学会誌編集委員会からのお知らせ(2024年2月)

すでにお気づきの方もおられると思いますが、前号からJ-stageに書評などこれまで掲載されなかったカテゴリーの原稿も掲載するようになりました。

現在、今年度の予算の範囲内で過去に遡って順次掲載していく予定です。4月ごろまでに掲載をできればと思って作業を進めています。

今年度の予算内で対応できなかった原稿についても、来年度以降、少しずつ遡っていく予定です。

現在、次号の学会誌の編集作業をしております。今回は開発協力大綱をテーマにした特集を予定しており、関係の先生方でこれまでオンラインで打ち合わせを重ねながら内容を練っているところです。また、今回は現地調査の工夫に焦点をあてた特集も予定しています。

また、全体像が見えてきていない中で作っていくこの時期はやや苦しいところもありますが、少しずつ形が見えていくのは編集の喜びでもあります。

6月下旬から7月ごろにお手元にお届けできるように進行していきたいと思います。

学会誌編集委員会
委員長:島田剛(明治大学)




学会誌編集委員会からのお知らせ(2023年8月)

学会誌編集委員会からのお知らせ(2023年8月)

現在、32巻1号を準備しています(このニュースレターをご覧いただく時には、お手元に届いているかもしれません)。

今号は「交通」という、国際開発の上では重要なセクターであるにもかかわらず、論文の少ない分野について特集を掲載することができました。ご尽力いただいた先生方に御礼申し上げます。

また、もう一つの特集は昨年度の全国大会プレナリー「グローバル危機にどう向き合うか – 国際開発学の役割」の一部を収録しました。投稿論文・報告・ノートも多くの研究の投稿があり充実したものになりました。

査読などでご協力いただきました先生方に御礼申し上げます。本号の締め切りの関係で次号に掲載せざるを得ない論文もありましたが、ますます充実させていきたいと思います。

書評対象の書籍についても随時受け付けています。なかなか会員の皆さまの書籍を包括的に把握するのは難しく、編集事務局へお送りいただければ書評対象として検討させていただきます。

学会誌編集委員会
委員長:島田剛(明治大学)




第3回「国際開発論文コンテスト」選考結果(2023年8月)

国際開発に関心を持つ学部生の人材育成を目的とする「第3回国際開発論文コンテスト」について報告致します。

  1. 募集期間:
    2023年3月1日~24日(前年秋の学会誌及び学会メーリングリストで広報)
  2. 応募状況:
    応募論文13編(全て和文)。2023年3月時点の所属大学は、共立女子大学、関西学院大学、釧路公立大学、法政大学。
  3. 審査結果:
    それぞれの応募論文を複数の委員で審査した結果、以下の通りとなった。

【最優秀論文賞】

該当者なし

【優秀論文賞】

4編(順不同)

「カンボジア農家の作物栽培と食料消費の実態―CSES2014を用いた計量経済分析―」

中西勇太(釧路公立大学)

カンボジアの世帯調査ミクロデータを用い、カンボジア農家の生産、消費の両側面に配慮した同時方程式モデルに基づく分析を行っている。

学部学生でミクロデータを用いた分析を行っている点や消費と生産の同時性に配慮した分析手法を採用するなど、技術的な点で優れた論文といえる。全体として文章表現が的確かつ明瞭で、論理構成も一貫性がとれている点が高く評価できる。

研究の目的と意義が明確に示されており、それぞれの分析結果を受けた要因をその都度考察し、分析の内容や結果そのものにおいて不備や不十分がある点を筆者自身が理解・認識した上で、それらについても適所に言及しているところも、論述の丁寧さが伺えた。

本研究のオリジナリティである分析手法を提示する決定関数の定式化の記述のところでも、詳細に読み手に分かり易く説明されていた。

「マダガスカル農民のコメ生産性に男女のネットワークが与える影響~性格特性に着目した2段階推計を用いて~」

中本絢子、中泉澄美、棚橋愛梨咲(関西学院大学)

本論文は、マダガスカル農民を事例に、個人の男女という性格特性や認知能力・非認知能力の違いがソーシャルネットワークを介して農業生産性に与える影響を検証し、農業のソーシャルネットワークの大きさが生産性向上に影響を与えることを明らかにしている。

先行研究の指摘を踏まえて現地調査を設計し、独自の調査データを用いて2段階推計を行っており、外向性と神経性に関しては男女で正反対の作用をしているという興味深い結果も得られている。

これらの点について多角評価された一方で、章見出しなど執筆要項のルールおよび要件を満たしていない体裁であるために残念ながら減点対象となってしまった。その他、本研究の課題を最後に示すと、論文全体の流れが引き締まって説得力が増す論文になる、などのコメントが審査委員からなされた。

「ソ連崩壊後のロシアの開発協力―英文学術誌の研究サーベイをもとに―」

渡辺彩(法政大学)

ソ連邦崩壊後のロシアにおける開発協力の変遷を英文誌のサーベイ、並びにロシアの行政文書を元に読み解き、4つの時代に区分しうることを明らかにしている。ロシアの行政文書についての比較分析を行ったり、レビューから浮かび上がった今後の研究課題を示したりと、独自の議論を展開しているところも高く評価された。

ソ連崩壊後のロシアに着目する意義についても丁寧な説明を行っており、読者との共通理解を築くことにも成功している。

調査方法(レビューする文献の抽出方法)を明示することで、自身の調査の射程と限界について自覚的であろうとする姿勢も窺えた。文章表現も明確で学部生のサーベイ論文としては良い評価を得られた一方で、審査委員からは文献レビューの範囲を狭く絞りすぎているという指摘もなされた。

「子どもの認知・非認知能力を促すピア効果の影響~マダガスカル農村で行った介入実証実験をもとに~」

任百香、石橋由唯、塚本真世(関西学院大学)

マダガスカル農村の教育において、短期間の物的介入が子どもの成績にどの程度影響するのかという実験を行い、その分析・考察を通してマダガスカルの学校現場及び学習環境の改善に向けた政策提言に繋げた論文である。

本研究のオリジナリティは、10歳から12歳の子ども計296人もの対象者に3週間という期間をかけて独自の介入実験(使用する数学と読解問題の教材を自分たちで作成して実験を設計)を行ったところにある。

先行研究の体系的なレビューや独自の現地調査など、学部生としては非常に高い水準の調査が行われていることが評価された。

その一方で、介入実験の説明や実験結果の記載など、論文の根幹に係わる部分が曖昧な記載になっており、研究論文としての完成度については改善の余地が指摘された。

表彰等

春季大会での表彰は実施せず、受賞者には賞状と記念品を郵送し、規程に基づく研究奨励金を授与した。受賞者の声については、次号のニュースレターで掲載する。

また、受賞論文の要旨を今年秋に発行する学会誌で公表する予定である。なお、人材育成というコンテストの目的に鑑み、応募者全員には審査員からの講評を伝えている。

人材育成委員会
委員長:松本悟(法政大学)




人材育成委員会からのお知らせ(2024年2月)

1.活動報告

(1)委員会

(定例会は2 か月に1 度、最終日曜日の20 時~22 時)

2022/11/26(日曜)

臨時会合:理事会報告。全国大会でのRT の打ち合わせ。

2023/2/26(日曜)

第1 回定例会:第3 回国際開発論文コンテストのスケジュール確定。
「(留学生は)なぜ日本で国際開発を学ぶのか」企画、春季大会で東大EAA と「開発と文学」のセッションを共催。

2023/4/23(日曜)

第2 回定例会:第2回国際開発論文コンテスト審査方法とスケジュールの審議・決定。「(留学生は)なぜ日本で国際開発を学ぶのか」で11 人のインタビュー終了。

2023/5/21(日曜)

国際開発論文コンテスト(第3 回)審査会
[2023/5/28 常任理事会で審査結果を審議承認。コメントへの対応は後日検討]
[国際開発研究2023/6 号に第2 回国際開発論文コンテストの入賞者の要旨掲載]

2023/7/1(土曜)

  • 第3 回定例会:第3 回国際開発論文コンテストの振り返り。
  • 第4 回国際開発論文コンテストの実施決定。
  • 全国大会に「(留学生は)なぜ日本で国際開発を学ぶのか」のセッション開催。
  • 1 年間の活動計画の達成状況を確認。

2023/8/27(日曜)

第4 回:今後の人材育成活動について。

2023/10/9(日曜)

第5 回:2023 年度活動報告案・決算案の審議。

(2)学部生を対象とした第3 回国際開発論文コンテスト(日本語、英語)

前年度より3 カ月早い2022 年11 月から広報開始(学会誌、ホームページ、メーリングリスト)。

  • 2023 年3 月1 日~24 日募集。
  • 5 月21 日(日曜)審査会。最優秀論文賞は該当なし。
  • 優秀論文賞は4 編。6 月春季大会(秋田)で公表。
  • 賞状、楯、学習奨励金を授与(郵送・振込)。
  • 入賞論文の要旨を学会誌掲載予定。

(3)2022 年12 月全国大会で、「授業という開発実践―わたしたちはどんな「人材」を「育成」するのか」と題したセッションを開催。

(4)留学生がなぜ日本で国際開発・国際協力を学ぶ/研究するのかについて聞き取り調査を実施。それをもとに、2023 年11 月の全国大会でRT を開催予定。

2.活動の評価

(1)目的:

以下の機会を提供することで人材の育成を目指す

  1. 学部生が参加できる機会
  2. 「国際開発の人材」とは何かを若手研究者(院生など)が考えられる機会

(2)年度当初の活動計画

  1. 学部生対象の「国際開発論文コンテスト」第2 回受賞論文の学会誌掲載、第3 回コンテストの実施。周知活動に力を入れて、応募論文の増加を図る。
  2. 留学生を対象にしたアンケートを実施し、日本で国際開発や開発協力を学び研究する意義を把握し人材育成活動に繋げる糸口を見つける。
  3. 「授業という開発実践―わたしたちはどんな「人材」を「育成」するのか」と題した学会セッションを開催し、その成果をもとに活動の継続を検討する。

(3)評価

  • 活動計画①を実施し、目的①は達成している。
  • 活動計画②と③を実施して目的②の達成に近づいてはいるが、まだ明確には打ち出せていない。次期に向けた課題としたい。

