公開講演会:『高所住民の食と健康』@筑波大6月20日開催(会員・一般)

筑波大学では「日本財団中央アジア・日本人材育成プロジェクト(NipCA)」の活動一環として公開講演会をシリーズで実施しております。 35回目となります今回の公演会では、 大阪大学大学院人間科学研究科・講師の木村友美氏をお迎えし、『高所住民の食と健康--ヒマラヤ高地ラダックにおけるフィールド調査から』という題目でお話をしていただきます。

詳細につきましては以下をご参照ください。また、ご関心のある一般の方へもご案内頂けますと幸いです。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

第35回「中央ユーラシアと日本の未来」公開講演会

  • 日時:2022年6月20日(月曜)15:15~16:30
  • 会場:Zoom Meeting
  • 詳細:
  • 講師: 木村 友美氏(大阪大学大学院人間科学研究科・講師)
  • 題目: 『高所住民の食と健康-ヒマラヤ高地ラダックにおけるフィールド調査から』

■ 参加申し込み:

下記申込フォームにて参加登録をしていただくと、どなたでも無料でご参加いただけます。ご登録後、Zoom meetingへ入室するための URLが自動送信されます。Zoomが繋がらないなどの相談は受けられませんので予めご了承ください。


本件にかんするお問い合わせ先

筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト(NipCA)」
筑波大学 NipCA プロジェクト担当事務室

  • .
  • Email: info [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
  • 電話番号:029-853-4251



第12回「リハ協カフェ」6月23日開催(会員・一般)

国際リハビリテーション協会(Rehabilitation International: RI)は、1922 年に設立された世界的な民間組織で、世界 100 カ国以上の障害者団体、障害者サービス提供団体、政府組織、障害関係研究者、支援者などが加盟しています。当協会は日本の窓口です。

現在は、新型コロナウイルの影響で海外からの訪問、RI 世界会議の延長等のため海外関連の報告会の実施は難しい状況にあります。

そのため、「リハ協カフェ」としてリモートによる報告会を開催することにより、本協会の情報発信を継続し、関係者への情報提供を行うことを企画し、2020年8月より隔月で開催してまいりました。今回は第12回目の開催です。

第12回は、長田こずえ先生(名古屋学院大学国際文化学部・教授)より、「中東の経済破綻国レバノンに暮らす障害を持つ人々のパワー 2020 年春のフィールド調査より」、木村伸也先生(愛知医科大学・名誉教授、同看護学部非常勤講師)より、「医療リハビリテーションから連携を考える」についてご報告いただきます。

関係者以外にも広くご参加を募ります。皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

  • 日時:2022年6月 23日(木曜)13:30-15:15
  • 会場:リモート開催(Zoom)
  • 参加費:無料
  • 定員:100名
  • 主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会

プログラム

(敬称略)

13:30-13:35
開会挨拶
君島淳二(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会・常務理事)

13:35-14:15
報告 1「中東の経済破綻国レバノンに暮らす障害を持つ人々のパワー2020 年春のフィールド調査より」
発表者:長田こずえ先生(名古屋学院大学国際文化学部・教授)

14:15-14:25
質疑応答

14:25-15:05
報告 2「医療リハビリテーションから連携を考える」
発表者:木村伸也先生(愛知医科大学・名誉教授)

15:05-15:15
質疑応答

15:15
閉会
*プログラムの内容に変更がある場合がございます。ご了承ください。

発表者プロフィール

長田こずえ先生(名古屋学院大学国際文化学部・教授)

  • 前国連ユネスコパキスタン所長
  • 元国連ニューヨーク本部、国連 ESCAP、国連東チモール、国連ESCWA ベイルート事務所、ILOなど、様々なフィールド勤務合計30 年のベテラン–専門は途上国の開発
  • 国連時代は、国連ESCWA、ESCAPで障害者問題を担当する、ESCAPの第2次アジア太平洋障害者の10年や
    障害者の権利条約採択に携わる
  • 米国 Johns Hopkins University国際問題研究スクール 卒業

木村伸也先生(愛知医科大学名誉教授、同 看護学部非常勤講師)

1999年7月、愛知医科大学に助教授として赴任。リハビリテーション科の初代部長として診療・教育・研究に携わると同時に、WHO ICF の普及活動、国際協力機構によるベトナムでの障害者就労調査およびコスタリカでのリハビリテーションセミナーの講師などリハビリテーション分野の国際的な活動を支援してきた。

2014年以来、愛知医科大学での在学生・研修医・専攻医教育に加えて、タイ・コンケン大学病院から研修医、マレーシア・サイバージャヤ大学、米国南イリノイ大学などから医学生を受け入れてきた。

2015年、日本障害者リハビリテーション協会主催の第38回総合リハビリテーション研究大会を実行委員長として 21年ぶりに愛知県で開催。

2018年、リハビリテーション科主任教授、2021年、リハビリテーション医学講座教授を経て、現在、愛知医科大学名誉教授、同 看護学部非常勤講師、総合リハビリテーション研究大会常任委員、日本リハビリテーション医学会代議員。

申込方法

以下のサイト、またはFAXにてお申し込みください。

  • 申込締切日:2022年6月22日(水曜)15:00 まで(情報保障が必要な方は、6月16日(木曜)までにお申し込みください)

定員満員になり次第、締め切りとなりますので、ご了承ください。お名前、ご所属、ご住所を明記の上、手話通訳、要約筆記、点字資料など必要があれば、申し込み時にお知らせください。参加登録された方へZoomのURLをお送りいたします。

※ご提供いただいた個人情報は、日本障害者リハビリテーション協会の個人情報保護方針に従い、厳重に管理いたします。また、この情報に基づき、このシンポジウム、講習会等のイベントの開催案内、書籍のご案内、その他当協会が有益であると判断する情報をご案内させていただくことがあります。ご案内を希望されない場合は、その旨お知らせください。


本件にかんするお問い合わせ先

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会
国際課:仁尾(にお)・村上

  • kokusai [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
  • TEL: 03-5273-0601
  • FAX: 03-5273-1523
  • 〒160-0052 東京都新宿区戸山1丁目22番1号



故原洋之介先生追悼フォーラム『原先生が遺したもの、これからのアジア研究に向けて』6月15日開催(会員・一般)

東京大学及び政策研究大学院大学において、長年にわたり研究・教育に尽力された故・原洋之介先生(政策研究大学院大学名誉教授)の追悼企画として、「故原洋之介先生追悼フォーラム:“原洋之介先生が遺したもの、これからのアジア研究に向けて”」を開催します。

本フォーラムでは、原先生の功績を振り返ると共に、アジア諸国と日本がこれから直面するであろう課題を見据えた今後のアジア研究の方向性について討議します。

また、追悼フォーラムに先駆け、原先生が主催された研究会「アジア研究」の関係者が、先生の書籍「比較アジア経済論を求めて」の発刊、追悼文集「故原洋之介先生追悼文集 アジアと日本の発展に心を寄せて」の作成を行いましたので、ご紹介いたします。

半世紀にわたりアジア地域の社会経済の発展を見てこられた原先生の足跡を振り返り、また、その取り組みを繋いでいく機会になればと思います。

開催概要

  • 日時:2022年6月15日(水曜)15:00〜17:00(日本時間)
  • 形式:オンライン(Zoom ウェビナー
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語(英語同時通訳はありません)
  • 主催:政策研究大学院大学

