から21時半
開催方法:オンラインです。以下のZOOMからお入りください。
(お申し込みの必要はございません。)
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2026年5月18日 07:30 PM 大阪、札幌、東京
ミーティング ID 818 4785 4123
パスコード 937385
招待リンク https://hosei-ac-jp.zoom.us/j/81847854123?pwd=kvaJ12ye6kOfGrur4SEBSbpLpysjja.1
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お問い合わせ先:岡野内 正(otadashi[at]hosei.ac.jp)
(* メールアドレスは[at] の部分を@に修正してご使用ください)
*本の目次は以下のようになっています。
目次
まえがき──人類はそんなに貧しいのか? なぜ分かち合えないのか?(岡野内 正)
第1編 歴史
第1章 18世紀末イングランドにおけるベーシックインカム運動の生誕──トマス・スペンスによる総有財産権拡充・地代収入均等配分・地主階級廃絶運動(岡野内 正)
第2章 資本主義と共に越境するベーシックインカム運動──19世紀前半のスペンス主義者と奴隷解放運動(中村理玄)
コラム1 戦間期イギリスにおけるベーシックインカム論の意義──イギリス福祉国家の陰画(永嶋信二郎)
第3章 イギリス労働者階級の女性解放運動とベーシックインカム(山森 亮)
コラム2 ケアインカムの要求──「家事労働に賃金を」から「グローバルな女たちのストライキ」へ(堅田香緒里)
第4章 先住民族運動と入植者民主主義運動との交差──1970年代アラスカに生まれた二つのベーシックインカム的制度(岡野内 正)
第5章 イランにおけるUBI制度の導入と失敗──その政治経済学的な背景と社会運動との関係性(ケイワン・アブドリ)
コラム3 イランにおけるUBI研究の動向(ケイワン・アブドリ)
第6章 モンゴル国における人間開発基金──資源国家におけるベーシックインカムの構想と崩壊(小林秀高)
第2編 現状
第7章 連邦制民主主義国家における貧困撲滅運動と州政府の模索──カナダにおけるベーシックインカム運動(田中俊弘)
コラム4 アメリカのベーシックインカム(本田浩邦)
第8章 新自由主義経済政策が生み出した社会的緊張への政治的応答──グレートブリテン、北アイルランド、アイルランド(南野泰義)
第9章 スペインにみる最低所得保障の政治──急進左派とカタルーニャに揺れた10年(中島晶子)
コラム5 イベリア半島におけるベーシックインカム──普遍的社会権と領域的主権(横田正顕)
コラム6 フランスの働くことと休むこと、そしてベーシックインカム(中筋直哉)
コラム7 ドイツ政党政治におけるベーシックインカム(小野 一)
コラム8 ドイツチケット──移動の自由の保障としてのベーシックインカム?(中田 潤)
第10章 ポスト軍事独裁の連邦制国家における生存権保障の連帯経済運動──ブラジルにおけるベーシックインカム運動(山崎圭一)
第11章 南アフリカとナミビアにおけるベーシックインカム運動の軌跡と現在地(牧野久美子)
第12章 トルコにおける公正発展党の社会保障──社会保障政策の裏にある政治的含意(今井宏平)
コラム9 中東・北アフリカ諸国における社会保障とベーシックインカム(河村有介)
第13章 ポピュリズムの誘惑にどう抗するか──台湾におけるベーシックインカムをめぐる運動と政治(本田親史)
第14章 冷戦継続国家における民主化運動の模索──韓国におけるベーシックインカム運動(朴峻喜)
第15章 韓国のベーシックインカム運動──運動当事者による回顧と展望(安孝祥/影本 剛 訳)
コラム10 韓国・現金給付の周辺事情──史的経緯、ジェンダー、そして24歳・青年のいま(金早雪)
コラム11 韓国での極右胎動とベーシックインカムの行方(文京洙)
コラム12 中国式“紅包”──マカオの「カジノ分配金」、「デジタル人民元」実験のおまけ給付(大崎雄二)
コラム13 日本でのベーシックインカム市民読書会の議論から(佐藤一臣・猪俣範一)
コラム14 途上国支援の半生からの地球市民への精神的覚醒へ──グローバル・ベーシックインカム/「ネイバークラシー」運動へ(則包佳啓)
第3編 展望
第16章 国連主導ベーシックインカムへの模索──BIENの方針転換と人類史的危機において存在意義を問われる国連(岡野内 正)
コラム15 グローバル・タックス実現に向けた市民運動(上村雄彦)
コラム16 マイクロファイナンスの変遷が示唆するもの──ベーシックインカム運動へのある提言(鰐部行崇)
コラム17 グローバル化時代におけるヒトの移動とベーシックインカム──「フラット化」と「国内格差化」対策としての模索(安井裕司)
コラム18 UBIとグローバルサウスのシナジー──グローバルサウスから構想するベーシックインカム(松下 冽)
コラム19 熟議民主主義とベーシックインカム(田村哲樹)
コラム20 グローバルな正義とベーシックインカム(山田祥子)
あとがき(岡野内 正)
