新刊案内:A・エスコバル『開発との遭遇 第三世界の発明と解体』の刊行のお知らせ

翻訳期間10年を経て、ついに現代の古典『開発との遭遇』の日本語版が完成しました。底本は2012年増補版です。南米コロンビア共和国を舞台にして行われたアメリカ主導による壮大な「国づくり=開発実験」を、政策史でなく民族誌として描いたポスト開発論・批判開発学のバイブルです。

ミシェル・フーコーの生権力論を分析枠組みとして、各章で扱う事柄は、現代思想、開発経済学、農業農村開発、フェミニズム、ジェンダー、先住民族、自然環境、持続可能な開発、ブエンビビール、プルーリバースなど多岐に渡ります。難解な文章でしたが最善を尽くしたつもりです(各所に「超訳」あり)。

出版社サイト

本書は時代を超えて読み継がれるべき内容と説得力を持ちます。コロンビアでおきた出来事は、その後のアジア、アフリカを含む第三世界に対する開発介入の鋳型となりました。訳出を終えて驚きとともに気づいたことは、途上国開発だけでなく、戦後の日米関係について考えるためにも有益な示唆が多々含まれていたことでした。

「主流」の国際開発学徒も、開発の実務者にも、ラテンアメリカ研究者にも、日本国内の地域創生を考える人にも、是非一読をお勧めしたいです。お財布に優しい本ではありませんが、教員の方も、学生・院生さんも、是非、所属先の「図書館にリクエスト」していただければ幸いです。発行部数は僅少。程なく絶版になると思われます。

特徴

  • エスコバル氏の日本語版序文、エスコバル氏の同僚で日本研究者のマーク・ドリスコル氏の序文を収録しました。
  • 各章ごとに、訳者による概要およびキーワードの説明を付しました。
  • 初学者の便宜のため、可能な限りの膨大な訳注を設けました。
  • 各章の扉には、コロンビア研究者の幡谷則子先生(上智大学)他が撮影した写真が挿入されています。
  • 原著にあった誤記。分かりづらい箇所は適宜、>著者に連絡をとり、内容照会をしました。
  • エスコバル氏から発せられた日本人への問いに対する訳者の回答として、かなりのボリューム(2段組40頁)の解題を書きました。

 

目次

  • 日本語版序文Ⅰ 「開発との遭遇」日本語版に寄せて A・エスコバル
  • 日本語版序文Ⅱ 近代の普遍性を解体する M・ドリスコル
  • 序文
  • 第1章 序論:開発とモダニティの人類学
  • 第2章 貧困の問題化:三つの世界と開発をめぐる物語
  • 第3章 経済学と開発の空間:成長と資本をめぐる物語
  • 第4章 権力を拡散する:食料と飢えをめぐる物語
  • 第5章 権力と可視性:農民と女性と環境をめぐる物語
  • 第6章 結論:ポスト開発の時代を構想する
  • 第7章 2012年版への追補
  • 解題 ポスト開発の先にある多元世界の展望 北野収
  • 訳者あとがき
  • 文献一覧

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北野収(獨協大学)

  • shukitano1 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



公開シンポ「障害のある子どもとインクルーシブ教育受容ー国際比較の視点からー」4月9日開催(会員・一般)

この度、アフリカ教育学会第29回大会の中で、下記の公開シンポを開催します。どうぞ宜しくご参加下さいませ。

開催概要

障害のある子どもとインクルーシブ教育受容ー国際比較の視点からー

  • 日時:2022年4月9日(土曜)16:00 ~ 17:30
  • 形態:オンライン(Zoom)*お申し込み頂いた方にリンクをお送りします。
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語

お申込み方法

下記の申込フォームよりお申込みください。*申込締切日:4月7日(木曜)

プログラム

  • アフリカ教育学会会長挨拶 吉田和浩(広島大学教授)
  • 講演「 インクルーシブ教育のグローバルガバナンス」黒田一雄(早稲田大学教授)