3.第11 期で俎上にあがったものの実現できなかった活動

  1. 国際開発論文コンテスト応募者との座談会:
    論文コンテスト入賞者のその後を追うことで、コンテストがどのように人材育成と繋がるかを考える。
  2. 継続検討事項=アイディアのストック:
    A. 人材育成実践としての国際開発や国際協力の授業の経験共有。
    B. 開発学会員お勧めの小説紹介。
    C. 15 分程度の「オンライン講座」(テーマごと)の発信。
    D. 国連フォーラムの「国連職員NOW」の国際開発学会版。若手学会員がインタビューすることで国際開発の多様性や変化を具体的に学び、将来目指すべき道を考えるきっかけにしてもらう。
    E. 国際機関やJICA はどのような人材を求めているのか、国際開発の教育はどのような人材を育てているのかを議論するフォーラムの開催(大会)。
    F. 開発学会員の留学生はどんな「人材」を目指しているのか、どんな学びを期待しているのか、文字や言葉にする【学会誌の特集など】。
    G. 以上の活動はホームページの活用と繋がっているので、学会のホームページをどう更新するかと合わせて考えていく。

人材育成委員会
第11期 委員長:松本悟(法政大学)


国際開発学会第12 期:委員会の構成および幹事の委嘱

委員長

小山田英治(同志社大学)

委員

志賀裕朗(横浜国立大学)

幹事

汪 牧耘(東京大学大学院)
大山貴稔(九州工業大学)
栗田匡相(関西学院大学)
森 泰紀(同志社大学大学院)

2024年度活動計画

  • 国際開発論文コンテスト企画・実施
  • 全国大会での企画・RT 開催活動計画

人材育成委員会
第12期 委員長:小山田英治(同志社大学)




人材育成委員会からのお知らせ(2023年5月)

学部生を対象とした第3回国際開発論文コンテストの応募を3月24日に締め切りました。

ご協力頂きました学会員の皆さん、ありがとうございました。

今年度の応募論文は13編で、応募時の所属は、共立女子大学、関西学院大学、釧路公立大学、法政大学でした。

審査の結果は6月に春季大会(秋田市)で発表し、表彰する予定です。

人材育成委員会
委員長:松本悟(法政大学)




人材育成委員会からのお知らせ(2023年2月)

協力者募集「なぜ日本で「国際開発」を学ぶか」

人材育成委員会では、「なぜ日本で国際開発を学ぶか」という企画を立てており、日本における国際開発の人材育成の現状・課題を外国人の視点から考えております。そのため、ぜひ日本で留学している、または留学生であった会員の方々、会員のお知り合いの(現・元)留学生の方々に、ご協力いただけると幸いです。本企画の詳細は以下の通りです。


1.問題意識・関心

日本の国際開発・国際協力の規模は縮小しています。そうしたなか、なぜ留学生は欧米や自国ではなく、日本で国際開発について学ぶのでしょうか。日本での勉学・生活において、この分野で学ぶ留学生はどのような悩みを抱えており、どんなことを得られているのか——

本委員会は、こうした実態を把握しながら、国際開発学会を通した人材育成の可能性を検討したいと考えています。日本における外国人を含めた知的コミュニティを築き、国際開発・国際協力分野の「人材育成の場としての日本」の価値を見出せたらと思っています。

2.ご協力者の募集

  • 国際開発学会に所属する(元)留学生の皆様
  • 国際開発・国際協力の関連分野に携わる(元)留学生の皆様
  • 国際開発・国際協力の関連分野に関心を持つ(元)留学生の皆様

3.ご協力・共有していただきたい内容

  • 日本に留学した経緯
  • 国際開発・国際協力への問題意識・関心
  • 日本で留学生活を送ることの悩みや楽しみ

4.想定している活動形態

  • オンラインおよび/もしくは対面
  • アンケート、インタビュー、懇談会、グループディスカッション、議論・研究成果の発表・共有

会員の皆様のなかには、日本以外の国出身の留学生・研究者が多数おられるかと拝察します。少しでもご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。身の周りにご興味のあるご友人がいらっしゃいましたら、ぜひ本企画をご紹介頂ければ幸いです。


お問い合わせ・協力依頼へのご回答

ご連絡の際に、以下の情報を簡単に教えてください。なお本委員会が取得した個人情報は上記目的以外には一切使用致しません。

  • お名前:
  • ご所属:
  • 研究分野・テーマ:
  • ご連絡先:

連絡先メールアドレス

  • jasid_jinzaiikusei [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

締め切り

2023年1月31日(火曜)

なお、今回は初めての試みのため日本語のみでご案内させて頂きましたが、今後は日本の大学・大学院の英語学位コース等で国際開発・国際協力を学んでいる/学んだ留学生の方々にも対象を広げていきたいと考えています。ご協力頂ける(現・元)留学生からのご連絡を心よりお待ちしております。何卒宜しくお願い致します。

人材育成委員会
委員長:松本悟(法政大学)




総務委員会からのお知らせ(2023年2月)

12月4日の第33回会員総会で下表の 2022 年度(2021年10月1日から2022年9月30日)決算報告および2023年度(2022年10月1日から2023年9月30日)予算案が承認されました。以下、決算と予算について説明します。

1.2022 年度決算(表1)

表1:決算FY2022

(1) 収支

収入に関し、会費収入は予算額より少なかった一方、事業収益とその他収益は予算額を上回りました。会費収入では、正会員および学生会員の支払いが予算額より少なくなりました。正会員で2022年度会費を支払っていない方がいることも挙げられますが、2022年度から70歳以上の会員の減額措置、あるいは4月以降に入会承認された会員については減額措置を導入したことによって、正会員の会費が減少したと考えられます。また、学生会員の多くは会費を支払っていますが、新型コロナウイルスによる影響を受けた学生会員に対して免除措置を取ったため、予算額よりも少ない決算になりました。事業収益に関しては、ある大学が学会誌をまとめて購入したことが要因です。その他収益のうち、研究部会の返金、金沢大学の第32回全国大会の余剰金が全額学会に振り込まれたなどによって、大きく増額することになりました。

つぎに、支出に関しては、2020、2021年度同様、新型コロナウイルスの影響で一部事業系委員会活動、管理系委員会・本部事務局の活動ともオンラインでの開催がほとんどになったこともあり、事業系委員会では当初予算より約350万円減、管理系委員会・本部事務局では約90万円減の決算となりました。一方、予備費では、第33回全国大会での報告申込および大会参加申し込みのシステム(Confit)の導入と第23回春季大会で赤字決算となりましたので、それを補填するために支出をしました。それらを踏まえても、当初予算より657万円減の1586万円余りの支出となりました。各委員会・本部事務局ごとの支出については、表2をご覧ください。

表2:財務諸表の注記

(2) 貸借対照表

表3:貸借対照表

一昨年度、昨年度に続き、貸借対照表を作成しました(表3)。 2021年度と比較できるようになっています。まず、資産のうち、未収金のうち学会費に関するものは9月に会員サイトからクレジットカード、あるいは銀行振り込みで支払われた場合、実際に学会の口座に入金されるのが翌年度になるためであり、前年度より大きく増加しています。研究部会については、2022年度を終了したにもかかわらず、9月30日までに返金をしなかった研究部会はなかったので、2022年度の未収金はゼロとなりました。なお、3年間会費未納で退会となる方が少なからずありますが、実質的に退会届を出さずに退会する方たちであり、予算上もそのような方の会費は収入に計上していないため、それらの方からの会費は未収金に入れていません。会費の未収金は、いずれも2022年10月31日に確実に入金するものであり、回収できないリスクのあるようなものではないので、財政上問題ありません。

つぎに、負債のうち未払金は、9 月の会費支払いの手数料支払いが 10 月に行われることによるものです。2021年度は学会誌の支払いがあったため計上していますが、今回はそのような事態になりませんでしたので、大きく減少することになりました。また、預り金は、新年度の会費を前年度中に支払う会員があるために生じているものです。以上により、負債に関しても、財政上問題のあるものではありません。

貸借対照表全体を通じて、資産では2021年度と比べて前年度より85万円減少することになりました。しかし、負債は前年よりも238万円減少しています。また、繰越金合計は前年度より約150万円が前年度より増加しました。

(3) 監査役意見

石田洋子・西野桂子両監査役に対する説明を2022年10月24日午前10時から11時30分までオンラインで行ないました。両監査役からは事業及び会計が適切に行なわれた旨の報告を受けております。監査報告書(別紙)。

2.2023年度予算(表4)

表4:予算FY2023

(1)収入

2023年度会費収入については、定款細則の変更により、恒常的な減額制度が導入されました。事前申請の上で承認された場合には常勤職を持たない正会員に対しては半額減額、学生会員は2000円となりました。2021年度から実施している70歳以上の会費半額、4月以降の入会者に対する半額減額措置を踏まえ、会費収入は2022年度決算とほぼ同じ金額としました。

事業収益およびその他収益のうち受取利息は前年度予算と同額としました。受取利息以外のその他収益については何らかの収益を予定していません。それらを踏まえて、2023年度収入は昨年度決算より約7%減の1361万円余としました。前期繰越金2583万円弱を合わせ、収入合計は3944万円余となりました。

(2)支出

支出のうち、事業系委員会の部分については、1286万円を計上しました。そのうち、支部・研究部会については、上限20万円として助成金を渡します(5支部・8研究部会)。大会助成金について、第24回春季大会は秋田の国際教養大学で開催され、交通費などで多くの経費が掛かることが予想されるため、助成金を100万円に増額しています。

また、学会誌は今年度から3号発行となりましたが、そのうち英文特集号の編集・印刷費は科研費から支出されます。ただし、会員への発送経費の支出が認められていないため、学会から支出することとします。それ以外の委員会では、研究×実践委員会は委員会設置後から新型コロナウイルスの影響でフィールドワークに出ることができませんでした。今年度はフィールドができると考えられるので、手厚い予算措置を実施しました。

管理系委員会・本部事務局では663万4000円を計上しています。今年度は第12期1号理事候補者選挙が行われます。それに関する経費の計上、会員管理システム、大会管理システムに関する経費が業務委託費に計上しています。それ以外には、人件費は広報委員会や本部事務局の作業によるものです。通信費は新入会員への学会誌送付等を想定しています。会議費・旅費交通費は、対面での会議が再開することを想定して前年度決算よりも多く計上しています。手数料・その他雑費については振込手数料や会費システムの使用料を計上しています。なお、予備費については昨年度同様、300万円を計上しています。