参加登録

以下のURLよりお申込みください。

プログラム

  1. 開会挨拶
    白石隆氏(政策研究大学院大学政策研究院・チーフエグゼクティブディレクター)
  2. 故原洋之介先生の略歴・活動紹介
    浅岡浩章氏(政策研究大学院大学政策研究院・参与)
    工藤年博氏(政策研究大学院大学・教授)
  3. 講演:原先生の研究業績について(20分)
    絵所秀紀氏(法政大学・名誉教授)
    斎藤修氏(一橋大学・名誉教授)
  4. ディスカッション:今後のアジア研究に向けて (80分)
    <アジア研究・研究会関係者>
    後藤健太 氏(関西大学経済学部・教授)アジア研究骨子案説明
    伊藤亜聖 氏(東京大学社会科学研究所・准教授)
    (モデレーター)篠田邦彦 氏(政策研究大学院大学・教授)
    <ディスカッサント>
    川島真 氏(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
    大庭三枝 氏(神奈川大学大学院法学研究科・教授)
    浦田秀次郎 氏(早稲田大学・名誉教授)

〇参考情報

1)書籍

「比較アジア経済論を求めて」(出版社:書籍工房早山) 2,640円(書店一般販売)
*原先生が政策研究大学院大学で執筆された研究報告を纏めたもの。

2)追悼文集

追悼文集「故原洋之介先生追悼文集 アジアと日本の発展に心を寄せて」(非売品)
*政策研究院HPにて掲載(研究成果「その他」からPDFファイルのダウンロード可能)

研究・学術活動を目的とする図書館等への献本可能です。下記までご相談ください。


本件にかんするお問い合わせ先

政策研究大学院大学
浅岡浩章

  • h-asaoka [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

献本の相談先
政策研究院事務局・砂原

  • c-sunahara [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



Kyoto Environment and Development Seminar #11、6月9日開催(会員・一般)

詳しくはこちらをご参照ください。




「地域プロジェクトマネージャー養成講座」6月11日開催(会員・一般)

グローカルな仲間たちでは、国際協力と地域おこしの人財交流や勉強会を開催してきました。今回は、国際協力プロジェクトづくりでは定番のPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)を国内の地域おこしの事例ケースで学ぶ講座を開催します。

群馬県中之条町の地域づくり人財育成プログラムとして、町に正式に認められた講座です。特別料金で参加できます。リアル(花と温泉の町、中之条町)がおすすめですが、オンラインでも参加できます。

開催概要

地域プロジェクトマネージャー養成講座 ~地域で活躍するスキルを体得!~

特徴

  1. 地域で活躍するスキルとして、中之条町で実際に利用されているPCM(Project Cycle Management)を学びます。
  2. 「PCM」に加えて地域再生マネージャーの思考「地域ビジネスと組織づくりの2軸4象限」をとりいれた新しい方法です。
  3. PCMの強みである世界で通用する論理性(ロジック)や「みんなを巻き込む力=ファシリテーション」を体験し体得へ。国内外における地域や組織、また個人的なプロジェクトにも当てはめる実践力を磨きます。
  4. 会場は、リアル会場(花と温泉の群馬県中之条町)とオンライン会場です。リアル会場ではリアルなワークショップでファシリテーションを体験。オンラインでは(Zoom、Hubs by Mozilla メタバース、Miro)といった、オンラインツールのすべてを活用できる人材を育成します。
  5. 修了者は中之条町公認の中之条アカデミーより修了書が授与され、「中之条ロスター制度」に登録されます。また、中之条町が公募する地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャーの選考や事業受託時の加点となります。他の自治体での同様のポストに応募する際にも修了証明を提供します。
  • タイトル: 地域プロジェクトマネージャー養成研修
  • 日時: 2022年6月11日(土曜)10:00~17:00(6時間)
  • 場所: 群馬県中之条町、またはオンライン会場 Zoom パソコン画面内
    参加者はどちらでも選べます。

講師

  • 塚田佳満(ふるさと財団地域再生マネージャー、総務省地域力創造アドバイザー)
  • 三好崇弘(グローカルな仲間たち主催)

上記のダブル講師に加えて、当日はファシリテーター(グループワークの進行役)も配置予定です。

参加費

  • オンライン:5,000円 (計6時間) 学生の方は、1,000円
    (料金は地域特産品教材・資料代、参加費を含みます)
  • リアル:2,000円 (計6時間) 学生の方は、500円
    (現地までの交通費、宿泊費などはご自身負担。良い宿泊場所をご紹介します。)
    学生歓迎です。

本件にかんするお問い合わせ先

グローカルな仲間たち・三好崇弘

  • miyoshi1970 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



OECC第4回橋本道夫記念シンポジウム「今後の気候変動対応とウクライナ危機」6月10日開催(会員・一般)

近年世界は、カーボンニュートラルやSDGsの達成に向け、大きな変貌を遂げている中、先般IPCC第6次評価報告書が取りまとめられ発表され、気候変動対策が引き続き喫緊の課題であることを再認識させられました。

海外環境開発協力分野に長く取り組んできた我々として、この報告書からのメッセージをどのように受け止め、今後の活動にどのように反映させていくべきか、とりわけSDGs達成、「環境インフラ海外展開プラットフォーム」(Japan Platform for Redesign: Sustainable Infrastructure: JPRSI)への更なる取組、自然との共生等の観点から、どのような行動が求められているかについて議論します。

また、昨今のウクライナ危機やコロナ禍への対応等、国際社会・経済が激変・複雑化する中で、海外環境開発協力分野において、どのような対応をしていくべきかについて考える糸口を探ります。

開催概要

  • 日時:2022年6月10日(金曜)14:30~17:00
  • 場所:オンライン(Zoom) ※Zoom URLは、参加登録の受付完了メールにてご案内いたします。
  • 参加費:無料

申込方法

以下URL(申込フォーム)よりお申込みください。

プログラム

<開会挨拶>
竹本 和彦(一般社団法人海外環境協力センター(OECC) 理事長)

<来賓挨拶>
中井 徳太郎(環境省 環境事務次官)

<基調講演>
「今後の気候変動対応とウクライナ危機」
三村 信男(OECC会長、茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授、IPCC/AR6 WG2レビューエディター)

<パネル・ディスカッション>
○パネリスト:
・水谷 好洋(環境省 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官)
・岩崎 英二(国際協力機構(JICA)地球環境部 部長)
・三村 信男(OECC会長)

○コメンテーター:
・亀山 康子(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 教授/国立環境研究所 社会システム領域 上級主席研究員)
・森田 香菜子(森林総合研究所 生物多様性・気候変動研究拠点 主任研究員/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任講師)
・西川 絢子(環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当参事官室 インフラ推進官)
・加藤 真(OECC 理事、業務部門長)

○ファシリテーター:
竹本 和彦(OECC 理事長)


本件にかんするお問い合わせ先

(一社)海外環境協力センター(OECC)

  • oecc_symposium@



学会活動における合理的配慮の希望について

国際開発学会会員各位

国際開発学会では、「障害者の権利に関する合理的配慮について」と題する方針文書を2019年に理事会で決定し、運用していますが、合理的配慮を必要とする会員を具体的に把握する必要があると考えています。

つきましては、現会員の方で学会活動のために配慮を希望される方は、以下のフォームより申請を行ってください。

▼合理的配慮申請フォーム

qUfqKQSTLMU2h8r4A

  • 登録締切日:2022年6月30日(木曜)

なお、申請内容については本部事務局および関係委員会限りといたします。
ご不明な点等ございましたら、本部事務局までご連絡ください。


本件にかんするお問い合わせ先

国際開発学会・本部事務局

本部事務局長
志賀 裕朗(横浜国立大学)




JASTE32・ダイバーシティ推進サテライト企画『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』6月19日開催(会員・一般)

日本熱帯生態学会より、第32回年次大会(JASTE32)ダイバーシティ推進サテライト企画『フィールドワークと月経をめぐる対話:熱帯に暮らす人・動物・フィールドワーカー』の開催についてご案内がありましたので、お知らせします。

「なあんだ,女性向けの会合か…」と思われたそこのあなた!ちがいます.女性の活躍が推進されて働きやすい環境づくりが求められる今,月経は女性だけのアリーナではなくなりつつあります.それはフィールドワーカーも例外ではありません.「月経中の不調を伝えにくい」,「月経への配慮をしたいけれど,どうすればよいのかわからない」など,フィールドワーク中の月経にまつわる悩みについて,気軽に話し合える環境が求められています.