地域別事例紹介

  1. 「スウェーデンを中心とした北欧」是永かな子(高知大学教授)
  2. 「エチオピアとマラウイ」利根川佳子(早稲田大学専任講師)、川口純(筑波大学准教授)、大塲麻代(帝京大学准教授)
  3. 「日本とスリランカ」古田弘子(熊本大学教授)
  • 指定討論者:澤村信英(大阪大学教授)、本間貴子(国士舘大学講師)
  • 司会:川口純

本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ教育学会 第29 回大会実行委員会

  • 概要
  • jsaer29th [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



採用情報:2022年・世界銀行グループ日本人職員採用(会員・一般)

世界銀行グループは、2022年3月18日から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC)ポジションの募集を開始しました。JPOとMCのいずれのプログラムも、最初の2年間の勤務期間を日本政府が支援し、その後、勤務評価に基づき1年延長が可能です。またさらにその後、世銀の正規職員となる可能性があります。

※各ポジションの詳細及び募集要項は随時更新いたします。最新情報は、以下のウェブサイトをご覧ください。

募集職種

JPO

  • JPO環境
  • JPO財政政策
  • JPO金融セクター
  • JPOエネルギー・セクター管理支援プログラム(ESMAP)
  • JPOアカウンタビリティ・メカニズム-メディア
  • JPOアカウンタビリティ・メカニズム
  • JPO運輸

ミッドキャリア

  • 気候変動専門官(社会的側面)
  • 法務担当官(ICSID)
  • 運輸専門官
  • IFC川上インフラ投資担当官(アソシエイト)
  • IFC業務官(市場構築アドバイザリー)
  • 保健エコノミスト/専門官
  • シニア・エコノミスト(ガバナンス)
  • 上級生物多様性専門官

応募条件

■JPOとMCに共通する応募条件

  • 日本国籍を持つ方
  • 世界銀行の各職種に関連する分野で修士号(MBA、CFAを含む)を保有する方
  • 募集職種が定める必要とする実務経験を持つ方
  • 英語で職務遂行可能な方
  • PHRDスタッフグラントなど過去に日本政府の支援を受けたことがない方

■JPOとMCそれぞれ求められる応募条件

ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)

  • 年齢:2022年4月1日現在で35歳以下の方
  • 2年以上の関連分野での実務経験

ミッドキャリア(MC)

  • 5年以上の関連分野での実務経験

応募締切

4月20日(水曜)17時(日本時間)
※一次選考を行い、合格者にのみ次のステップである書類選考のご案内を随時お送りいたしますので、お早めにご応募ください。

関連セミナー情報

全てオンラインでの開催となります。

■キャリアセミナー
「世界銀行で働く~正木貴明 世界銀行 貧困・平等グローバルプラクティス 東部・南部アフリカ地域担当 エコノミスト」
日時:3月22日(火曜)午後8時~午後9時(日本時間)
詳細:

■キャリアセミナー
「世界銀行で働く~齊藤吉洋・世界銀行ガバナンスグローバルプラクティス公共セクター専門官、岡橋麻美・ガバナンス専門官」
日時:2022年3月23日(水曜)午前8時~午前9時(日本時間)
詳細:

■世界銀行モーニングセミナー(第134回)
「世界銀行グループ 投資紛争解決国際センター(ICSID)の役割と機能について」
日時:2022年3月25日(金曜)午前8時~午前9時(日本時間)
詳細:

※これ以外にも関連セミナーを開催します。準備でき次第、以下のウエブページに掲載します。


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世界銀行グループ 2022採用事務局

  • worldbank_saiyo [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

セミナーについてのお問い合わせ
世界銀行東京事務所・大森功一(会員)

  • komori [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



オンライン「CanDo報告会:マラウイでの教室建設事業の1年目を終えて」3月19日開催(会員・一般)

CanDo アフリカ地域開発市民の会は、2021年2月、初等学校の教室不足の問題が深刻なマラウイ共和国パロンベ県において、外務省日本NGO連携無償資金協力で2年間の「初等学校保護者による教室建設事業」を開始し、1年目が終了しました。