各委員会の項目ごとの支出予定額については表5をご覧ください。昨年度までの会計では、事業系委員会の会計を事業本体経費と委員会経費と別建てとしていましたが、どちらの項目かであいまいになることもあったので、統一化しました。

表5:財務諸表の注記(予算)

以上を踏まえ、支出全体は2242万円余りとなりました。予備費を除くと1949万円余りとなり、昨年度予算とほぼ同額、決算より約400万円増加しております。学会活動を充実させつつも、効率的な支出を考慮しながら運営できるように各委員会をサポートする所存です。

総務委員会
委員長:池上寛(ジェトロ・アジア経済研究所)




【会員限定】常任理事会議事録(第236・237・238回)

第236回常任理事会

  • 日時:2023年5月2~5日
  • 方法:メール審議

議題

(1) 審議事項

18名の新規入会希望者が承認され、7名の退会者が報告された。


第237回常任理事会

  • 日時:5月28日(日)9時00分~11時15分
  • 方法:オンライン(Zoom)
  • 出席:佐藤仁(会長)、高田(副会長)、池上、佐野、島田、小林、杉田、川口、三重野(以上、常任理事)、志賀(事務局長)、秋保(事務局次長)

議題

(1)審議事項

  1. 第3回国際開発論文コンテスト審査結果について:大山・人材育成委員会委員(松本委員長の代理)より、応募論文13編のなかから優秀論文賞の授与対象として4編が選出されたことが報告され(最優秀論文賞は該当者なし)、承認された。
  2. 優秀ポスター発表賞の審査方法の変更について:三重野・賞選考委員長より、優秀ポスター発表賞の審査方法を変更したい旨の要請があり、承認された。
  3. 障害者の権利に関する合理的配慮について:佐藤会長(企画運営委員長)より、2019年に導入された「国際開発学会における障害者の権利に関する合理的配慮について」を、障害を有する会員の意見を踏まえてまとめた改訂案について報告がなされ、承認された。

(2)報告事項

  1. 第12期1号理事候補選挙結果および候補者の確定について:杉田選挙管理委員長より、5月に実施された第12期1号理事候補選挙結果が報告された。続いて、志賀事務局長より、選挙における得票数上位者に1号理事就任を打診した結果、19名の第12期1号理事候補者が確定されたことが報告された。
  2. 第12期会長候補者について:志賀事務局長より、本年11月11日の会員総会に提案する次期(第12期)会長候補者の推薦手続きについて説明が行われた。
  3. 入会者、退会者、会費未納退会になる可能性がある会員について:志賀事務局長より、68名の会員が2年度分の会費未納を理由として退会処分になる可能性がある旨が報告され、会費納入促進の方策について議論が交わされた。

第238回常任理事会

  • 日時:2023年7月7~10日
  • 方法:メール審議

議題

(1)審議事項

     

    本部事務局
    事務局長:志賀裕朗(横浜国立大学)




    【会員限定】常任理事会議事録(第239・240・241回)

    第239回常任理事会

    • 日時:2023年8月19~22日
    • 方法:メール審議

    議題

    (1) 審議事項

    1. 第33回全国大会(@明治大学)の大会運営予算に係る留保金の取り扱いが審議された。
    2. 3名の新規入会希望者が承認された。

    第240回常任理事会

    • 日時:9月3日(日曜)13時00分~15時15分
    • 方法:オンライン(Zoom)
    • 出席:佐藤仁(会長)、高田(副会長)、池上、佐野、島田、小林、杉田、川口、三重野(以上、常任理事)、志賀(事務局長)、秋保(事務局次長)

    議題

    (1)審議事項

    1. 総務委員会より、2024年度の支部・研究部会の設置について説明があり、了承された。
    2. 人材育成委員会より、2024年の第4回国際開発論文コンテストの開催案について説明があり、了承された。
    3. 本部事務局より、現行定款の改正の検討状況について説明があり、改正する方向性について了承された。
    4. 本部事務局より、2年間連続して会費を未納としている会員の退会処分について提案があり、了承された。

    (2)報告事項

    1. 社会連携委員会より、国際協力キャリアセミナーの開催について報告があった。
    2. 賞選考委員会より、春季大会のポスター発表の表彰結果および今年度の学会賞選考の進展状況について報告があった。

    第241回常任理事会

    • 日時:2023年10月5~7日
    • 方法:メール審議

    議題

    (1)審議事項

    • 15名の新規入会希望者が承認された。

    (2)報告事項

    • 39名の退会者、25名の休会申請者、58名の会費減額申請者が報告された。

    本部事務局
    事務局長:志賀裕朗(横浜国立大学)




    【会員限定】常任理事会議事録(第242・243回)

    第242回常任理事会

    • 日時: 2023年11月4日(土曜)9時30分~12時
    • 方法:対面及びZoom併用
    • 場所:名古屋大学東山キャンパス グローバル・エンゲージメントセンター
    • 出席者(敬称略):佐藤(第11期会長)、山田(第11期副会長、第12期会長候補)、高田(第11期副会長)、池上、川口、北村、小林、佐野、志賀、島田、杉田、三重野(以上、第11期常任理事)、工藤、木全、小國、小山田、狩野、関谷、星野(以上、第12期常任理事候補)、尾和、島津(第12期事務局次長候補)
    • 欠席者(敬称略):松本(第11期常任理事・第12期常任理事候補)、澤田(第12期常任理事候補)

    議題

    ※特段の記載がない場合、報告者は第11期の各委員会とする。

    (1)報告事項

    1. 第34回全国大会(@上智大学)の準備状況について(大会組織委員会)
    山田大会組織委員長より、第34回全国大会の準備状況について報告がなされた。

    (2)審議事項

    1. 2023年度決算および監査役報告(本部事務局・総務委員会)
    池上総務委員長より、2023年度決算およびそれに基づく貸借対照表について説明がなされた。これを受けて、監査役より、特に指摘すべき事項はなかった旨の報告があった。

    2. 2023年度活動報告(各委員会)
    各委員長より、2023年度の活動報告が行われた。

    3. 2024年度予算案・活動計画案(第12期本部事務局・総務委員会)
    各委員長より、2024年度の予算案と活動計画案について説明がなされた。

    JICAから提案されているアジア圏を対象とする開発学会設立構想について、どの委員会が業務を担当すべきか、意見交換がなされた。

    第12期において設置を予定している社会共創委員会が中心となり、第11期の北村グローバル連携委員長と連携して対応し、今後も議論していくことが決定された。

    4. 2023年度学会賞の選出(賞選考委員会)
    三重野賞選考委員長より2023年度学会賞の選出について提案があり、承認された。

    5. 韓国国際開発学会冬季大会への会員派遣(グローバル連携委員会)
    北村グローバル連携委員長より、韓国国際開発学会冬季大会への会員派遣について提案があり、承認された。

    6. 会員向け情報発信方法の整理(広報委員会)
    高田広報委員長より、会員向け情報発信方法の整理について提案があり、承認された。

    7. 大橋正明会員の名誉会員への推挙(総務委員会)
    池上総務委員長より、大橋正明会員の名誉会員への推挙がなされ、承認された。

    8. 第33回会員総会議事(本部事務局、総務委員会)
    志賀事務局長より、第34回全国大会(@上智大学)にて実施予定の第33回会員総会議事について説明され、承認された。

    9. 定款改正(本部事務局)、定款細則改正(第12期本部事務局、総務委員会)
    志賀事務局長と池上総務委員長より、定款と定款細則の改正について提案があり、承認された。

    10. 会費支払い方法の変更(バンクチェック廃止)(本部事務局)
    池上総務委員長より、会費支払方法の変更(バンクチェック廃止とPayPal導入の検討)について提案がなされ、承認された。

    (3)その他

    11.今後の予定について
    今後の会合予定について確認が行われた。


    第243回常任理事会

    • 日時: 2023年11月12日(日) 昼休み(上智大会中)
    • 場所:上智大学四谷キャンパス 紀尾井坂ビル B104室
    • 出席者(五十音順・敬称略):尾和、小山田、狩野、北村、木全、工藤、澤田、島津、島田、関谷、松本、山田(欠席:小國、杉田、星野)

    議題

    (1) 審議事項

    1.1. 会員向け情報発信方法の整理について(広報委員会)

    狩野広報委員長より、ニューズレターとメーリングリストの運用に関して改善案が出された。現在の課題としては、両者の役割が重複している点、ニューズレターに掲載する委員会・研究部会・支部からの報告が負担になっている点が挙げられた。

    改善案としては、ニューズレターをアーカイブ目的、メーリングリストを即時性のある情報発信目的とし、メーリングリストの対象内容を強化するとともに、ニューズレターの発行を年4回から2回に減らすことが提案された。

    常任理事より、ニューズレターに掲載している座長報告の負担が大きいことから、大会終了後に会員が論文集にアクセスできることが周知・広報されることを前提に座長報告を止め、代わりに改善案などを座長が任意でフィードバックできるGoogle フォームを作成し、Confitのメッセージ機能で流してはどうかという提案があった。

    他にも、学会誌にアーカイブ的な情報(事務局報告・委員会報告など)を一元化して掲載し、ニューズレターを廃止してはどうかという提案もあった。

    ニューズレターおよびメーリングリストの運用については、引き続き広報委員会が検討していくこととなった。

    2.支部・研究部会の活動報告について(会長)

    山田会長より、研究部会の活動報告を義務としてはどうかという提案があった。例として、大会で活動報告をするセッションを出す、ニューズレターやメーリングリストで発信するなどが挙げられた。

    常任理事より、活動報告をしなければ予算が下りないという仕組みにする、自分たちでウェブサイト上の各部会のページを更新させる、期間中に部会での検討・研究状況を学会誌に必ず掲載することを義務とする、などの案が出された。

    また、発信方法については、メーリングリスト、ニューズレター、ウェブサイト、学会のラウンドテーブル、総会でのフラッシュトークなど、様々な形から選択させてはどうかという案も出された。

    引き続き山田会長が企画運営委員会として研究部会のルール(公開性や規定)を確認し、活動報告の発信方法について検討し、次回の常任理事会で提案することとなった。

    3.ポスター賞および学会賞について(賞選考委員会)

    澤田賞選考委員長より、(1)ポスター発表者によるフラッシュトークを次回大会から実施したい、(2)学会賞受賞者へ賞金を出す場合は定款の改定が必要となるため、今後、賞選考委員会内で改定案を作成する、(3)賞選考の基金を作るための方法を検討すべき旨の提案があった。今後の常任理事会に具体的な規定や手続き案を委員会から提示し、議論することとした。