また,本学会には熱帯地域の自然や社会を対象とした幅広い研究分野の研究者が所属していますが,調査対象(人・動物)の月経事情については知らない,意識したこともないという方が多いのではないでしょうか? 月経への対処は,近年,国際開発の分野においても,女子の就学率の向上,ジェンダー平等,水・衛生環境の向上などの観点から重視されています.

本企画では,男女共同参画だけにとどまらない,多様な分野(文化人類学,霊長類学,国際開発学など)からの話題提供とディスカッションを予定しています.老若男女を問わず,多くの方の参加をお待ちしています.

*国際開発学会は本企画の共催学会となっているため、国際開発学会会員の皆様は無料でのオンライン参加資格があります。事前の参加登録が必要ですので、以下で参加方法の詳細をご確認ください。

開催概要

  • 日時:2022年6月19日(日曜)10:30-12:00
  • 会場:名古屋大学環境総合館 レクチャーホール
  • 開催形式:大会会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
  • 参加費:無料
  • 主催:日本熱帯生態学会
  • 共催:国際開発学会,日本オセアニア学会,日本文化人類学会
  • 後援:男女共同参画学協会連絡会,日本霊長類学会,NPO法人FENICS

プログラム

司会

  • 保坂哲朗(広島大学大学院 先進理工系科学研究科・JASTEダイバーシティ担当)
  • 佐々木綾子(日本大学 生物資源科学部・JASTE幹事長)

発表

  • 杉田映理(大阪大学大学院 人間科学研究科)
    「”Break the Silence on Menstruation!”:国際開発のスローガンからSDGsへ」
  • 新本万里子(広島市立大学 国際学部)
    「可視化されていた月経:パプアニューギニア・アベラム人の月経対処」
  • 徳山奈帆子(京都大学 野生動物研究センター)
    「生理が“しんどい”のはヒトだけ?:大型類人猿とそれを研究するヒトたちの生理事情」
  • 四方 篝(京都大学 アフリカ地域研究資料センター・JASTEダイバーシティ担当
    「快適なフィールドワークを求めて:女性フィールドワーカーの月経対応とその課題」

コメント・ディスカッション

  • コメンテータ:山極壽一(総合地球環境学研究所)

参加登録

本企画に参加を希望される方は,大会参加登録とは別途,事前の参加登録が必要です(大会に参加されない方も本企画に参加することができます).

  • 参加登録フォーム:2tUUeoYb734RmHAt7

参加資格

本企画への参加は,日本熱帯生態学会員・連携学会員・本企画の共催学会員(以下を参照)ならびに大会参加登録者に限定させていただきます.大会参加登録をしていない非学会員で本企画に参加をご希望の方は,いずれかの学会にご入会していただくと参加登録が可能です.

連携学会

東南アジア学会,日本アフリカ学会,日本サンゴ礁学会,日本タイ学会,日本泥炭地学会,日本熱帯農業学会,日本マングローブ学会,日本島嶼学会

共催学会

国際開発学会,日本オセアニア学会,日本文化人類学会男女共同参画・ダイバーシティ推進委員会

*日本熱帯生態学会へのご入会はこちら→JASTE入会案内(https://gakkai)
(参考:年会費一般(常勤):6,000円,一般(非常勤):1,000円,学生:1,000円)

参加方法

開催日が近づきましたら,サテライト企画に参加登録(https://)をされた方全員に、ZoomのURLをメールで連絡します.開催前日になってもメールが届かない場合は,学会事務局(jas@)にご連絡ください.また,メールがスパムに分類されることもありますので,スパムフォルダもご確認ください.

なお,サテライト企画に対面で参加できるのは,大会に対面参加登録をされた方のみとなりますのでご注意ください.それ以外の方は,オンラインでご参加ください.オンライン上で質問・コメントを受け付けます.


本件にかんするお問い合わせ先

参加登録にかんするお問い合わせ
日本熱帯生態学会学会・学会事務局

  • @(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

講演内容にかんするお問い合わせ
杉田映理(大阪大学)

  • ellisugita [at]  (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



新刊案内『私たちのサステイナビリティ:まもり、つくり、次世代につなげる』(岩波ジュニア新書)

国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)が普及しはじめ、企業の経営戦略、自治体の総合計画、そして学校教育のなかで扱われることが一般的になってきました。しかし、現場では「SDGsは知っているが、サステイナビリティについてはよくわからない」という声を多く聞きます。こうした状態は、サステイナビリティや持続可能な開発という本来の目的をぼやけさせ、方法であるはずのSDGsを目的化してしまうという状況をつくり出しているのではないでしょうか。

本書は、岩波ジュニア新書シリーズとして刊行されており、サステイナビリティという概念(=考え方)を中高生〜大学生に向けて、わかりやすい言葉で解説しています。「SDGs時代」と呼ばれる今日ですが、この時代の価値観であるサステイナビリティという概念を駆使して18個目のSDGsを考え出すような次世代を、私たちはどのように生み出していけるのでしょうか。本書がそうした考え、特に次世代にむけたサステイナビリティ教育に関する議論のきっかけになれば幸いです。
ご批判・ご指導のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。

『私たちのサステイナビリティ: まもり、つくり、次世代につなげる』

目次

はじめに

第1章 サステイナビリティを「知る」

1 「サステイナビリティ」と聞いて思い浮かぶもの
2 語源は「下から支える」
3 「持続可能な開発」という考え方
4 サステイナビリティの描き方
5 サステイナビリティの存在と実在

第2章 サステイナビリティを「問い直す」

1 「持続可能性」という和訳を問い直す
2 主語を問い直す
3 自然のとらえ方を問い直す

第3章 サステイナビリティに「取り組む」

1 サステイナビリティの実践
2 和食給食応援団――日本の食文化を次世代につなぐ
3 タイニーピースキッチン――家庭料理のレストラン
4 シェアビレッジ――貨幣経済の外側でつながる仕組み
5 考えの道筋を示してサステイナビリティを社会に実装していく

第4章 サステイナビリティを「学ぶ」

1 サステイナビリティ学のススメ
2 サステイナビリティ学のはじまり
3 サステイナビリティ学の特徴
4 サステイナビリティ学を学んだ人が習得しているスキル
5 次世代のための社会をつくる人になる

注釈
おわりに


本件にかんするお問い合わせ先

岩波書店サイト:
*本書についてのお問い合わせは、国際教養大学・工藤尚悟までお願い致します。

  • skudo [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



オンラインセミナー「エスコバル教授特別講演『開発との遭遇』を再考する―多元的トランジションを求めて」6月4日開催(会員・一般)

本パネルは日本ラテンアメリカ学会第43回定期大会のプログラムの一環として、同志社大学ラテンアメリカ研究所と上智大学グローバルコンサーン研究所の共催で行われます。エスコバル先生は、ラテンアメリカ/北米での脱開発論の第一人者で、近年では多元的世界のデザイン論でも国際的に影響力のある発信を続けています。詳細は、こちら(

開催概要

  • 日時:2022年6月4日(土曜)10時~12時(日本時間)
  • 会場:Zoom オンライン
  • 言語:英語(通訳なし)
  • Guest speaker: Prof. A. Escobar (Professor Emeritus of Anthropology at the University of North Carolina, Chapel Hill)
  • Discussant: Prof. Yoshihiro Nakano (Rikkyo University)、Translator’s comment: Prof. Shu Kitano (Dokkyo University)