2019年~2020年度に実施した「教育施設改善に関する保護者の参加意識の強化事業」で倉庫を建設した13校のうち9校を対象としています。

建設するのは、2教室と2小部屋からなる教室棟が2校、1教室が7校です。木材を燃料として用いない土壌安定化レンガ(SSB)を使用します。量は1教室で9,000個(教室棟では18,900個)。約半数の4000個の作成が7校で完了しました。うち4校では残りも完了し、2校で教室棟、2校では1教室の建設を開始しました。

9月から12月まで出張した、事業責任者である永岡宏昌(代表理事)が報告します。ご関心のある方は、ぜひ参加してください。

開催概要

  • 日時:2022年3月19日(土曜)15:00~16:30 *14:50に開場します
  • 会場:Zoomを利用したオンライン(当日10:00までにZoomに接続するURLとIDをお知らせします)
  • 参加費:無料

申し込み方法

以下のメールアドレス宛に、お名前(ふりがな)、所属先(任意)、アドレスを記入のうえ、件名を「CanDo報告会 参加申し込み」として、3月18日(金曜)18:00までにEメールをお送りください。


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CanDo アフリカ地域開発市民の会
(担当・問い合わせ先: 佐久間)

  • tokyo [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



中東研究セミナー「中東のベーシック・インカムに関する研究会」3月25日開催(会員・一般)

上智大学アジア文化研究所は、下記の要領で法政大学教授の岡野内正さんに「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」についてお話を伺います。皆様のご参加をお待ちしております。

中東およびグローバル・サウスにおける社会理論、国際政治経済学、イスラーム社会論を専門とする岡野内正 法政大学社会学部教授に、昨年6月に出版されたご著書「グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話」を踏まえて、(1)18世紀末イギリスから最近の世界銀行のハンドブックに至るまでのベーシック・インカム論の歴史を踏まえたうえで、(2)21世紀初頭以来の村落レベル実験の社会・経済開発効果のエビデンス、(3)最近の世界のベーシック・インカム要求運動のめざましい広がりと明らかになってきた政治的課題、(4)アラブ世界でベーシック・インカムへの関心が低い理由についてお話を伺います 。中東社会論、政治経済論、福祉国家・福祉レジーム論、社会運動論等にご関心のある方は奮ってご参加ください。

開催概要

  • 日時:2022年3月25日(金曜)16時00分~17時30分
  • 場所:Zoom(参加者宛に情報をお送りします)
  • 主催:上智大学アジア文化研究所

お申込み方法

以下のURLよりお申し込みください(締切日:2022年3月23日)
kKNrbQsvcmt38S899

プログラム

16:00 – 16:05 趣旨説明(岩崎えり奈 上智大学)
16:05 – 16:45岡野内 正(法政大学社会学部)「アラブ世界ではなぜベーシック・インカムへの関心が低いのか?」
16:45 – 17:30 ディスカッション

参考文献

  • 岡野内正『グローバル・ベーシック・インカム構想の射程――批判開発学/SDGsとの対話』法律文化社、2021年6月
  • 岡野内正『グローバル・サウスとは何か』松下冽・藤田件憲(編著)「第8章 生存権をめぐる底辺からの運動―自立と権利」ミネルヴァ書房、2016年11月
  • 岡野内正「第19章 中東と世界の未来のために―歴史的正義回復に向けた市民運動を」長沢栄治・栗田禎子編著『中東と日本の針路―「安保法制」がもたらすもの』大月書店、2016年5月
  • 岡野内正「アラブの春は西クルディスタンで花開いたか?――シリア内戦におけるロジャヴァ革命研究のために」『アジア・アフリカ研究』2021年第61巻 第2号, 35-53

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上智大学アジア文化研究所

  • i-asianc [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



PCMオンライン研修「アフリカ・シエラレオネ編(母子保健)」3月12日開催(会員・一般)

国際協力と地域づくりの融合を推進している「グローカルな仲間たち」では、これまでPCM研修を国内事例やさまざまなモード(オンラインやハイブリッド)で実施してきました。

