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NL34巻3号 [2023.08]

『倫理的食農システムと農村発展』研究部会(2023年8月)

倫理的食農システムと農村発展 [FY2021-]

ラウンドテーブル以降、しばらく研究会を開催できなかったが、7月1日にオンラインの研究会を開催した。

テーマは「神戸有機農家チームbio creatorsのCSA」で、講師として大皿一寿 氏(株式会社ナチュラリズム代表取締役)をお招きした。ナチュラリズムは有機野菜のCSAだけでなく、兼業しながらでもできる有機農家の育成やファーマーズマーケット、ケールの加工などさまざまな活動に取り組んでいる。

また仲間たちとつくったBio creatorsは、ピックアップ・ステーションを利用するCSA以外に、企業(職場)と連携するCSAの新たな可能性に挑戦している。また、耕作放棄地でお米をつくったり、都会の空き地を利用したアーバンファーミングを実施したりしている。

さらに、高齢化が進展して、コミュニティ機能が弱っている団地をCSAで活性化させる取り組みも始めている。消費者の安全な食料確保と有機農家の経営の視点からだけでなく、ネットワーキングや職場のつながり、コミュニティ再生など、CSAのもつさまざまな可能性を展望することができた。

『倫理的食農システムと農村発展』研究部会
代表:池上甲一(近畿大学名誉教授)

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