参加申し込み

事前登録を以下のURLよりお願いします。(申し込み締め切り:2022年6月3日(金曜)15:00)


本件にかんするお問い合わせ先

同志社大学ラテンアメリカ研究所
上智大学グローバルコンサーン研究所

  • i-grlocon [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



第4回・オンラインによるロシア・中央アジア映画上映会『鳥のミルク』6月3日開催@筑波大学(会員・一般)

筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト (NipCA)」では、中央アジアの文化とSDGsへの理解促進のため、日本で未紹介の作品を選び、オンラインによるロシア・中央アジア映画上映会を開催しております。

第4回目となる今回はモルドバ内の分離国家、沿ドニエストル共和国(トランスニストリア)で初めて撮影された劇映画、エウジェン・マリヤン『鳥のミルク』(2021)を上映いたします。

ヨーロッパ最貧国とも言われる旧ソ連を構成していたモルドバの東部には、ウクライナとの国境にドニエストル川を隔てて沿ドニエストル共和国(トランスニストリア)という未認可国家が存在します。国際的にモルドバの一部と広くみなされている分離国家ですが、ロシア系住民が多く住み、ロシア軍も駐留していることから火種を抱え、今年2月のロシア軍によるウクライナ侵攻によってその緊張はさらに高まっています。

第4回上映会では、この地域への想像力を涵養するため、沿ドニエストル共和国で初めて撮影された劇映画を上映いたします。詳細につきましては以下をご参照ください。また、ご関心のある一般の方へもご案内頂けますと幸いです。尚、定員を超えたお申し込みがあった場合は先着になりますこと、ご了承ください。皆様のご参加をお待ち申し上げております。

開催概要

  • 日時:2022年6月3日(金曜)19時15分〜21時20分
  • 会場:Zoom Meeting(解説)/ Vimeo(映画上映サイト)
  • 定員:500名
  •  解説:梶山祐治(筑波大学 UIA)

上映作品

  • 『鳥のミルク』(2021年、76分)
  • 監督:フエウジェン・マリヤン
  • ロシア語/日本語字幕付き

プログラム

19:00 Zoom開場 ※お早めにお入りください
19:15 作品解説「ウクライナの沿ドニエストル共和国の表象」梶山祐治(筑波大学 UIA)
19:55 上映会場開場 (Vimeoへ移動)
20:00 映画『鳥のミルク』(76分)上映(〜21:20予定)
※初めにZoomで作品解説を行なった後、>Vimeoへ移動していただきます。ご案内は、作品解説中にいたします。

参加申し込み

本講演会は Zoom を使用します。下記申込フォームにて参加登録をしていただくと、どなたでも無料でご参加いただけます。ご登録後、講演会入室のための URL をお送りいたします。Zoomが繋がらないなどの相談は受けられませんので予めご了承ください。
webinar/register/WN_0fMJWemzThSV3ZPPyjd1zQ


本件にかんするお問い合わせ先

筑波大学「日本財団 中央アジア・日本人材育成プロジェクト(NipCA)」
NipCA プロジェクト担当事務室

  • Email: info[at].  ([at]を@に変えてお問い合わせください)
  • 電話番号:029-853-4251

 




オンライン講座 「SDGsから考える脱石炭:いま筑豊炭田から何が学べるか」6月17日開催(会員・一般)

気候変動問題が深刻化するなか、温室効果ガス排出削減のため多くの国が石炭依存から抜け出す道筋を積極的に探り始めています。一方で、脱石炭の動きは、炭鉱の閉山や石炭火力発電所の廃止を招き、そこで働いてきた人びとの雇用や立地地域の経済、地域コミュニティなどへ大きな影響をもたらします。

気候変動問題は国際社会が実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)の重要課題のひとつですが、環境やエネルギーの問題にとどまりません。私たちの暮らす地域や生活、仕事の持続可能性も、SDGsの課題なのです。

脱石炭に向けた社会への移行を進めるには、影響を受ける地域や人々を考慮し、公正で包摂的な形で実施することが重要ですが、その道のりは簡単ではありません。世界中でその実現を模索するなかで、筑豊炭田をはじめ日本の旧産炭地がかつて直面したエネルギー革命と炭鉱閉山の経験から、私たちがいま学ぶべき教訓があるのではないか。

本セミナーはこうした問いを中心に、SDGsの文脈から「誰一人取り残さない」脱炭素化社会に向けた示唆を得ることを目的に開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

  • 日時:2022年6月17日(金曜)15時00分~16時30分*ディスカッションの状況によっては終了時間を超えて延長する可能性があります。
  • 会場:オンライン(Zoom ビデオウェビナー)*本講座はWEB会議ツール「ZOOM」を用いて行われます。事前にご利用のPC・スマートフォン等で、ZOOMが利用可能かご確認ください。
    〔ウェビナーご利用条件・免責事項〕
    お申込みの前に以下のURLより、「ウェビナーご利用条件・免責事項」をご覧ください。
  • 使用言語:日本語
  • 参加費:無料
  • 主催:ジェトロ・アジア経済研究所
  • 共催:地球環境戦略研究機関(IGES)
  • 後援:田川市、田川市教育委員会

プログラム

※変更の可能性があります。
15:00~15:05
趣旨説明
佐藤 寛(ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 上席主任調査研究員)

15:05~15:15 
「国際社会の石炭脱却に向けた動き(仮)」
大田 純子(地球環境戦略研究機関(IGES)北九州アーバンセンター 研究員)

15:15~15:25
「脱石炭:旧産炭地から学ぶ教訓(仮)」
佐々木 晶子(ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 開発・新領域研究推進課 研究マネージメント職)

15:25~15:35 
「炭鉱閉山と田川市:地域再生からSDGs実現に向けた道のり(仮)」
中村 太郎(田川市 経営企画課 企画政策係 係長)

15:35~15:45
「旧産炭地の博物館の取組み(仮)」
福本 寛(田川市石炭・歴史博物館 文化生涯学習課文化係 事務主査)

15:45~16:30 
ディスカッション
モデレータ:佐藤 寛(ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 上席主任調査研究員)

お申込み方法

以下のURLにアクセスしてお申込みください。

ただし、次の期間はシステム改修のためサービスを休止しております。作業進捗により予定終了時刻が前後する場合がございます。何卒ご了承ください。

  • お申込み休止期間:
    2022年5月20日(金曜)18時00分~5月23日(月曜)13時00分(日本時間)
  • お申込み締め切り:2022年6月15日(水曜)13時00分
    *ただし、配信可能人数に達した場合、事前に締め切らせて頂きます。

本件にかんするお問い合わせ先

ジェトロ・アジア経済研究所
研究推進部 研究イベント課

  • E-mail: seminar [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)
  • 電話番号:043-299-9536
  • Fax番号:043-299-9726



登録・発表の呼びかけ「第5回・SAJUフォーラム」7月28・29日開催(会員・一般)

南アフリカと日本の学術交流促進を目的として、SAJU(South Africa – Japan University)フォーラムが7月28・29日の両日オンラインで開催されます。

会員の皆様におかれましては、ぜひ登録の上ご参加ください。特に、南アフリカと研究交流を行っている皆様、また今後交流を考えている会員の皆様には、是非とも、ご研究を発表・紹介していただきたいと思います。

南アフリカの研究者、研究機関と交流し、関係を深めるよい機会です。皆様の積極的なご参加を心からお待ちします。ご不明の点がありましたら、お気軽にご連絡ください。

開催概要

SAJUフォーラムは、2007年以来5回目の開催となります。南アフリカ側と日本側が交互に事務局を務め、前回は2019年にプレトリア大学で開催されました。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響を考えて、全面オンラインでの実施となりました。