アフリカや南米で母子健康をテーマに活動をしている「母と子の医療を世界に届ける会」(代表 小平雄一医師)との協力で、シエラレオネの子供の健康問題をテーマに、PCM研修をオンラインで実施することになりました。

PCMを学びたいひとや、特にアフリカの村落医療の実情について知りたい人、オンラインでの参加型ツールであるMIROやMozilla Hubという新しいモードを体験したい方、特に学生の方、歓迎です。

開催概要

PCMオンライン研修「アフリカ・シエラレオネ編(母子保健)」

特徴:
1) 国際的に活用されている「PCM:プロジェクトサイクルマネジメント」を学ぶ実践的な研修です。
2) 国際協力だけでなく、国内の地方創生も融合させた新しいアプローチ。
3) PCMの強みである世界で通用する論理性(ロジック)や「みんなを巻き込む力=ファシリテーション」を体験。個人的なプロジェクトにも当てはめる実践力を磨きます。
4) PCMの研修を「完全なるウェビナー」(Web + Seminar)のスタイルで体験します。ウェブを通じたファシリテーションの実例に触れられます。PCMの研修ではまったく新しいの取り組みです。
5) アフリカ・シエラレオネの村落医療の実情について実践者から直接お話がきけます。リアルな体験を追体験。現場で活躍した医師や看護師との関係づくりができます。

  • 日時:  2022年3月12日(土曜)9:45- 17:30(+ 懇親会)
  • 場所: ウェブ上 ZOOM(パソコン画面内)を活用します。
  • 講師: 三好崇弘(グローカルな仲間たち主催)
  • ファシリテーター: 野垣貴子 & 石橋卓郎
  • 参加費: 一般参加 5,000円(一般)、学生参加 1,000円(フルタイムの学生)、IGPCコミュニティ会員*特別価格(2,000円、学生は500円)

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グローカルな仲間たち(三好崇弘)

  • miyoshi1970 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



宇都宮大学大学院アフリカ渡航支援(出願締切:2/10)

宇都宮大学大学院地域創生科学研究科博士前期課程では、「大学の世界展開力強化事業~アフリカ諸国との大学間交流形成支援~」として「アフリカの潜在力と日本の科学技術融合によるSDGs貢献人材育成プログラム」が受託され、ガーナ、ケニア、タンザニア、エチオピアの6大学と交換留学の機会を提供するとともに、留学費用の支援もあります。詳細は、以下のURLをご参照ください。

UU-A 宇都宮大学 大学の世界展開力強化事業
~アフリカ諸国との大学間交流形成支援~

「アフリカの潜在力と日本の科学技術融合によるSDGs貢献人材育成プログラム」

来年度4月入学のために次回の大学院入試〆切は2月10日(木曜)、試験日は3月7日(月曜)となっています。

地域創生科学研究科について

地域創生科学研究科博士前期課程についてはこちらのページをご覧ください。

大学院入学試験について

博士前期課程大学院入学試験についてはこちらのページをご覧ください。
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宇都宮大学 留学生・国際交流センター事務室

  • 電話番号:028-649-5100
  • E-Mail:tenkai [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



第4回 UU-A連続国際シンポジウム「アフリカの野生食物と伝統食の可能性:タンザニアからの研究成果」(会員・一般)

世界展開力強化事業の一環として、ダルエスサラーム大学ならびにネルソン・マンデラ科学術大学院大学の教員と協働で、以下のオンライン・シンポジウムを実施します。

第4回 UU-A連続国際シンポジウム

「アフリカの野生食物と伝統食の可能性:タンザニアからの研究成果」

  • 日程:2022年1月21日(金曜)16時00分~18時00分
  • 開催方法:オンライン(Zoom)
  • 言語:英語(通訳なし)

お申し込みフォーム

講師:

  • 阪本 公美子(宇都宮大学 国際学部教授)
  • 武藤 杏子(宇都宮大学 国際学部附属多文化共圏センター研究員)
  • 大森 玲子(宇都宮大学 地域デザイン科学部教授)
  • Dr. Lilian KAALE (タンザニア・ダルエスサラーム大学)
  • Prof. Linus MUNISHI (タンザニア・ネルソンマンデラアフリカ科学技術大学院大学)