    4.学会における合理的配慮について(合理的配慮WG)

    小國副会長より、合理的配慮WGのメーリングリストを作成することが提案され、承認された。また、ウェブサイト上の合理的配慮に関するページを、読み上げソフトを用いやすいように設定することが提案され、承認された。上記の二点については、石田さんにお願いすることとなった。

     加えて、「学会における合理的配慮について」のサブページを、今後作成される山田会長の挨拶ページからもリンクすることが提案され、山田会長の了承を得た。

     WG内で出されているその他のアイデアとして、「学会の合理的配慮を考える」セッションを大会で設けること、希望者には学会誌をテキストファイルで提供すること、などが挙げられていることが紹介された。

    5.入会審査・退会報告(本部事務局)

    関谷総務委員長より、入会者11名、復会・再入会者1名の審査について提案があり、承認された。また、退会者5名について報告がなされた。

    6.その他

    常任理事会の年間スケジュールを事前に決定して欲しいとの要望が常任理事より出され、事務局より具体的な提案を用意し、検討することとした。

    (2) 報告事項

    なし


    本部事務局
    本部事務局長:星野晶成(名古屋大学)




    【会員限定】常任理事会議事録(第231・232回)

    第231回常任理事会

    • 日時:2022年11月3日(木曜)10時~14時
    • 方法:対面とZoom(オンライン)のハイブリッド
    • 出席者:佐藤(会長)、高田、山田(以上、副会長)、池上、小林、島田、松本、北村、川口、佐野、志賀、杉田、三重野(以上、常任理事)

    議題

    (1) 審議事項

    1.支部・研究部会助成額の決定について

    池上総務委員長より、2023年度の支部・研究部会の助成額について報告があり、承認された。

    2.定款および定款細則の改正について

    志賀事務局長より、会員制度の変更等に伴う定款および定款細則の改正案が提案され、承認された。

    3.第12期1号理事選挙について

    杉田選挙管理委員長より、第12期1号理事選挙を2023年5月9日から23日の期間に実施するとの提案があり、承認された。また、選挙規程の改正案が提案され、承認された。

    4.2022年度学会賞について

    三重野賞選考委員長より、2022年度学会賞に13 作品の応募があったこと、審議の結果、 学会賞本賞に牛久晴香会員の『かごバッグの村―ガーナの地場産業と世界とのつながり』(昭和堂)、奨励賞に阿部和美会員の『混迷するインドネシア・パプア分離独立運動―「平和の地」を求める戦いの行方』(明石書店)、賞選考委員会特別賞に佐藤峰会員、佐柳信男会員、柳原透会員共著のEmpowerment through Agency Enhancement: An Interdisciplinary Exploration (Palgrave Macmillan)が選出されたこと、論文部門については該当なしとの結果であったことが報告され、承認された。


    (2) 報告事項

    1. 第33回全国大会

    島田大会実行委員長より、第33回全国大会のプログラム案と準備状況について報告がなされ、承認された。

    2. 入会・退会者の報告と会員数の動向

    志賀事務局長より、新規入会希望者・退会者の報告(新規入会希望者13名、退会者3名)ならびに会員数の動向について報告があった。

    3. 翻訳書の応募者への対応について

    三重野賞選考委員長より、翻訳書をもって学会賞への応募があった場合の対応や、論文賞の今後のあり方についての検討状況が報告された。

    4. ポスター賞選考の準備状況について

    三重野賞選考委員長より、ポスター賞選考の準備状況について報告された。


    第232回常任理事会

    • 日時:2022年11月26日(土曜)10時~11時30分
    • 方法:Zoom(オンライン)による開催
    • 出席者:佐藤(会長)、高田、山田(副会長)、池上、川口、小林、佐野、志賀、島田、杉田、松本(常任理事)

    議題

    (1)審議事項

    1.2022年度活動報告および監査役報告について

    各委員長より2022年度の活動について報告された。また、志賀事務局長および池上総務委員長より、2022年度監査については特段の問題点を指摘されることなく終了した旨が報告された。

    2.  2023 年度活動計画および予算案について

    各委員会から2023年度活動計画および予算案について説明がなされ、承認された。

    3.入退会承認について

    志賀事務局長より、30名の新規入会希望者(正会員8名、学生会員22名)について提案がなされ、承認された。また、1名が退会したことが報告された。

    4.第115回理事会議事および第33回会員総会の議事について

    志賀事務局長より、第115回理事会の議事案および第33回会員総会の議事案について説明がなされ、承認された。




    【会員限定】常任理事会議事録(第233・234・235回)

    第233回常任理事会

    • 日時:2023年2月1日
    • 方法:メール審議

    議題

    (1) 審議事項

    1.第33回全国大会より導入した大会参加・発表管理プログラムのConfitにかかる契約の継続について承認された。

    2.21名の新規入会希望者が承認され、9名の退会者が報告された。


    第234回常任理事会

    • 日時:2023年2月13日
    • 方法:メール審議

    議題

    (1)審議事項

    1. 10名の新規入会希望者が承認され、2名の退会者が報告された。

    第235回常任理事会

    • 日時:2023年4月3日
    • 方法:メール審議

    議題

    (1)審議事項

    1. 選挙管理委員会より国際開発学会理事候補者選挙細則の改正案が提案され、承認された。
    2. 19名の新規入会希望者および15名の会費未納を理由とする退会処分が承認され、10名の退会者が報告された。

    本部事務局長
    志賀裕朗(横浜国立大学)




    【会員限定】理事会議事録(第120・121回)

    第120回理事会

    • 日時:2023年8月5~8日
    • 方法:メールによる開催

    (1)審議事項

    以下が提案され、いずれも了承された。

    1. 小國和子会員(日本福祉大学)および松本悟会員(法政大学)を副会長候補として、小山田英治会員(同志社大学)、狩野剛会員(金沢工業大学)、北村友人会員(東京大学)、木全洋一郎会員(国際協力機構)、工藤尚悟会員(国際教養大学)、澤田康幸会員(東京大学)、島田剛会員(明治大学)、杉田映理会員(大阪大学)、関谷雄一会員(東京大学)を常任理事候補として、2023年11月11日開催予定の会員総会に提案すること。
    2. 星野晶成会員(名古屋大学)を本部事務局長候補として上記会員総会に提案すること。
    3. 萱島信子会員(国際協力機構)および佐藤峰会員(横浜国立大学)を監査役候補として上記会員総会に提案すること。

    第121回理事会

    • 日時:2023年9月4~7日
    • 方法:メールによる開催

    (1)審議事項

    • 38名の会員について、会費を連続して2年間未納としていることを理由とする退会処分に付することが提案され、了承された。

    (2)報告事項

    • 2024年度支部・研究部会の申請状況が報告された。

    本部事務局
    事務局長:志賀裕朗(横浜国立大学)




    【会員限定】理事会議事録(第114・115・116回)

    第114回理事会

    • 日時:2022年10月28日(金曜)~29日(土曜)
    • 方法:メールによる開催

    (1)審議事項

    3年間会費未納を理由とする退会処分対象者について:志賀事務局長より、3年間会費未納を理由とする退会処分対象者17名について提案があり、承認された。


    第115回理事会

    • 日時:2022年11月26日(土曜)13時30分~16時30分
    • 方法: Zoom(オンライン)による開催
    • 出席者(敬称略):佐藤(会長)、高田、山田(以上、副会長)、池上、川口、佐野、志賀、島田、杉田、松本、三重野(以上、常任理事)池見、市橋、伊東、大橋、岡部、小川、小國、萱島、澤村、高橋、鍋島、西川、藤掛、藤山、道中、山形(以上、理事)、石田、西野(以上、監査役)、梅村(支部長)

    (1)審議事項

    1.2022年度学会賞について

    三重野賞選考委員長より、2022年度学会賞に13 作品の応募があったこと、審議の結果、 学会賞本賞に牛久晴香会員の『かごバッグの村―ガーナの地場産業と世界とのつながり』(昭和堂)、奨励賞に阿部和美会員の『混迷するインドネシア・パプア分離独立運動―「平和の地」を求める戦いの行方』(明石書店)、賞選考委員会特別賞に佐藤峰会員、佐柳信男会員、柳原透会員共著のEmpowerment through Agency Enhancement: An Interdisciplinary Exploration (Palgrave Macmillan)が選出されたこと、論文部門については該当なしとの結果であったことが報告され、承認された。

    2.2022年度活動報告、決算および監査役報告

    各委員長より2022年度の活動について報告された。また、志賀事務局長および池上総務委員長より、2022年度監査については特段の問題点を指摘されることなく終了した旨が報告された。

    3.  2023 年度活動計画および予算案について

    各委員会から2023年度活動計画および予算案について説明がなされ、承認された。

    4.2023年度の支部・研究部会への助成額について

    池上総務委員長より、2023年度の支部・研究部会の助成額について報告があり、承認された。

    5.2023年度活動計画案および予算案

    各委員会から2023年度活動計画および予算案について説明がなされ、承認された。

    6.定款および定款細則の改正について

    志賀事務局長より、会員制度の変更等に伴う定款および定款細則の改正案が提案され、承認された。

    7.第33回会員総会の議事について

    志賀事務局長より、第33回会員総会の議事案について説明がなされ、承認された。

    8.第12期1号理事候補者選挙および選挙規程の改正について

    杉田選挙管理委員長より、2023年5月9日から23日の期間に第12期1号理事選挙を実施するとの提案があり、承認された。また、選挙規程の改正案が提案され、承認された。


    (2)報告事項

    1.第33回全国大会の準備状況

    島田大会実行委員長より、第33回全国大会のプログラム案と準備状況について報告がなされ、承認された。

    2.入会者・退会者について

    志賀事務局長より、30名の新規入会希望者(正会員8名、学生会員22名)および、1名の退会者が報告された。

    3.第33回全国大会優秀ポスター発表賞対象作について

    三重野賞選考委員長より、第33回全国大会優秀ポスター発表賞対象作について報告があった。

    その他

    1.合理的配慮について

    障害を有する会員に対する合理的配慮のあり方について議論が行われた。


    第116回理事会

    • 日時:2022年11月4日(日曜)11時45分~12時30分
    • 方法:対面(明治大学 リバティタワー11階 1116教室)による開催
    • 出席者(敬称略):佐藤仁(会長)、高田、山田(以上、副会長)、池上、川口、北村、小林、佐野、島田、杉田、松本、三重野(以上、常任理事)、志賀(事務局長)、池見、伊東、大橋、岡島、岡部、小川、小國、萱島、黒田、佐藤寛、高橋、西川、藤掛、道中(以上、理事)、工藤(第24回春季大会実行委員長)、秋保(本部事務局次長)