SAJUフォーラムの企画・運営は、南アフリカ側と日本側が話し合いながら進めてきました。中心となっているのは、南アフリカ側は同国の大学間ネットワーク組織であるUSAf(Universities South Africa)、日本側は筑波大学と東京外国語大学です。これに、両国の関係省庁や機関、また研究資金拠出機関が加わり、企画・運営を行っています。

プログラムは現在関係者で鋭意作成中ですが、おおよそ次のような点で合意しています。

  1. 日本時間15時~20時(南ア時間8時~13時)の時間帯で開催する
  2. 28日は基調講演と研究発表(研究紹介)、29日は①学生、②研究資金提供機関、③企業など非学術団体との関係、④学術ネットワーク組織に焦点を当てたパネルディスカッションを行う。
  3. 研究発表(研究紹介)については、南アとの間で共同研究を実施している、また共同研究の実施に関心がある研究者が研究内容を発表する。オンラインでの交流のしやすさを考えてポスター発表を中心とするが、既に進行中の共同研究紹介などは口頭発表とする。

研究発表(研究紹介)

第5回の総合テーマは“Open Collaboration and Innovation with Trust”で、以下の3つのカテゴリーでの発表を募集いたします。

1.Health and wellness:

想定される分野としてmedical science, public health, sports, arts, culture, education, transportation, city planning, and area studies.

2.Security and social justice:

想定される分野としてfood security, water security, agriculture, environment, clean energy, ecology, citizenship, resource management, poverty reduction, area studies, and politics.

3.Growth, exploration and conservation:

想定される分野としてeconomics, business science, natural sciences, development, art and humanities, sociology, cultural studies, heritage, area studies, and politics.

登録、発表の呼びかけ

登録および研究発表エントリーの方法は、次の通りです。

  1. SAJUフォーラムのホームページにアクセスする。アドレスは次の通り。
    5th-south-africa-japan-university-saju-forum-conference-announcement/
  2. 一番下のRegistrationより登録ページに飛び、必要事項を記入する。
  3. 研究発表をする場合は、そのように登録した上で、Call for Presentationsボタンを押し、AbstractおよびBiographyを記載するためのファイルをダウンロードする。必要事項を記入し、SAJUフォーラム日本事務局(筑波大学チュニスオフィス気付)に添付ファイルで送付する。メールアドレスは、下記を参照のこと。締め切りは2022年6月15日。

本件にかんするお問い合わせ先

筑波大学チュニスオフィス

  • jaan [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター

  • asc [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



新刊案内『Empowerment Through Agency Enhancement』

この度、学会員3名(佐藤峰、佐柳信男、柳原透)で執筆した“Empowerment Through Agency Enhancement: An Interdisciplinary Exploration”Palgrave Macmillan社より発刊されました。

本書は、国際協力(住民参加、ジェンダーと開発)、ソーシャルワーク、公共サービスの提供という3つの文脈を主な事例に、主体性の定義、その醸成の阻害・促進の要因やメカニズムを理解することに焦点をあてています。本書の目的は、1)主体性の重要な役割を認識し、2)その定義と位置づけを検討し、3)多層的な条件を理解し、主体性の醸成がどのように起こりうるかについての作業理論を作り、4)主体性の醸成を可視化し評価するためのアイデアを共有することです。

公共サービスや国際協力など様々な社会的なプロジェクトのより効果的な実施と持続可能性のために、働きかけの対象者側の「主体性(エージェンシー、人が自ら「内側から」動くための力)」が果たす重要な役割を認識することから出発し、外部支援者が、そうした能力の発露をどのように後方支援し、活性化できるのかという問いに、人類学、心理学、経済学のアプローチと視点を組み合わせることで、 応答しようとした本になっております。英語ですが、よろしければ、是非ご一読ください。

出版社リンク:

目次

  • Chapter1: Introduction: What moves researchers to take initiatives to this interdisciplinary research project

Part 1:Understanding Agency and its Development

  • Chapter2: Beyond Aloof Cynicism: A Critical Overview of Anthropological Perspectives on Agency and its Development
  • Chapter3: A psychological perspective on agency in the context of behavior change
  • Chapter4: Agency in economics — rationality, human capital, and human capability

Part 2: Enhancing Agency: its Plausible Mechanisms and Influential Factors

  • Chapter5: What is done for facilitating agency development in practice: Documenting and crystallizing an unsung practical knowledge of a Third-Country Expert
  • Chapter6: A psychological framework for breaking the poverty trap
  • Chapter7: User-centered approaches to service transactions and the empowerment of service users

Part3: Visualizing and Measuring Agency

  • Chapter8: Writing, Telling, Expressing Self in Association with Others: Revisiting and Examining Life Record Movement as an Origin of Story-based Methods in Japan
  • Chapter9: The psychological measurement of agency in poverty contexts: Recent developments and challenges
  • Chapter10: Visualization of the stages of agency formation/development – – The design and performance of the program for the poorest in Chile
  • Chapter 11: Concluding Remarks

本件にかんするお問い合わせ先

横浜国立大学都市イノベーション研究院
佐藤峰

    • sato-mine-bn@ynu.(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



Kyoto Environment and Development Seminar #10、5月26日開催(会員・一般)

詳しくはこちらをご参照ください。

20220526-kyoto-environment/?lang=en




「評価入門ープロジェクト評価の基本的プロセスを学ぶ」5月31日開催(会員・一般)

国際協力と地域づくりの融合を推進している「グローカルな仲間たち」では、国際協力の定番ツールPCMの研修を国内事例で実施したり、また国内の地域おこし事例を国際協力の視点から読み解いたりするイベントをしてきました。

今回のテーマは「評価」です。国内でも「評価」が脚光を浴びています。しかし、「評価」が十分いきわたっていない現場では何が評価なのかわからず、やみくもに「評価は難しい」という印象を持たれています。基本的な評価は実はそれほど難しくありません。まずは基本的な評価を知り、簡単な事例で評価を実践できることが大切です。

ということで、一日で、実務者の視点で評価のプロセスをさらっと、広く、実用的なところのみに焦点をあてて実践するプログラムをつくりました。

グローカルな仲間たちらしく、参加型で交流も目的として実施しますので、実務者から学生の方まで参加歓迎です。

開催概要

  • タイトル:評価入門ープロジェクト評価の基本的プロセスを学ぶー(1日間)
  • 日時:2022年5月31日(火曜)9:30~17:30(懇親会18:00~20:00)
  • 場所:リアル会場(都内・茗荷谷駅)*参加者に具体的な場所をお知らせします
    オンライン:Zoomを使用
  • 募集人数:最少人数:5名(最大人数:12名)
  • 参加費:6,000円(フルタイム学生 500円)*テキスト代込み
  • 応募方法や講師略歴などはwebにて()

主な内容:

1 評価の設計
2 質的データの収集と分析
3 量的データの収集と分析
4 考察と結論
懇親会:みんなで居酒屋で懇親

進め方

あるプロジェクトの評価を事例として、理論と演習を通じて、評価のプロセス(評価の企画から報告書までの流れ)を紹介します。一日ですので、広く浅く、プロセス=流れの全体を把握することに主眼を置きます。一部、グループになってみんなで実際に手や体を動かして実践します。ポストイットやパソコンを活用します。グループ(2~3名)に分かれて参加型で学んでいきます。


本件にかんするお問い合わせ先

グローカルな仲間たち
三好崇弘

  • miyoshi1970 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



REDDY公開Zoomオンラインセミナー「『障害と開発』に関する開発経済学研究」5月28日開催(会員・一般)