日本学術振興会 科研費「東アフリカの野生食用植物・在来食の可能性ータンザニアにおける栄養分析を通して」(基盤研究 (B):2018 年 4 月 1 日ー 2022 年 3 月 31 日)の研究成果報告も兼ねています。

宇都宮大学大学院地域創生科学研究科は、世界展開力強化事業を開始し、渡航が可能となり次第、宇都宮大学大学院地域創生科学研究科の正規学生に対してガーナ、ケニア、エチオピア、タンザニアへの交換留学を支援を計画しています。.jp/

ご興味のありそうな方がご存じでしたら、ご案内ください。今年度内の入試が明らかになりましたら、改めて情報共有します。


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宇都宮大学 世界展開力強化事業推進室

  • 電話番号:028-649-5100
  • E-mail: tenkai [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



脆弱環境での貧困削減と生態環境の保全ータンザニア・ウルグル山域の事例ー(10/28)

宇都宮大学では、『世界展開力強化事業〜アフリカ諸国との大学間交流形成支援〜「アフリカの潜在力と日本の科学技術融合によるSDGs貢献人材育成プログラム」』に取り組んでいます。

■UU-Aウエブサイト:

その一環として下記のように第1回シンポジウムを開催することになりました。
間際のご案内で申し訳ありませんが、奮ってご参加をお待ちしております。

第 1 回 UU-A 連続国際シンポジウム

「脆弱環境での貧困削減と生態環境の保全ータンザニア・ウルグル山域の事例ー」

  • 日時:2021年10月28日(木曜)17時30分~19時00分
  • 開催方法:オンライン(Zoom)、開場 17時20分
  • 言語:英語(通訳なし)
  • 参加費:無料
  • 講師:田中樹 (摂南大学農学部食農ビジネス学科環境農学研究室・教授)
    専門は、環境農学、土壌学、地域開発論。アフリカやアジアの在来知に学び、人びとの暮らしと資源・生態環境の保全が両立するような技術や生業を創り出す研究に取り組んでいます。

お申込み方法

以下の申込フォームあるいはUU-Aウエブサイトより、事前のお申し込みをお願いいたします。(締切:10 月 26 日まで)
お申し込みをされた方には、27日に招待メールをお送りいたします。メールが届かない場合は、以下メールアドレスまでご連絡ください。また、詳細はUU-Aウエブサイトをご覧ください。

申込フォーム


本件にかんするお問い合わせ先

宇都宮大学 世界展開力強化事業推進室

  • UU-Aウエブサイト
  • シンポジウムサイト
  • TEL : 028-649-5100
  • MAIL : tenkai [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

 




世界銀行「半期地域経済報告(2021年秋)」オンラインセミナー

世界銀行の各地域総局では、毎年春と秋にそれぞれの地域の経済動向・見通しや主なトピックについてまとめる「半期地域経済報告書」を発表しています。

世界銀行東京事務所では、各報告書の著者が日本の皆様に向けて主なポイントをご説明するオンラインセミナー(YouTube配信、参加登録なし)を開催しています。プレゼン資料は、開催前に各サイトに掲載します。情報収集の機会としてぜひ、ご活用ください。

東アジア・大洋州

  • 2021年10月1日(金曜)開催済
  • スピーカー:エルギス・イスラマジ世界銀行東アジア・太平洋地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミスト

アフリカ

  • 2021年10月19日(火曜)午前8時-9時
  • スピーカー:セザール・カルデロン世界銀行アフリカ地域担当チーフエコノミスト室リードエコノミスト

南アジア

  • 2021年10月29日(金曜)8:00-9:00
  • スピーカー:ゾー・レイユ・シェ世界銀行南アジア地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミスト、ヴァレリエ・マーサー=ブラックマン同上級エコノミスト、シッダールダ・シャルマ同上級エコノミスト

