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開催案内(会員・一般):脱北者パク・ヨンミ氏来日ブックイベント

国際開発学会の皆様

元UNHCR駐日代表の滝澤三郎です。

【北朝鮮脱北者パク・ヨンミ氏来日ブックイベントのお知らせ】

北朝鮮から脱出し、現在アメリカで活動するパク・ヨンミ氏を迎え、9月3日(木)にブックイベントを開催します。

パク氏の最初の著書『生きるための選択―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った』(辰巳出版、2015年)は、北朝鮮での過酷な生活、母親とともに鴨緑江を渡った脱北、中国を経て韓国で新たな人生を歩み始めるまでをつづった自伝です。自由を求める一人の少女と家族の過酷な経験は、日本でも広く読まれました。

今回のイベントで取り上げる近著『“正義”が国を支配する』は、その脱北体験だけを扱った本ではありません。自由を求めてたどり着いたアメリカで、パク氏がコロンビア大学などを通じて目にした「アイデンティティ政治」や「キャンセルカルチャー」を、自らが経験した北朝鮮の全体主義と重ね合わせて論じた本です。私は本書の監訳に携わりました。

本書はアメリカで大きな話題を呼び、論争を巻き起こしました。パク氏の主張のすべてに同意する必要はありません。重要なのは、北朝鮮という極限的な社会を経験した人が、なぜ現代のアメリカ社会にも自由を脅かす危険を感じるのか、その語りを直接聞き、考えることです。

そこからは、日本からはやや理解しにくいアメリカの政治的・社会的分断の背景も見えてきます。トランプ政権によるハーバード大学やコロンビア大学などリベラルな大学への激しい攻撃や、昨年11月に民主社会主義者のゾーラン・マムダニ氏がニューヨーク市長に選出され、今年1月に就任したことも、そうした文脈の中で捉えることができます。

さらに、難民・避難民の証言をどこまで事実として受け止めるべきか、その証言が政治的文脈の中でどのように受容され、利用されるのかという、より一般的な問いもあります。これは、日本の難民・避難民研究にとっても重要なテーマです。

当日は、パク氏と、本書の訳者の一人である元国連職員の平尾真一氏によるパネルディスカッションと質疑応答を行います。対面参加の方は、著者のサイン入り書籍を購入できます。会場とオンラインを併用します。関心のある方は、ぜひご参加ください。

■日時
2026年9月3日(木)18時30分~20時

■会場
東洋英和女学院大学大学院 201教室(東京都港区六本木5-14-40:地下鉄麻布10番徒歩5分)
※オンライン参加の方には、後日、参加用リンクをお送りします。

■参加費
無料

■定員
対面参加は先着60名(事前申込制)

■申込みリンク
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScWLko9mLa6eVdwcJbD-R4yTblh-Sc4-3EQ14s4agwyTox8Rg/viewform

共催:東洋英和女学院大学大学院国際協力研究科・政治社会学会(ASPOS)移民難民研究部会

お問い合わせ:saburo.takizawa[at]gmail.com
(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

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