障害と開発に関する開発経済学研究を概観し、報告者がこれまで行ってきた、フィールド実験・心理学実験を含む一連の実証研究を紹介する。(1)アフリカにおける障害者データ、(2)障害と貧困の関係(アフリカ、カンボジア)、(3)障害者対象職業訓練(カンボジア、ルワンダ)、(4)インクルージョンと民族融和(ルワンダ)。特に、現在行っている、アフリカ諸国の新しい障害者データの構築、そのデータを使ったアフリカ諸国における障害と多元的貧困の関係について、研究成果を報告する。

開催概要

  • 日時 2022年5月28日(土曜日)10:00~12:00
  • 会場:当セミナーはZoomで配信いたします。お申し込み後、開催前日にZoomのミーティングIDをメールでお送りいたします。
  • 情報保障 :手話通訳と文字通訳、視覚障害者用読み上げ用テキストデータがあります。
  • 参加費:無料

プログラム

10:00-10:05 開催の挨拶(松井彰彦・東京大学大学院経済学研究科教授)
10:05-11:25 講演(高崎善人・東京大学大学院経済学研究科教授)
11:25-11:55 質疑応答
12:00 閉会の挨拶(森壮也・日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター研究員)
〔司会・森壮也〕

参加申し込み

5月25日(水曜)までに以下のサイトで申し込みが必要です。登録フォームよりお願いします


本件にかんするお問い合わせ先

東京大学REDDY
科研費17H00978「多様性の経済学」(研究代表者:松井彰彦)

  • reddy [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



せんかんYouTube「佐藤仁会長のインタビュー動画」公開

学会の各委員会の活動や理事の役割などについて広く知って頂ければと、選挙管理委員会の若手幹事が中心となって動画を作成しています。
このたび、佐藤仁会長のインタビュー動画を公開しました。
インタビュアーは、選挙管理委員会幹事の藤山美律会員です。日本語字幕機能をつけており、英語の字幕も近日中に公開予定です。

第11期・国際開発学会会長・佐藤仁先生 – YouTube

選挙管理委員会のページにも掲載されていますので、ぜひご覧下さい。

また、選挙管理委員会幹事がツイッターもやっていますので、ぜひフォローお願いします。
「国際開発学会せんかん学生幹事」(@JASID19900207)


本件にかんするお問い合わせ先

国際開発学会・選挙管理委員会

  • election11 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



参加型・質的評価手法MSC中級研修Ⅱ『カスタマイズ編』6月4日開催(会員・一般)

MSC実施の留意点の一つである、プロジェクトにあわせてMSCを基本設計する技術の習得を目的とした、中級Ⅱ:カスタマイズ編を開催いたします。現場でMSC実施を前提とした実践的な内容です。

MSC(モスト・シグニフィカント・チェンジ)は、欧米のNGOが活用している参加型・質的モニタリング・評価手法です。ログフレームのような事前設定の指標を用いず、現場から「重大な変化」を集めて「最も重要な変化」を選択することが基本的流れです。人間の意識・行動変容など、想定外・質的変化の把握や分析ができ、学習や改善を促進する特徴があります。手法の詳細はこちら(参加型評価とは/most-significant-change/)をご覧ください。

開催概要

  1. 日時:2022年6月4日(土曜)14:00-16:00(日本時間:要望に応え、時間延長しました!)
  2. 場所:Zoomを活用して、オンラインで行います。マイクとカメラのついたPCと安定したインターネット環境が必要です。配布資料は事前にEメールでPDFファイルをお送りします。
  3. こんな方にお勧めします:
    実際にMSC評価を計画している方。対象は入門研修を受講した方(対面、オンラインどちらでも)が望ましいですが、受講がなくても参加できます。中級編Ⅰ(インタビュー編)に関しては、参加していてもいなくても結構です。
  4. セミナーのねらい:
    MSC実施に必要な、評価対象のプロジェクトに合わせて、MSCの基本設計を適切にカスタマイズする(評価目的の設定、参加する関係者の選択、設問の設定など)能力の習得を目指します。これによってMSC評価を効果的・効率的に実施できるようになります。前回研修の報告はこちら()。
  5. プログラム(予定)
    ・講義:MSC手法のおさらい
    ・演習:事例に従って対象プロジェクトの把握、評価目的・設問の設定
    ・演習:データ収集の方法、対象、実施者の選択
    ・演習 :データ分析の主体、フィードバック方法の議論
    ・まとめと振り返り
  6. 講師:田中 博
    一般社団法人参加型評価センター代表理事、(特活)ヒマラヤ保全協会元事務局長。日本評価学会認定資格評価士。英国サセックス大学国際開発研究所大学院修了。国際協力機構(JICA)や(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)、トヨタ財団、環境省などで評価に関する研修講師、NGO/NPOの海外・国内プロジェクトの評価ファシリテーターを多数行う。JICA草の根技協評価スキーム検討委員や、(特活)日本NPOセンター、(公財)京都市ユースサービス協会、所沢市社会福祉協議会などで評価アドバイザーを務めた。共著に「自分達で事業を改善できるようになった!」源由理子編著(2016)『参加型評価〜改善と改革のための評価の実践』晃洋書房、がある。
  7. 受講料:¥7,000-(税込み)
  8. 申し込み:こくちーずプロでお申し込みください。送られてくるメール記載の口座に期日までに受講料をお振込ください。

    ・しめ切り:5月28日(土曜)
    ・定員:12名(最少催行人数:4名)

本件にかんするお問い合わせ先

一般社団法人参加型評価センター 

  • [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

・個人情報は本講座と参加型評価の情報提供以外に使用しません

<参考:MSCができるようになる!研修のラインアップ3本柱>
・MSC入門:初心者向け(120分)
・MSC中級Ⅰ:質的インタビュー編(120分)
・MSC中級Ⅱ:カスタマイズ編(120分)→今回はコレ!




第2回「社会的連帯経済勉強会」5月28日開催(会員・一般)

今年度より、ソリダリダード・ジャパンと国際開発学会「社会的連帯経済」研究部会の共催で、勉強会および研究会を実施しております。5月に開催予定のオンライン・イベントをご案内いたします。皆様のご参加、心よりお待ちしております。

開催概要

[有料] ソリダリダード・ジャパン「連帯経済勉強会」2022 第2回勉強会

「地域通貨によるコミュニティづくり」

地域通貨の仕組みと、地域通貨というツールを通じて、地域の活動を促し、新たな関係性を構築していくメカニズム、それが地域社会に与えるインパクトを学びます。

日時

2022年5月28日(土曜)13:00~14:30

講師

柳澤大輔(面白法人カヤック 代表取締役 CEO)

コメンテータ

古沢広祐(国際開発学会社会的連帯経済研究部会代表)

モデレーター

佐藤寛(アジア経済研究所・上席主任調査研究員)

申込方法

下記ご案内ホームページをご参照ください。
*「連帯経済勉強会」2022(全7回)開催案内:
(パック割引の申込締切日を5月23日(月曜)まで延長します。また各回のご参加も可です。)


[無料] 国際開発学会「社会的連帯経済」研究部会 第2回研究会

ソリダリダード・ジャパン勉強会のテーマと連動して、ツールとしての「地域通貨」について、多様な展開の理解を深めていきます。

  • 日時:2022年5月28日(土曜)15:00~17:00

講師

泉 留維(専修大学経済学部・教授)

申込フォーム

参考情報

  • 社会的連帯経済シリーズ:ソリダリダード・ジャパン ポットキャスト ()
  • 社会的連帯経済 – JASID Official Website:
  • 国際開発学会「社会的連帯経済」研究部会|note

本件にかんするお問い合わせ先

一般社団法人ソリダリダード・ジャパン・事務局

  • japan-info [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



Kyoto Environment and Development Seminar #9 May 19(会員・一般)