ヨーロッパ・中央アジア

  • 2021年11月2日(火曜)8:00-9:00
  • スピーカー:ドロテ・シンガー世界銀行ヨーロッパ・中央アジア地域担当チーフエコノミスト室上級エコノミスト

ラテンアメリカ・カリブ海

  • 2021年11月4日(木曜)8:00-9:00
  • スピーカー:ウィリアム・マロニー世界銀行ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミスト

中東・北アフリカ

  • 2021年11月16日(火曜)8:00-9:00
  • スピーカー:レイチェル・ユティン・ファン世界銀行中東・北アフリカ地域担当チーフエコノミスト室エコノミスト、ハー・グエン同上級エコノミスト

開催済のセミナー動画はYouTubeチャンネルWorld Bank Group Live Streamをご覧ください。ぜひチャンネル登録をお願いします。

モーニングセミナー開催の最新情報を入手ご希望の方は、以下のメーリングリストにご登録ください。


本件にかんするお問い合わせ先

世界銀行東京事務所・大森 

komori [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)




オンライントーク:国連職員とNGO職員が語る「地域研究」と国際協力(10月13日)

『地域研究へのアプローチ――グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(2021年3月発行、ミネルヴァ書房)は、地域研究の教科書として作られました。この本の刊行記念イベントとして、本の魅力と地域研究という学問分野の面白さをお伝えするべく、毎月1回程度、オンライントークを開催しています。

第3回目の今回は、コラム「地域研究と私のキャリア」として、「開発援助に関わる実施者の視点」、「現場でグローバル・サウスの視点を取り入れる努力と葛藤」を執筆されたお二人が登壇します。

現在、WFP のローマ本部に勤務されている村上敏生氏は、修士課程で地域研究を専攻した後に、開発協力の実務に進まれました。その後南アフリカなどの国際協力支援などの業務を経由しながら、2021年1月よりJPO(Junior Professional Officer)として国連の仕事をされております。

一方で、ギタウ明香氏は、地域研究の分野で博士課程まで修了し、博士号を取得後に、出版社、講師などの仕事を経て、2013年にケニアに移住。国際NGOのピースウィンズ・ジャパンのナイロビ事務所の駐在員として、現在、難民支援の業務を含む、ケニアでの国際協力活動を行っておられます。

今回は、それぞれ国連とNGOの職員という立場で、海外で活動されているお二人から、地域研究と国際協力の関係について、インタビュー形式にてお話を伺います。

開催概要

  • 日時:2021 年 10月 13 日(水曜)19:00-20:30
  • 開催方法::オンライン(zoom)*お申し込み後に、接続先のURL等をご連絡いたします。
  • 参加費:無料

プログラム

  • 19:00-19:05 主催者からのご挨拶
  • 19:05-19:15 開発援助の現場について:コラムの執筆者二人の経験から
    森口 岳(東京農業大学他)
  • 19:15-20:00 国際協力のロジと現場:国連とNGOの二つの立場から
    村上 敏生(WFP世界食糧計画)/ギタウ 明香(ピースウインズ・ジャパン)
  • 20:00-20:30 コメント・質疑応答

お申込み方法

10/12 までに以下のフォームからお申込みください。


本件にかんするお問い合わせ先

主催『地域研究へのアプローチ』広報チーム

[at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)




コンゴ・セミナー(10月9日)

紛争影響地域において平和構築を実現するためには、抑圧と暴力によって築き上げられた紛争主体間の利害構造を解体し、市民の生命と人権が守られる社会へと転換することが必要です。しかしながら、国連を中心とする国際社会が実施する平和構築策はときに、紛争主体間の利害構造を維持したまま「非武装化」のみを目指し、脆弱な土台の上に平和と安全を築こうとすることによって、社会の中に支配的な権力構造と暴力を残存させています。

武装勢力が紛争に勝利して政権を奪取したり、不正選挙によって民主主義が損なわれたりするなかで、それでもなお正義、平和、繁栄をめざす国づくりへと転換するためには、市民の生命と人権の尊重を第一義におく市民 社会のリーダーシップを平和構築の中核に据える必要があります。しかし、長年の直接的暴力と構造的暴力にさらされてきた紛争影響地域において、市民社会が主体性を持ち、平和構築の中核を担うことは容易ではありません。