    冒頭に、島田剛・第33回全国大会実行委員長および工藤尚悟・第24回春季大会実行委員長の挨拶が行われた。

    (1)審議事項

    1.優秀ポスター発表賞の受賞作について

    三重野賞選考委員長より、第33回全国大会優秀ポスター発表賞受賞作について報告があり、承認された。




    【会員限定】理事会議事録(第122・123回)

    第122回理事会

    • 日時:2023年11月4日(土曜)14時~16時
    • 方法:対面及びZoom併用
    • 場所:名古屋大学
    • 出席者(敬称略):佐藤(第11期会長)、山田(第11期副会長、第12期会長候補)、高田(第11期副会長)、池上、川口、北村、小林、佐野、志賀、島田、杉田、三重野(第11期常任理事)、工藤、木全、小國、小山田、狩野、関谷、星野(以上、第12期常任理事候補)、尾和、島津(以上、第12期事務局次長候補)、池見、石田、伊東、大橋、岡部、小川、片柳、萱島、樹神、工藤、坂上、佐藤(峰)、澤田、澤村、関谷、高橋、鍋島、西川、西野、初鹿野、藤掛、藤山、山形、渡邉(以上、第12期理事候補)
    • 欠席者(敬称略):市橋、岡島、勝間、黒田、澤田、仲佐、藤倉(以上、第12期理事候補)、松本(第11期常任理事、第12期副会長候補)、道中、峯(以上、第12期理事候補)

    議事

    特段の記載がない場合、報告者は第11期の各委員会とする。

    (1)報告事項

    第34回全国大会(@上智大学)の準備状況について(大会組織委員会)
    山田大会組織委員長より、第34回全国大会の準備状況について報告がなされた。

    (1)審議事項

    1. 2023年度決算および監査役報告(本部事務局・総務委員会)
    池上総務委員長より、2023年度決算および監査報告結果について説明がなされた。石田監査役、西野監査役より、適切に会計が行われている点が評価に値するとのコメントがなされた。

    2. 2023年度活動報告(各委員会)
    各委員長より、2023年度の活動報告がなされた。

    3. 2024年度予算案・活動計画案(第12期本部事務局・総務委員会)
    第12期星野事務局長と各委員長より、2024年度の予算案と活動計画案の説明がなされ、委員会・支部・部会の設置及び予算案とともに承認された。

    4. 2023年度学会賞の選出(賞選考委員会)
    三重野賞選考委員長より、書籍について12件の応募があり、選考の結果、池田真也会員、杉江あい会員が奨励賞を受賞、論文については該当なしとなった旨、報告があった。

    5. 韓国国際開発学会冬季大会への会員派遣(グローバル連携委員会)
    北村グローバル連携委員長より、学会賞受賞者と近藤久洋会員を2023年12月に開催予定の韓国国際開発学会冬季大会へ派遣する予定である旨、説明があった。

    6. 会員向け情報発信方法の整理(広報委員会)
    高田広報委員長より会員向け情報発信の方法を整理していく必要性について説明があった。

    7. 大橋正明会員の名誉会員への推挙(本部事務局)
    佐藤会長より、大橋正明会員の名誉会員への推挙がなされ、承認された。

    8. 第33回会員総会議事(本部事務局、総務委員会)
    志賀事務局長より第33回会員総会議事案について説明があり、承認された。

    9. 定款改正(本部事務局)、定款細則改正(第12期本部事務局、総務委員会)
    志賀事務局長より、定款と定款細則の改正について説明があり、承認された。

    10. 会費支払い方法の変更(バンクチェック廃止)(本部事務局)
    池上総務委員長より会費支払い方法の変更について説明があり、承認された。

    (その他)

    11.今後の予定について
    今後の会合予定について確認がなされた。


    第123回理事会

      • 日時:2023年11月11日(日曜)11時45分~12時45分
      • 会場: 上智大学 紀尾井坂ビルB104教室
      • 出席者(敬称略):佐藤(第11期会長)、山田、高田(以上第11期副会長)、池上、川口、北村、小林、佐野、島田、杉田、松本、三重野(以上、第11期常任理事)、池見、市橋、伊東、大橋、岡部、岡島、小川、小國、萱島、黒田、佐藤(寛)、澤村、高橋、藤掛、道中、山形(以上、第11期理事)、石田、西野(以上、第11期監査役)渡邉(京滋支部長)、志賀(第11期事務局長)、秋保(第11期事務局次長)
        小山田、狩野、木全、工藤、関谷(以上、第12期常任理事候補)、坂上、初鹿野(以上、第12期理事候補)、佐藤峰(第12期監査役候補)、星野(第12期事務局長候補)、尾和、島津(以上、第12期事務局次長)
      • 欠席者(敬称略):勝間、仲佐、鍋島、西川、藤倉、藤山(以上、第11期理事)、澤田(第12期常任理事候補)、樹神(第12期理事候補)

      *第11期役員で第12期も役員に就任予定の場合、第11期欄に名前を記載

      議事次第

      第34回全国大会実行委員長からのご挨拶(上智大学・小松太郎先生)
      小松・第34回全国大会実行委員長より挨拶があり、開催中の大会には学会員400名程度が参加しているとの報告がなされた。

      (1)審議事項

      1. 定款細則の改正について(第11期 本部事務局)
      志賀本部事務局長より、定款細則の変更に関する提案がなされ、承認された。

      2. 2024年度予算案について(第11期 総務委員会)
      池上総務委員長より、2024年度予算案について説明がなされ、承認された。支部・研究部会の活動費については、各支部・部会あたりの支給額の上限を20万円に設定することとなった。

      3. 理事会におけるオブザーバー参加について(第11期 本部事務局)
      理事以外の支部長(市橋先生、渡邉先生、梅村先生)を理事会オブザーバーとして認める提案がなされ、承認された。

       

      佐藤仁第11期会長からの挨拶

      佐藤第11期会長より退任挨拶があり、第11期のスローガンであるvisible, inclusive, entertainingはほぼ実現できたと考えているとの見解が披歴された。

      さらに、ホームページのアップデートや科研費を獲得したうえで英文学会誌を刊行できたことなどの具体的な成果についても言及がなされた。

       山田肖子・第12期会長候補からの挨拶

      山田・第12期会長候補より、第12期体制では「①国際開発学の再定義、②多様性からのシナジー、③わくわくの創造」をスローガンとして活動を行っていく旨の意向が表明された。

      その他(連絡事項など)

      第11期・第12期の役員紹介
      第11期佐藤会長、第12期山田会長より役員及び役員候補者の紹介がなされた。




      【会員限定】理事会議事録(第117・118・119回)

      第117回理事会

      • 日時:2023年5月6日(土曜)~7日(日曜)
      • 方法:メールによる開催

      (1)審議事項

      会費未納会員の退会処分

      2021年度および2022年度の2年間にわたり会費を支払っていない会員15名について、事務局が国際開発学会定款附則第5項に従って退会処分とすることを提案し、承認された。

      理事候補者選挙細則の改正

      選挙管理委員会より国際開発学会理事候補者選挙細則の改正案が提案され、承認された。

      (2)報告事項

      19名の新規入会希望者、10名の退会者が報告された。


      第118回理事会

      • 日時:2023年5月28日(日曜)13時00分~14時40分
      • 方法: Zoom(オンライン)による開催
      • 出席者(敬称略):佐藤仁(会長)、高田(副会長)、池上、佐野、島田、小林、川口、三重野(以上、常任理事)、志賀(事務局長)、小國、藤掛、岡島、山形、西川、市橋、小川、大橋、鍋島、勝間、黒田、藤倉、萱島、佐藤寛、高橋(以上、理事)、秋保(事務局次長)

      (1)審議事項

      第3回国際開発論文コンテスト審査結果について

      大山・人材育成委員会委員(松本委員長の代理)より、応募論文13編のなかから優秀論文賞の授与対象として4編が選出されたことが報告され(最優秀論文賞は該当者なし)、承認された。

      障害者の権利に関する合理的配慮について

      佐藤会長(企画運営委員長)より、2019年に導入された「国際開発学会における障害者の権利に関する合理的配慮について」を、障害を有する会員の意見を踏まえてまとめた改訂案について報告がなされ、承認された。

      (2)報告事項

      第12期1号理事候補選挙結果および候補者の確定について

      杉田選挙管理委員長より、5月に実施された第12期1号理事候補選挙結果が報告された。続いて、志賀事務局長より、選挙における得票数上位者に1号理事就任を打診した結果、19名の第12期1号理事候補者が確定されたことが報告された。

      優秀ポスター発表賞の審査方法の変更について

      三重野 賞選考委員長より、優秀ポスター発表賞の審査方法を変更したい旨の報告があった。

      入会者、退会者、会費未納退会になる可能性がある会員について

      志賀事務局長より、10名の入会希望者、3名の退会希望者が報告された。また、68名の会員が2年度分の会費未納を理由として退会処分になる可能性がある旨が報告され、会費納入促進の方策について議論が交わされた。


      第119回理事会

      • 日時:2023年6月10日(土曜)11時30分~12時15分
      • 方法:対面(第24回春季大会会場)による開催
      • 出席者(敬称略):佐藤仁(会長)、高田、山田(以上、副会長)、池上、川口、小林、佐野、杉田、松本(以上、常任理事)、志賀(事務局長)、池見、黒田、佐藤(寛)、澤村、高橋、鍋島、西川、道中、山形(以上、理事)、渡邉(オブザーバー、京滋支部長)、秋保(事務局次長)、工藤(第24回春季大会実行委員長)、小松(第34回全国大会実行委員長)