詳しくはこちらをご参照ください。




オンライン研究会「倫理的食農システムと農村発展」6月11日開催(会員・一般)

下記の要領で、研究会を開催します。ふるってご参加ください。
会員以外の参加も歓迎します。関心のありそうな学部生、大学院生にも伝えてください。

開催概要

  • 日にち:2022年6月11日(土曜)
  • 時間:午後2時~4時
  • 報告者:受田宏之(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
  • 発表タイトル:ミルパとプルケー、メリポナ蜂:メキシコの小農とアグロエコロジー
  • 会場:ZOOM(前日に招待URLをお送りします)

お申込み

下記メールアドレスまで、お申込みください。


本件にかんするお問い合わせ先

「倫理的食農システムと農村発展」研究部会

  • E-mail: ethicalagrifood [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



「地域再生マネージャーが直接伝授! 地域を元気にする特産品開発講座」5月21日開催(会員・一般)

国際協力と地域づくりの融合を推進している「グローカルな仲間たち」では、国際協力の定番ツールPCMの研修を国内事例で実施したり、また国内の地域おこし事例を国際協力の視点から読み解いたりするイベントをしてきました。

最近、国際協力における農村開発は「生産」だけでなく、販売を意識した生産を進めるたけでなく、バリューチェーン(生産-加工-販売)そのものに焦点が広がってきています。その中で重要な牽引力となるのが地域の特産品。地域資源を生かし、かつ地域の格差是正や地域おこしにつながるような特産品をつくるノウハウについて、実践者から学ぶ勉強会です。

開催概要

  • タイトル:地域再生マネージャーが伝授! 地域を元気にする特産品開発講座ーー地域活性化バリューチェーンをつくるーー
  • 日時:2022年5月21日(土曜)9:45- 17:45
  • 場所:リアル会場「電気通信大学」(調布駅から徒歩10分)、オンライン会場(Zoom)
    *参加者はどちらでも選べます。
  • 講師:塚田佳満(ふるさと財団地域再生マネージャー、総務省地域力創造アドバイザー)
  • 参加費:5000円(1日間、計7時間)フルタイム学生の方は、学生割引500円。

特徴

1) 地域づくり・特産品開発の専門家である地域再生マネージャーの方から、特産品販売ビジネス・商品開発マーケティングの基礎と実際のノウハウを直接学べます。
2) 地域再生マネージャーの思考「地域ビジネスと組織づくりの2軸4象限」の思考法を活用して、理論的にかつ実践的に地域特産品開発の進め方を学びます。
3) 海外発展国におけるバリューチェーン強化や地域特産品ビジネスの導入研修にも使われた実績があるカリキュラムです。
4) 会場はリアルな参加と、オンラインを通じた参加が選べます。リアルとオンラインのファシリテーションの実例に触れられます。
5) 修了者は中之条町(群馬県)公認の中之条アカデミー*より「地域プロジェクトマネージャー実践講座」修了書が授与され、希望者は中之条町による地域づくり人財データベース(ロスター制)に登録されます。

参加資格

国際協力や日本の地域おこし・地方創生・地域再生にかかわっていきたい方。新たに地方でビジネスを立ち上げたいと考えている方、今のビジネスをより強い持続性のあるビジネスにブラッシュアップしたい方。地域再生マネージャー、地域プロジェクトマネージャーなど、地域づくりのプロになりたい方。業界を超えた新しい人脈を形成したい方。学生歓迎。オンライン参加の方は、パソコン技術(ワードの描画で簡単な図を描ける程度)と、当日はパソコン(カメラとマイク付き)とWifi接続(自己負担)が必要です。

応募方法、その他、詳しいことは、Webでご確認ください。


本件にかんするお問い合わせ先

グローカルな仲間たち
三好崇弘

  • miyoshi1970 [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



「ベトナム中南部の再生可能エネルギーと石炭火力を考える」5月21日開催(会員・一般)

このたび、特定非営利活動法人メコン・ウォッチでは、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム東南アジア研究所および沖縄大学吉井研究室との共催で以下の日越共同調査報告会を開催いたします。

ベトナムでは年々増え続ける電力需要に対応して、電源開発が進んでいます。2016年に原発計画が撤回された南部ニントゥアン省では、太陽光、風力の再生可能エネルギー開発が飛躍的に導入されています。

また今後の新規計画はないとされる石炭火力も、滑り込みの建設工事が南部ビントゥアン省や中部ハティン省等、ベトナム各地で日本の投資により進行中です。

今回の報告会は、2022年2月~3月に3名の研究者が共同で実施したフィールド調査の結果を紹介するものです。先住チャム民族の居住地域に集中する再エネ開発の生活への影響、原発計画撤回への地元住民の評価、そして、2か所の日本資本による石炭火力の問題等を、日本人ベトナム地域研究者、ベトナム人開発経済学者、チャム人民俗学者がそれぞれの視点で報告し、投資や支援を行う日本側への示唆を提供します。

開催概要

  • 日時:2022年5月21日(土曜)15:00~18:00
  • 参加費:無料
  • 参加方法:オンライン(zoom)または、対面(会場:浅草橋ヒューリックホール)
  • 参加人数:会場のみ先着30名(感染対策のため収容人数の半数で受け付けます)
  • 主催:特定非営利活動法人メコン・ウォッチ、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム東南アジア研究所、沖縄大学吉井研究室

プログラム

  • 趣旨説明・進行:木口由香(メコン・ウォッチ)
  • 報告1:ベトナム中南部における電源開発と住民の生活環境への影響(日本語)
    吉井美知子(沖縄大学人文学部教授、ベトナム地域研究)
  • 報告2:ベトナム、ニントゥアンの持続可能な開発とは (“Sustainable Development in Ninh Thuan, Vietnam”)(英語、逐次日本語通訳あり)
    チャンディンラム (Mr. Tran Dinh Lam, Ph.D.)
    (ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学教授、ベトナム東南アジア研究所所長、開発経済学)
  • 報告3:ベトナム、ニントゥアン省・ビントゥアン省のチャム人共同体における農村開発の現状と問題点―先住チャム民族の視点から― (“Realities and problems of the rural development of Cham communities in Ninh Thuan and Binh Thuan provinces, Vietnam – With the view of Indigenous Cham People – ”)(ベトナム語、逐次日本語通訳あり)
    タインファン(Mr. Thanh Phan, Ph.D.)
    (ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学教授、ベトナム東南アジア研究所元副所長、民俗学)
  • 質疑応答・討論

申込方法

参加は対面とオンラインで可能です。(1)または(2)のどちらかにお申し込みください。対面でご参加予定の方は、ご都合がつかなくなった場合、キャンセルのご連絡をお願いします。

(1)会場参加の方

こちらのフォームにご記入ください:

(申込締切日:前日5月20日まで、または定員に達し次第締切)

  • 会場名:浅草橋ヒューリックホール
  • 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル2階(JR総武線浅草橋駅から徒歩1分)

(2)オンライン(Zoom)参加の方

以下のリンクからお申し込みください:
webinar/register/WN_BPYs9akxT72MEHMHeGiQiw
*お申し込み後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます


本件にかんするお問い合わせ先

メコン・ウォッチ

  • 電話番号:03-3832-5034
  • メールアドレス:event[at](* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



新刊案内『SDGs時代の評価:価値を引き出し、変容を促す営み』

「SDGsの評価は難しい」という声をよく耳にしますが、それはもしかすると、SDGsが実現しようとする変革性(system transformation)に対して、従来型の評価の概念や枠組みが適応できていないからかもしれません。本書が、SDGs時代に求められる評価の議論に一石を投じることができれば幸いです。ご批判、ご指導のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