本セミナーでは、コンゴ民主共和国のキサンガニ大学からアルフォンス・マインド教授を講師にお招きし、アフリカの紛争影響地域における市民社会のリーダーシップの貴重な事例として、2018年にノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師の活動とその広がりについてご講演いただきます。そのうえで、中央政府が抑圧と暴力による支配に拘泥し続ける紛争影響国において、市民の生命と人権の尊重を第一義におく市民社会のリーダーシップが、平和構築の実現に向けて果たす役割を議論します。


セミナー概要

  • 日時:10月9日(土曜)18:00-20:00(日本時間)
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語、フランス語 (日仏通訳あり)
  • 形式:オンライン(Zoom webinar)
    ※当日使用するZoomのリンクは、イベント開催前日までにご連絡いたします。
    ご参加には、パソコン、スマホ、タブレットのいずれかが必要です。
  • 主催:特定非営利活動法人RITA-Congo
  • 共催:東京大学未来ビジョン研究センターSDGs協創研究ユニット/三菱財団助成研究「コンゴの紛争資源問題と性暴力に対する先進国の責任」

プログラム(予定)

・開会あいさつ:華井和代(東京大学講師/RITA-Congo共同代表)
・基調講演:アルフォンス・マインド(コンゴ・キサンガニ大学教授)
・コメント:ジャン-クロード・マスワナ(立命館大学教授/RITA-Congoアドバイザー)
・質疑応答
※司会:鈴木千花(立命館アジア太平洋大学学生/RITA-Congoユース)

参加申し込み

※参加登録締め切り:10月7日(木曜)24時


本件にかんするお問い合わせ先

RITA-Congo事務局 

office [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)




2021年世界銀行グループ・リクルートミッションと関連セミナー

世界銀行は2010年からほぼ毎年、日本人を対象としたリクルートミッションを派遣しています。10回目を数える今年もまた、高い専門性と十分な実務経験を兼ね備えた優秀な人材を募集いたします(募集期間は日本時間2021年9月1日―10月1日午前6時59分)。

また、グループ機関の国際金融公社(IFC)及び多数国間投資保証機関(MIGA)も様々な採用プログラムや個別ポジションの募集を行っております。リクルートミッションの詳細(今回募集している13のポストのTORも含めて)については、以下のウエブサイトに掲載しております。

jpjobs2021

募集期間中に、キャリアセミナーを開催しております。すでに告知していたものに加えて、9月13日と14日に新たに日本人職員によるキャリアセミナーを追加いたしましたので、ぜひご活用ください。


IFCキャリアセミナー

9月10日(金曜)18:30-20:00(日本時間)

詳細・参加登録:connect/multilingual_ext_content/ifc_external_corporate_site/ifc_home_japan/careers/career+announcement/ifc+career+seminar+september+2021


CVの書き方セミナー(世銀ポジション向け)

9月13日(月曜)12:00-13:00(日本時間)

詳細・参加登録:events/2021/09/13/career-seminar-cv


世界銀行で働く

~大野尚子 保健・栄養・人口グローバルプラクティス 東部・南部アフリカ担当上級業務担当官

9月13日(月曜)20:00-21:00(日本時間)

詳細・参加登録:events/2021/09/13/career-seminar-naoko-ohno
*保健分野のポストにご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。


世界銀行で働く

~馬淵樹 開発金融総局(DFI)上級業務担当官

9月14日(火曜)20:00-21:00(日本時間)

詳細・参加登録:events/2021/09/14/career-seminar-itsuki-mabuchi
*コーポレポート部局のポスト(WB4、WB5、WB6、WB7)にご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。


世界銀行で働く

~弥富圭介 気候変動グループ炭素市場・イノベーションユニット上級気候変動専門官

9月15日(水曜)20:00-21:00(日本時間)