      冒頭に、工藤・第24回春季大会実行委員長から挨拶が行われた。また、小松・第34回全国大会実行委員長から、挨拶および大会の準備状況についての報告があった。

      (1)審議事項

      第12期会長候補の選出について

      志賀事務局長より、山田肖子・第12期理事(第11期副会長)を次期会長候補として推薦し、本年11月11日に実施される会員総会に提案することが報告され、承認された。

      第12期会長候補の選出について

      次期(第12期)会長候補者の選任について、5月30日から6月6日までの期間、現任(第11期)の理事より候補者の推薦の受付を行った。その結果、理事6名から山田肖子会員を推薦したい旨の届け出があった。これを踏まえ、理事会では、推薦人代表者からの説明を徴したのち、山田会員を次期会長候補として本年11月11日に実施される会員総会に提案することを承認した。

      (2)報告事項

      今後の会合予定について:志賀事務局長より、本年11月11日の会員総会までの理事会、常任理事会の会合日程(予定)について説明があった。

       

      本部事務局
      事務局長:志賀裕朗(横浜国立大学)




      【会員限定】総会議事録(第34回)

      • 日時:2023 年 11 月 11 日(土曜)16:40~18:55
      • 場所:上智大学四谷キャンパス 2号館 17 階

      1.挨拶

      佐藤仁・第 11 期国際開発学会長及び小松太郎・第 34 回全国大会実行委員長による挨拶がなされた。

      2.議長選出

      島田剛会員が議長として選出された。


      3.議題

      報告事項

      (1) 会員数の動向および会員総会定足数充足の確認について

      志賀・事務局長より、現在の会員総数1,589名で、本日の参加者(319名)と委任状数(116名)の合計が定足数(159名)に達するため、定款第14条第5項に遵い、総会が成立することが報告された。

      (2)2024 年度支部・研究部会の設置について(資料1)

      志賀・事務局長より、2024年度支部・研究部会として一覧表が報告され、併せて、(一覧表上では空白となっていた)ジェンダーと開発部会については甲斐田きよみ会員が代表となることが報告された。

      (3) 学会賞・優秀ポスター発表賞について

      三重野・賞選考委員長より、22件のポスター発表から、選出された八郷真理愛会員(優秀ポスター発表賞)、佐藤美奈子会員(ポスター発表奨励賞)、井川摩耶(ポスター発表奨励賞)の3名の会員が選出された旨の報告がなされた。また、学会賞については、12件の応募の中から、池田真也会員および杉江あい会員の著書が奨励賞として選出された旨が報告された。


      審議事項

      (4)2023 年度活動報告,決算および監査役報告について(資料2、3)

      各委員会委員長より2023年度の活動報告、池上・総務委員長より2023年度の決算報告、北村・グローバル連携委員長より科研費を活用した活動に関する報告、西野・監査役より監査役報告がなされ、いずれも承認された。

      (5)第 12 期理事について(資料4)

      志賀・事務局長より12期理事候補について説明がなされ、承認された。

      (6)第 12 期会長,副会長,常任理事の選出および監査役の選任について(資料5)

      志賀・事務局長より、会長候補、副会長候補、常任理事候補、監査役候補について説明がなされ、承認された。

      (7)定款の改正について(資料6)

      志賀・事務局長より、定款の改正案について説明がなされ、承認された。

      (7)総括

      第 11 期会長による総括がなされた。

      (8)学会賞および優秀ポスター発表賞 授賞式

      三重野・賞選考委員長より、対象者に対して授賞式が行われた。

      第 11 期・第 12 期 役員交代

      第 12 期新会長挨拶および新役員紹介

      山田会長より挨拶がなされ、12期国際開発学会のテーマとして「国際開発学の再定義」、「多様性からのシナジー」、「ワクワクの創造」が報告された。


      審議事項

      (9)事務局長の選出および次期本部事務局について(資料7)

      山田会長より、星野・事務局長の選出および次期本部事務局について説明がなされ、承認された。

      (10)各委員会の構成および幹事の委嘱について(資料8)

      各委員会委員長より、委員会の構成および幹事の委嘱について説明がなされ、承認された。

      (11)2024 年度活動計画案,予算案について(資料9,10)

      関谷・総務委員長より、2024年度活動計画案および予算案について説明がなされ、承認された。


      報告事項

      (12)定款細則の改正について(資料11)

      星野事務局長より定款細則の改正について報告がなされた。

      (13)2024年春季大会の開催について

      坂本会員(次期春季大会実行委員長)より、2024年春季大会を2024年6月15日に宇都宮大学で実施することが報告された。


      本部事務局
      星野晶成(名古屋大学)




      【会員限定】総会議事録(第33回)

      • 日時:2022年12月4日(日曜)16時40分から18時20分
      • 場所:明治大学における会合とzoomのハイブリッド方式

      議事

      1.議長選出

      高田潤一副会長を議長に選出した。

      2.会員動向および会員総会定足数の確認について

      志賀事務局長より、12月4日現在の会員総数は1619名、総会成立のための定足数は162名であるところ、出席者(100名)と委任状提出者(296名)の合計数は396名であるため、総会は定款第14条第4項に照らして有効に成立しているとの報告があった。


      協議事項

      3.2022年度活動報告、決算および監査報告について

      各委員長より以下の通り、2022年度活動報告があった。

      企画運営委員会

      • 5 支部および 10 研究部会に対する活動支援を実施した。
      • 「国際開発学会における障害者の権利に関する合理的配慮について」に基づき、第 31 回全国大会に必要な措置を実施した。
      • 合理的配慮の有無について、会員入会申請時の項目に加えることにした。また、ML を通じて、配慮が必要な会員についての情報を収集した。

      大会組織委員会

      • 2021 年 11 月 20 日・21 日に金沢大学でオンラインで実施された第 32 回全国大会および2022 年 6 月 18 日に福岡県立大学でオンラインで実施された第 23 回春季大会の成功に向けて、実行委員会を支援した。
      • 2022 年 12 月 3、4 日に明治大学で実施する第 33 回全国大会の実行委員会とともにプログラム組成のための委員会を開催したほか、大会運営の円滑化のための支援を行った。
      • 第 33 回全国大会の発表・参加申し込みから、大会運営用のオンラインシステム Confitを導入し、大会実行委員会の負担軽減を図った。

      学会誌編集委員会

      • 佐藤会長から示された「 Visible, Inclusive, and Entertaining」というスローガンのうち、特に「社会に発信する(Visible)」、「読んで面白い(Entertaining)」という要素を意識して活動を行った。
      • 学会誌第 31 巻 1 号を刊行した。研究部会の研究にもとづく特集と、21年の全国大会のプレナリーシンポジウムでの議論にもとづく特集の二本立てとなったほか、学部生を対象とした国際開発論文コンテストの論文も掲載した。
      • 第 30 巻2号については、2022年12 月中に発行する予定。

      グローバル連携委員会

      • 2023 年 2 月に刊行予定の学会誌英文特集号の企画を練るため、2022年 3 月 18 日に国際ワークショップ「Development Knowledge: Asian Style」をタイのチュラロンコン大学との共催で開催した。
      • 日本教育学会国際交流委員会ならびに日本比較教育学会国際交流委員会と連携して、2022 年 3 月 24日に緊急セミナー「ウクライナ情勢を考える:教育学に何ができるか?」を開催した。そこでの議論の成果を、日本教育学会国際交流委員会編『ウクライナ危機から考える「戦争」と「教育」』(教育開発研究所)という書籍として、2022 年 10 月 5 日に刊行した。
      • 国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)との交流事業として、第 10 回北東アジア開発協力フォーラム(North-East Asia Development Cooperation Forum:NEADCF)を 2022 年 8 月 24・25 日に開催した。
      • 学会誌の英文特集号(2023 年 2 月刊行予定)に掲載する論文の執筆依頼を行い、提出された論文の査読を実施した。

      社会連携委員会

      • 「学術研究者によるナレッジ共有プロジェクト」 を、非会員も対象とした公開事業として2回実施した。
      • 10 月 2 日(日曜)に開催されたグローバルフェスタに参加し、「国際教育キャリアセミナー」を開催した。
      • 国際協力系 NGO の有識者などと協働で「開発協力大綱の改定とその主要論点―市民社会の主張とはどのようなものか?」と題するシンポジウムを開催した。

      人材育成委員会

      • 国際開発論文コンテストを実施し、第 1 回入賞論文を 2021 年度全国大会で表彰したほか、『国際開発研究』、No.1(2022 年 6 月)へ掲載した。
      • 第 2 回コンテストについては、応募論文 6 編のなかから、橘知里「地震がカースト制度下の人々の幸福度に与える影響―ネパール農村の 2 時点パネルデータを用いて―」を優秀論文として選定し、2022 年度春季大会で表彰した(最優秀論文賞は該当者なし)。
      • 第 3 回コンテストの実施要綱を作成し、募集を開始した。

      「研究×実践」委員会

      • 研究者と実務家との有機的な連携の土壌づくりのため、研究と実践の関係をめぐる議論の場を提供するとともに、学会内における議論を喚起すべく、第32回全国大会において「研究と実践のインターフェースを探る―研究×実践委員会主催ラウンドテーブル―」を実施した。
      • 「クラスター・アプローチ」による多様なステークホルダーとの開発成果の共創を模索する JICAと、研究者の連携のあり方の検討を開始した。議論の端緒として、第32回全国大会にて「ODA を活かして Collective impact を実現することは可能か? ―JICA「クラスター・アプローチ」を通じた共創の試みとその課題―」を開催したほか、JICAと3回の意見交換会を実施した。
      • 防災分野では、第23回春季大会において「災害の現場における実践と研究との連携―「研究×実践」委員会主催企画ラウンドテーブル」を実施したほか、デジタル庁の防災調査に参画した。
      • 大学生による高校生のための研究活動促進プログラムである「分野横断型高校生研究プログラム(IHRP)」への運営支援や助言を実施した。

      地方展開委員会

      • 国際協力と地方展開・地域づくりを架橋し、今後の学会活動の活発化につながるよう、全国大会での地方展開委員会のラウンドテーブルを実施した。
      • 福岡県立大学での春季大会でのラウンドテーブルおよびプレナリーシンポジウムでの議論を通じて、国際×地域についての意見交換を活発化させることができた。

      賞選考委員会

      (1)活動報告

      • 学会賞応募作を公募・審査し、受賞作を決定・表彰した。
      • 全国大会・春季大会において優秀ポスター発表賞の審査を実施し、受賞作を決定・表彰した。両大会ともオンライン開催となり、ポスターセッションは事前のビデオ公開による方式で実施されたが、全国大会、春季大会においてそれぞれ2件の報告への表彰を行った。
      • 学会ウェブサイトの学会賞ページを更新し、学会賞受賞者とその作品を紹介した。
      (2)成果と課題