概要

  • 米原あき・佐藤真久・長尾眞文(編著)
  • 工藤尚悟・今田克司・マイケル・クイン・パットン(著)
  • 『SDGs時代の評価:価値を引き出し、変容を促す営み』(筑波書房)

Amazonサイト 

目次

  • はじめに:SDGs時代の評価を考える(米原あき)
  • 第1章:価値を引き出す評価とそのしくみ(米原あき)
  • 第2章:持続可能性における評価:協働と学びをつなげる評価のしくみ(佐藤真久)
  • 第3章:日本の対アフリカ協力事業の評価:協働パートナーシップの可能性(長尾眞文)
  • 第4章:通域的な学び:異なる風土にある主体が学び合う方法論の提案(工藤尚悟)
  • 第5章:発展的評価を日本の文脈で考える(マイケル・クイン・パットン/翻訳:長尾眞文・今田克司)+第5章解題(今田克司)
  • 第6章:グローバル課題の解決における評価の役割:ブルーマーブル評価の前提と基本(今田克司)
  • おわりに(佐藤真久・米原あき)

(「はじめに」より)
…評価学における評価の定義は既述のとおりだが、英語の「evaluation(評価)」という言葉の原義は、「extract value(価値を引き出すこと)」にある。また、評価哲学の父と呼ばれるスクリヴェンによれば、評価とは、物事の内在的な価値≒本質(merit)、外部から品定めされた価値≒値打ち(worth)、そして社会的な価値≒意義(significance)を吟味するプロセスのことであるという(Scriven, 1991)。本書に頻出する「評価」という言葉は、ある対象の外側からその対象の価値を品定めする視点だけではなく、その対象の本質的な価値に寄り添い、その対象がもつ社会的な価値を引き出す 姿勢をも含む概念として捉えられている。したがって、このような評価の概念は、学びや協働と切り離して考えることはできない。多様な価値がせめぎ合う中で、それらを調和したり、そこから新たな価値を創出したりすること、あるいはそのための手助けをすること――本書が想定する「評価」という営みにはこのような働きが含まれている。


本件にかんするお問い合わせ先

米原あき

  • yonehara [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



第2回「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」(会員・一般)

5月28日(土曜)に「アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会」の第2回研究部会を開催いたします。
プログラム等の詳細は以下の通りです。皆様のご参加をお待ちしております。

開催要領

  • 開催日時:2022年5月28日(土曜)15:00~17:30
  • 実施方法・場所:Zoomとオンサイト(対面)のハイブリッド(COVID-19の感染状況によって変更あり)
    オンサイトの会場は、京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室を予定(アクセス:)※当日入口は施錠されています。14:30~15:00まではドアを開閉するスタッフがいますが、その前後に来られた方は、入口に掲示されている電話番号にご連絡ください。

プログラム

  • 15:00-15:05   開会(高橋基樹、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科教授)
  • 15:05-15:10   自己紹介
  • 15:10-16:10  「ガーナのボルガバスケット産業におけるかご編み技術の共有とその広がり―産地内の地域分化に着目して」牛久晴香(北海学園大学経済学部地域経済学科准教授)
  • 16:10-16:20   休憩
  • 16:20-17:20  「BOPビジネスの実現に向けたField-based approachの実践」黒川基裕(高崎経済大学地域政策学部地域政策学科教授)
  • 17:20-17:30   閉会、次回の予定

お申込み

研究会に関する問い合わせ・申し込みは下記メールアドレスにご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。
後日、Zoomの招待URLをお送りします。


本件にかんするお問い合わせ先

アフリカ・アジアにおけるものづくり研究部会

幹事・松井 梓(京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員)

  • africaasiamonozukuri [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



採用情報:立命館大学国際関係学「大学院プログラム担当嘱託講師」(会員・一般)

立命館大学国際関係学部では、主として大学院プログラムに従事する教学嘱託講師を募集しております。

詳細はホームページを参照ください。

.jp/?id=533685&=.pdf


本件にかんするお問い合わせ先

立命館大学 国際関係学部 事務室 

  • ir-apply [at] .jp(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)



会員専用ページのシステムメンテナンス(5月12日)

会員各位

以下の日程で、会員専用ページについて、システム停止を伴うメンテナンスを予定しております。

  • 2022年5月12日(木曜日)21:00~24:00(※終了時間は30分ほど前後する可能性があります。)

メンテナンス時間中は、会員専用ページをご利用いただくことができません。メンテナンス期間中にアクセスすると「メンテナンス作業中」と書かれた画面が表示されます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

本部事務局




ゴールデンウィーク休業日のお知らせ

本部事務局では、下記日程を休業とさせていただきます。

■ゴールデンウィーク休業期間:
2022年4月29日(金曜)~5月8日(日曜)

休業期間中にいただいたお問合せについては、営業開始日以降に順次回答させていただきます。

皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

国際開発学会
本部事務局




新刊案内『ミャンマー クーデターの謎~カギは中国にあり~』

吉田鈴香『ミャンマー クーデターの謎~カギは中国にあり~』2022年、218頁、三恵社

ミャンマーの少数民族と軍事政権との紛争を含めミャンマーの国家建設を研究して久しくなりますが、ようやくたどり着いた研究成果を、昨年のクーデターの経緯と背景とともにまとめました。疑問を追求していく考察の過程が重要と考え、一人称で書き進めました。

ミャンマーはどうにも不明な点が数多く、始めは私の疑問は星雲状態(事柄の大小もわからない、原因と結果の因果も不明という意味)でしたが、不可解なことを「謎」5つに集約することができました。とくに、理解を阻む壁となっていた「定説」を、当事者へのインタビューによって覆すことができました。5つの疑問のどれにも、中国の存在が直接的間接的に影響をしていました。これが、国軍がアウンサンスーチーさんに伝えたかったことだと思います。

とはいえ、クーデターしか方法はなかったのか、銃を取る国民をテロリストと断じて一切の対話を拒否する行動でよいのか、現在のミャンマー国軍の残虐な行いを報道などを通じて見るにつれ、暗澹たる思いです。早く事態が収拾されることを願いつつ、ご案内です。

目次

序文 (現地英字新聞に掲載した拙論考を転載)
はじめに

第一章 謎その一「国軍はなぜクーデターを起こしたのか」
1.クーデター
2.国軍の行動と法律
3.アウンサンスーチーが行ったこと

第二章 謎その二「なぜ国軍は分裂しないか」
1.結束強い国軍と国軍OB
2.誰と戦っているの?
3.地政学的見地から
4.ミャンマーの決定的な弱さ

第三章 謎その三「第一回停戦合意の定説は矛盾だらけ」
1.つじつまが合わない一九八九年の停戦合意
2.国軍の戦略を聴く
3.停戦協議の真実

第四章 謎その四「なぜ廃貨令が発令されたのか」
1.廃貨令の謎
2.そうだったのか、国内政治と国防の交差点
3.コラム

第五章 謎その五「なぜ中国は攻めてこないか」
1.歴史的関係から
2.中国が抱くミャンマーへの関心
3.中国改革開放への大転換をもたらしたミャンマー

おわりに


本件にかんするお問い合わせ先

  • 三恵社 book-search/detail/20220315095659
  • 吉田鈴香 yoshida-suzuka [at] (* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

ご関心をお持ちになられた方、アマゾンにてもご案内しています。
4866936150/

本書執筆の余波と言えるでしょうか、国軍の元将校に質問を繰り返しているうちに、国軍上層部に私の存在が知られるに至り、昨年の民主化運動の記念日8月8日に、政府系新聞にコラムを掲載しました。(8~9ページ掲載)
現在は同紙に定期的に経済社会コラムを書いております。最近のSDGsについて書いたコラムはこれです。
file/client-cdn/2022/04/