詳細・参加登録:events/2021/09/15/career-seminar-keisuke-iyadomi
*気候変動分野のポストにご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。


南アジアにおける社会持続性・インクルージョンの課題と世界銀行の取り組み(モーニングセミナー)

スピーカー:ロビン・マーンズ(世界銀行 社会持続性・インクルージョングローバルプラクティス 南アジア担当プラクティスマネージャー)

9月28日(火曜)20:00-21:00(日本時間)

詳細:events/2021/09/28/south-asia-social-sustainability-and-inclusion
*社会開発分野のポストにご関心をお持ちの方はぜひご参加ください。


本件にかんするお問い合わせ先

世界銀行東京事務所・大森

komori [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)




Webinar on “Towards Understanding Grassroots Perspectives in Africa under COVID-19”

2021年8月31日(火曜)に日本アフラシア学会(JSAS)と東大IFIの共催によるオンラインセミナー “Towards Understanding Grassroots Perspectives in Africa under COVID-19” を開催します。ぜひご参加ください。

We are pleased to announce that Japan Society for Afrasian Studies (JSAS) and Institute for Future Initiatives (IFI) will co-host a Webinar on “Towards Understanding Grassroots Perspectives in Africa under COVID-19.” We look forward to your participation in our seminar.

◇◆Webinar Details◆◇

  • Date: August 31st (Tue), 2021
  • Time: 19:00 – 21:00 (JST)
  • Venue: Online (Zoom Webinar) *The Zoom link will be sent to the email address you provided by the day before the seminar.
  • Language: English Only
  • Participation Fee: Free
    Please register from this URL: (by August 29th 23:59)
  • Host of the Webinar: Japan Society for Afrasian Studies (JSAS),
  • Co-host: SDGs Collaborative Research Unit, Institute for Future Initiatives (IFI), the University of Tokyo

◇◆Overview◆◇

Japan Society for Afrasian Studies (JSAS) and Institute for Future Initiatives (IFI) of UTokyo have launched an international collaborative research project on “Exploration of Practical Wisdom and Resilience Overcoming Downside Risk – Collecting grassroots voices in Africa under COVID-19.” This research project aims to classify and assess the real and perceived risks associated with both Covid-19 and government responses to the pandemic in six African countries. It also aims to elucidate the people’s resilience in overcoming the risks. We will collect daily grassroots voices from private mobile communication applications, including Twitter and WhatsApp, the most widely used platform in Africa. We shall also collaborate with research institutions in the countries. Through that, this research will contribute to improving aid policy and business strategies. As a kick-off event of the research project, this seminar will illustrate the research subject based on the information sharing with Japanese and African researchers concerning the pandemic situation and impact of COVID-19 containment policies in six targeted countries.

◇◆Program◆◇

  1. Opening Remarks: Vick Ssali (President of JSAS / Aichi Gakuin University)
  2. Introduction: Kazuyo Hanai (The University of Tokyo)
  3. Session 1 – “Societal and policy responses to the COVID-19 pandemic: The case of South Africa” Scarlet Cornelissen (Stellenbosch University) – “Martial law and COVID-19: Evidence from the Democratic Republic of Congo” Christian Otchia (Nagoya University) – “Responding to COVID-19 in Ethiopia: A Triple Heritage Perspective” Seifudein Adem (Doshisha University) – Comments: Masaki Inaba (Africa Japan Forum) – Q&A
  4. Session 2 – “Political interference and the Socio-Economic Impact of Covid-19 on the Masses in Uganda” Vick Ssali (Aichi Gakuin University) – “The Politics of Scapegoating and Fatigue in COVID-19 Pandemic in Kenya” Kinyua Laban Kithinji (Sophia University) – “Farmers perception of COVID-19 (effects, implications and government response policy) on agricultural markets and rural livelihoods in Zimbabwe” Rangarirai Gavin Muchetu (Doshisha University) – Comments Scarlet Cornelissen (Stellenbosch University) – Q&A
  5. Open Discussion

◇◆Inquiry◆◇

hanai [a] (*アットマークの部分を修正してご使用ください)