      • 2021 年度の学会賞は著書6件、論文0件と応募が低迷したが、2023 年度は著書13件、論文2件の応募があり、大きく回復した。
      • 出版形態が電子出版も含めて多様化する中、どこまでを出版物書籍として取り扱うか等について内規を検討する余地がある。
      • 論文賞については「論文」の定義、学会誌における審査対象論文、公募方式など検討すべき課題が多く、今後抜本的な改革が必要である。

      広報委員会

      • 2021年度に新たな体制に移行した Webサイトの管理、メーリングリストによる情報配信、ニューズレターの発行を実施した。
      • Facebookを含む SNSの活用について検討したが、当面は選挙管理委員会の会員向け広報活動の成果を見守ることとした。

      選挙管理委員会

      • 学会の活動や、理事および各委員会の役割などについて、ツイッター、YouTube、ナレッジベースを用いて発信した。
      • WEB選挙システムの選定および選定された国際文献社との仕様調整を行った。

      総務委員会

      • 2021年度決算の取りまとめ、 2022年度予算案の作成を行った。また、2021年度学会決算についての監査を受けた。
      • 予算の配賦、会計管理を実施した。各委員会に対しては記帳説明会を、支部・研究部会については本部事務局と共に運営説明会をオンラインで複数回開催した。
      • 会費の徴収作業を実施した。退会処分になる 3年未納会員を大きく減少させることができた(2021 年度 55名→2022 年 17名)
      • 定款および規程類の整理を実施した。

      本部事務局

      • 学会全体の管理運営を行うとともに、各委員会の活動をバックアップした。
      • 会員管理システムの維持管理などの会員管理業務、サーバー管理業務を実施した。
      • 会員総会、理事会、常任理事会の会議を運営した。
      • 総務委員会と共に、支部・研究部会について運営説明会をオンラインで開催した。
      • 定款細則の改正を実施した。

      また、池上委員長から2022年度決算についての報告があった。西野監査役より監査役報告があり、活動報告、決算、監査役報告すべてが承認された。


      4.2023年度活動計画案、予算案について

      各委員長から、2023年度の活動計画について以下のとおり報告があった。

      企画運営委員会

      • 5つの支部および 8つの 研究部会に対する活動支援を行う。
      • 「国際開発学会における障害者の権利に関する合理的配慮について」に基づき、全国大会・春季大会などの行事における必要な措置を実施する。

      大会組織委員会

      • 第33回全国大会を開催する。
      • 2023 年 6月 10日に国際教養大学で開催予定の第24回春季大会の準備を行う。
      • 2023年秋に上智大学で開催予定の第34回全国大会についても、体制づくりの準備を始める。

      学会誌編集委員会

      • 2023年度も 「Visible, Inclusive, and Entertaining」というスローガンの中で特に「社会に発信すること(Visible)」、「読んで面白い(Entertaining)」という要素を意識して活動を行う。
      • 具体的には、さらに読みたくなるような内容の充実を図りたい。第32巻から表紙のデザインも変更する方向で検討中。

      グローバル連携委員会

      • 学会誌英文特集号を2023年 2月に刊行する。
      • 英文特集号(2024年 2月刊行予定)の企画テーマについて議論するため、2023年 3月 27・28日にバンコクでセミナー「Shifting Practices and Experiences of Development Cooperation in Southeast Asia: Understanding local voice and agency」をチュラロンコン大学と共催する。
      • 学会誌の英文特集号への投稿を促すため、英語論文の執筆支援として Writing Workshop を会員向けに開催する。
      • 国連アジア太平洋経済社会委員会との交流事業として、「第11回北東アジア開発協力フォーラム」を 2023年8月に共催する。
      • 韓国国際開発協力学会との交流事業を、年次大会などの機会に企画する。

      社会連携委員会

      • 企画セッション「SDGsを問い直す」での議論を基とした書籍を、2023年度内に日本評論社から刊行する。
      • 「学術研究者によるナレッジ共有プロジェクト」を継続的に実施していく。
      • 日本の地域団体が取り組む SDGs 活動について報告を受け、地域が実施するSDGs の意義と今後の課題について議論を深めていく。
      • グローバルフェスタへ参加し、若い方を対象とした国際協力セミナーを企画・実施する。
      • 春季大会・全国大会の際に民間企業のブース展示を企画している。

      人材育成委員会

      • 第 3回国際開発論文コンテスト(日本語、英語)について、2022年 11月から広報を開始し、2023 年 3月 1日~24日に募集し、5月 14日に審査会を実施のうえ、6月の春季大会で表彰する予定。入賞論文は学会誌に掲載するほか、3回のコンテストの入賞者を集めた座談会を実施予定。
      • 第33回全国大会で、「授業という開発実践―わたしたちはどんな「人材」を「育成」するのか」と題したセッションを実施し、その結果をもとに2023 年度の活動を検討する。
      • 留学生がなぜ日本で国際開発・国際協力を学ぶ/研究するのかについて調査を実施し、それに基づいた活動を検討する。

      「研究×実践」委員会

      • 研究者と実務家との有機的な連携のための土壌づくりについては、春期大会・全国大会で委員会主催のラウンドテーブルを実施する。
      • 防災分野でデジタル庁の防災調査に参画を継続する。
      • ビジネス分野では「開発とビジネス」セッションを第33回全国大会にて実施するほか、ソーシャルビジネスの成功事例を収集し、成功のファクターを分析する。
      • 地域開発分野では、里山や里海を中心とした地域おこしのプロセスに参画し、研究者の適切なエントリーポイントを探る。
      • 新規科学技術を開発し社会実装する際に生じうる倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues)がELSIの名で議論されるようになっているが、この枠組に沿って開発における文脈における課題の整理を行う。

      地方展開委員会

      • 国際開発学会出前講座を軌道に載せる。
      • これまでの全国大会や春季大会における地方展開委員会のラウンドテーブルやプレナリーシンポジウムで出された「国際×地域」のアジェンダを、第 24 回春季大会でさらに深める。

      賞選考委員会

      • 2022年度の学会賞選考を実施し、第33回全国大会における会員総会で受賞作を表彰する。
      • 2023年度の学会賞選考を実施し、受賞作を決定・表彰する。
      • 春季大会・全国大会において、優秀ポスター発表賞の審査を実施し、受賞作を決定・表彰する。
      • 学会賞・優秀ポスター発表賞受賞者を学会のウェブサイト等で紹介する。

      広報委員会

      • Web サイトの管理、メーリングリストによる情報配信、ニューズレターの発行を実施する。
      • 現体制の最終年度であるため、SNS の活用について一定の結論を出し、実行に移す予定。

      選挙管理委員会

      • 学会の活動や、理事および各委員会の役割などについて、ツイッター、YouTube、ナレッジベースを用いて発信を継続する。
      • 2023年 5月に第12期 理事候補者選挙をオンライン方式で実施するほか、会員に向けた選挙告知、選挙システム利用方法の how to 動画の作成を実施する。

      総務委員会

      • 2022年度決算とりまとめと 2023年度予算案作成を行う。
      • 予算の配賦、会計管理を実施する。支部・研究部会に対して本部事務局と共に運営説明会を開催する。
      • 規程類の整理を実施する。
      • 本部事務局に保管されている文書類の適切な保存と不要書類の廃棄を実施する。また、次期事務局への移行作業を実施する。
      • 会員管理システムの維持管理を行う。
      • 会費徴収を行う。また、会費の徴収方法について検討する(郵便振替手数料の学会負担、バンクチェック方式の廃止、カードの一斉決済など)。

      本部事務局

      • 学会全体の管理運営を行うとともに、各委員会のバックアップを実施する。
      • 総務委員会と共に、支部・研究部会の運営説明会を開催する。
      • 常任理事会、理事会などの会議運営を行う。
      • 定款および定款細則の改正を実施する。

      また、池上総務委員長から2023年度予算案の説明があった。活動計画案、予算案いずれも承認された。


      報告事項

      5.2022年度支部・研究部会の設置について

      志賀本部事務局長より、5つの支部・8つの研究部会の設置を承認したことが報告された。

      6.定款細則の改正について

      志賀本部事務局長から、会員制度の変更に伴う定款および定款細則の改正が提案され、承認された。

      7.学会賞授賞式および優秀ポスター発表賞発表、国際開発論文コンテスト授賞式

      三重野賞選考委員長から学会賞および優秀ポスター発表賞の発表が行われ、授賞式が行われた。

      本部事務局
      志賀裕朗(横浜国立大学)




      横浜支部(2023年11月)

      報告提出なし

      横浜支部
      支部長:林薫(文教大学)




      横浜支部(2023年2月)

      報告なし

      横浜支部
      支部長:林薫(文教大学)




      横浜支部(2024年2月)

      代表メンバー(第12期:2024年度)

      支部長

      志賀裕朗(横浜国立大学)

      副支部長

      吉田栄一(横浜市立大学)

      監事

      佐藤峰(横浜国立大学)

      事務局長

      小林誉明(横浜国立大学)


      2024年度の支部活動スケジュール

      4半期に1回程度、研究会および研究交流・情報交換会を行う。今年度は学会員以外へのアウトリーチ活動を積極的に検討する:

      • 2023年10月:定例研究会開催
      • 2024年03月:定例研究会開催
      • 2024年07月:定例研究会開催
      • 2024年09月:定例研究会開催

      女性会員、外国人会員、若手研究者(若手正会員)の活動奨励策

      若手会員(留学生を含む)が研究(修士論文、博士論文を含む)のアイディアを発展させるための機会を増やすべく、定例研究会では積極的に若手の研究発表を推奨する。具体的には女性研究者が多い、社会開発や教育分野に重点を置く。

      また、横浜市、神奈川県在住の外国人研究者との交流を深めるなどの働きかけを行う。

      またJICAや世銀との留学プログラムへの留学生の発表の機会を提供すると共に、日本で博士課程に所属する女性外国人留学生の都市開発系のグループInterlabなどとの協力関係を強化することで、女性/外国人/若手研究者への活動奨励を行う。


      横浜支部
      支部長:志賀裕朗(横浜国立大学)




      東海支部(2024年2月)

      代表メンバー(第12期:2024年度)

      支部長

      梅村 哲夫(名古屋大学)

      副支部長

      染矢 將和(名古屋大学)
      林 尚志(南山大学)


      2024年度の支部活動スケジュール

      • 2023年10月:公開講座開催(名古屋大学と共催)
      • 2023年11月:国際開発学会秋季大会 企画セッション開催
      • 2024年03月:若手研究者報告会開催(於:名古屋大学)
      • 2024年06月:国際開発学会春季大会 企画セッション開催
      • 2024年07月:支部講演会開催(於:南山大学)
      • 2024年09月:若手研究者報告会開催(於:名古屋大学)

      女性会員、外国人会員、若手研究者(若手正会員)の活動奨励策

      国際開発学会東海支部では、若手研究者の育成を促進するため、広く全国に呼びかけ、毎年度「若手研究者報告会」を開催してきた。

      実施に関しては単に希望者全員に報告させるのではなく、書類審査を行ってスクリーニングを行っている。報告者の中から特に優れた者に対して、国際開発学会全国大会での報告ための交通費も一部補助することとしてる。

      2024年度は幹事として、新たに女性会員2名、男性会員3名(内、外国人会員2名)を追加し、支部における多様性を広げることとした(ただし、LGBTQの観点から、性別の観点を取り入れることが適切かどうかは今後検討する必要がある)。


      東海支部
      代表:梅村哲夫(名古屋大学)
      副支部長:染矢将和(名古屋大学)
      副支部長:林尚志(南山大学)




      東海支部(2023年2月)

      2023年度活動予定

      2023年度におけるJASID東海支部の活動予定は次の通りです。

      1.南山大学アジア太平洋研究センター主催講演会(JASID東海支部の共催)

      • 2023年2月27日(月曜)18:00~20:10
      • Zoomオンラインミーティング

      1) 18:00~19:00
      舟橋豊子氏(立命館大学政策科学部・准教授)

      「フィリピンのサリサリストア:零細小売業の実態と人々のくらし(仮題)」

      2) 19:10~20:10
      寺﨑新一郎氏(立命館大学経営学部・准教授)

      「コスモポリタン的アイデンティティの形成プロセス:ロングインタビューの四つのステップからの接近(仮題)」


      2.その他の活動予定

      • 2023年3月:若手研究者報告会開催(於名古屋大学)

      「国際開発学会東海支部若手研究者研究会」を、名古屋大学大学院国際開発研究科との共催で若手研究者の英語による研究発表の機会を増やすことを目的として、昨年まで年一回だった研究会を本年は年二回オンライン形式で開催することを予定している。

      主催は国際開発学会東海支部と名古屋大学大学院国際開発研究科であるものの、参加者は東海地区に限らず、昨年同様海外からの参加者を含め広く公募する。また、本研究会での研究発表の優秀者には国際開発学会東海支部の予算で国際開発学会の全国大会での発表にかかる宿泊費・交通費の補助(対面開催のみ)を供与し、本研究会が国際開発学会全国大会の興隆に結びつくように配慮する。

      • 2023年6月:国際開発学会春季大会・企画セッション開催
      • 2023年7月:支部講演会開催(於南山大学)
      • 2023年9月:若手研究者報告会開催(於名古屋大学)

      その他、外部講師招聘などの機会があれば、適宜研究会・講演会を開催する。

      東海支部
      代表:梅村哲夫(名古屋大学)

      副支部長:染矢将和(名古屋大学)
      副支部長:林尚志(南山大学)




      東海支部(2023年5月)

      1.活動報告:2022年12月から2023年3月

      1)南山大学アジア太平洋研究センター主催講演会(JASID東海共催)

      • 2023年2月27日(月曜)18:00~20:10
      • Zoomオンラインミーティング

      (1) 18:00~19:00
      舟橋豊子 氏(立命館大学政策科学部・准教授)
      「フィリピンのサリサリストア:零細小売業の実態と人々のくらし」

      (2) 19:10~20:10
      寺﨑新一郎 氏(立命館大学経営学部・准教授)
      「コスモポリタン的アイデンティティの形成プロセス:ロングインタビューの四つのステップからの接近」

      東海支部
      代表:梅村哲夫(名古屋大学)

      副支部長:染矢将和(名古屋大学)
      副支部長:林尚志(南山大学)




      東海支部(2023年11月)

      活動報告

      1-1 若手研究者報告会の開催(JASID Tokai 2023 Conference for Young Researchers)

      • 日時:2023年9月29日(土要)13:00~15:00
      • 場所:名古屋大学国際開発研究科8階オーディトリアム

      JIASIDのメーリングリストを活用して広く公募し3名の応募があり、スクリーニングで次の3名を選択した。

      (1) 13:00 – 13:45 Nilaphy Phommachanh Nagoya Univ. Economics
      Beyond Boundaries: Investigating Special Economic Zone Spillover Effects in Laos

      (2) 13:45 – 14:30 Yuniasih Purwanti Kobe Univ. Education
      The Effects of Drought on Education Expenses: Comparative Studies of Rural Areas in Java Islands, Indonesia

      (3) 14:30 – 15:15 Masahiko Jin Nagoya City Univ. Econoics
      An reconsideration of vulnerability in developing countries from a methodological perspective

      ※ただし(2)については辞退となった。

      1-2 国際ビジネス研究学会(JAIBS)・JASID東海共催講演会(予定)

      • 日時: 令和5年10月7日(土曜)16:05~17:05
      • 開催方法:対面のみで開催
      • 場所: 中京大学名古屋キャンパス センタービル8階0805教室

      「現地での事業展開を通して見たインド・中国ビジネス比較-‐現地法人設立・経営の経験より‐」

      • 講師:武藤裕幸 氏(愛知大学大学院中国研究科、元豊田自動織機)
      • 司会:林尚志 (南山大学)

      東海支部
      代表:梅村哲夫(名古屋大学)

      副支部長:染矢将和(名古屋大学)
      副支部長:林尚志(南山大学)




      広島支部(2024年2月)

      メンバー(第12期:2024年度)

      支部長

      市橋 勝(広島大学)

      副代表

      関 恒樹(広島大学)
      金子 慎治(広島大学)


      2024年度の支部活動スケジュール

      • 2023年12月 第1回支部会議(東広島)
      • 2024年 3月 第2回支部会議(東広島)
      • 2024年 6月 第3回支部会議(東広島)
      • 2024年 7月 第4回支部会議(東広島)
      • 2024年 8月 第11回西日本地区研究発表会(広島大学)

      女性会員、外国人会員、若手研究者(若手正会員)の活動奨励策

      外国人会員や若手研究者の育成を促進するため、年に1度開催している西日本地区の研究発表会では広く外国人留学生などにも入会を呼び掛けるようにしているので、今年度もそういう働きかけを行なっていきたい。


      広島支部
      支部長:市橋 勝(広島大学)




      広島支部(2023年11月)

      活動報告

      本年度、九州大学と共同で西日本地域の国際開発・協力に関わる研究者、実務者、学生を集めて議論するJASID第10回西日本地区研究発表会(於:九州大学伊都キャンパス)を対面開催した。

      参加大学は九州大学、広島大学であった。

      開催日時は8月18日午後1時~午後4時半、発表者39名、広島大学教員6名、九州大学教員5名、九大側スタッフ4名の合計54名だった。

      本年度は、発表者全員によるショートプレゼンテーションとポスターセッションによる報告形態をとり、例年と異なる開催形式とした。

      報告の内容は経済政策関連、農業科学関連のものが中心であった。

      ポスターセッションの後、ベストプレゼンテーション賞を決めるための全参加者による投票を行ない、広大側4名、九大側3名の合計7名に賞状と記念品を渡した。

      広島支部
      支部長:市橋勝(広島大学)




      広島支部(2023年2月)

      2023年度活動計画

      本年度の支部・研究部会の活動スケジュールは以下の通り。

      • 2023年 5月:第1回・支部会議(東広島)・・・年度方針確認
      • 2023年 7月:第2回・支部会議(東広島)・・・研究発表会打合せ
      • 2023年 8月:第10回・西日本地区研究発表会(九州大学)
      • 2023年 8月:第3回・支部会議(東広島)・・・発表会総括

      広島支部
      支部長:市橋勝(広島大学)




      京滋支部(2023年5月)

      2023年度活動予定

      京滋支部は、4月23日(日曜)、2023年度第1回研究報告会を、京都大学稲盛財団記念館(およびオンライン)にて実施します。

      本報告執筆時点で15名の発表応募を得ており、準備作業を進めています。次回のニューズレターでこの会の実施内容を報告します。

      また、6月には「アフリカ・アジアにおけるものづくり」研究部会と共催で、研究会を予定しております。詳細は追って学会メーリングリストでご案内いたします。

      京滋支部
      支部長:渡邉松男(立命館大学)




      京滋支部(2023年11月)

      2023年度の京滋支部の活動は以下のとおりです。

      京滋支部研究報告会

      2023 年4月23日(日曜)、京都大学稲盛財団記念館にて、若手研究者を対象にした研究報告会をハイブリッドで開催しました。

      当日は、学生会員(博士前・後期課程)および PD、助教レベルの会員による 15 の研究成果および中間報告が対面で行われました。

      本年の特徴として、関西圏だけでなく、関東地区の学生会員数名が学会の交通費助成を利用し対面で報告を行いました。所属大学の地域を越えて、若手研究者に研究成果や進捗状況を共有する機会を提供し、互いに議論し交流する場となりました。

      これも支部の重要な役割の一つと認識しています。

      京滋支部研究会

      2023年6月24日(土要)、「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」との共催で、研究会を京都大学稲盛財団記念館にてハイブリッドで開催しました。

      当日は、同研究部会および京滋支部からそれぞれ一つずつ発表を行いました。京滋支部として江崎グリコ株式会社尾崎隼人氏を招き、「ガーナにおけるブラックソープの製法とオペレーション改善」をテーマに発表してもらいました。

      尾崎氏が海外青年協力隊員として赴任時に撮影したビデオも交えたブラックソープの製造過程、生産現場のカイゼンによる効率化の紹介と、製造過程で生じる廃棄物の再利用という環境配慮への含意も示されました。

      本発表は「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」のテーマにも通じるもので、発表に続く質疑応答では活発な意見交換がなされ、相互にとって有意義な研究会となりました。

      なお本支部では、2023年度から、龍谷大学斎藤文彦会員が副支部長に就任しました。

      京滋支部
      支部長:渡邉松男(立命館大学)