グローバル連携委員会からのお知らせ(2026年8月)
2026年度活動報告
- 国際開発学会・第36回全国大会におけるJASID-KAIDEC合同セッションの開催
2025年11月29日に「Development Studies in Search of Academic Decoloniality in the Plural Realities of the 21st Century: Perspectives from South Korean, Filipino, and Japanese Scholars of Multiple Disciplines(21世紀の多元的現実における学術的脱植民地性を模索する開発研究:韓国‧フィリピン‧日本 の研究者たちによる複数の学問分野からの視点)」と題した、国際開発学会(JASID)と韓国国際開発学会(KAIDEC)の合同セッションを、第36回全国大会において開催しました。
このセッションは、山田肖子会長による問題提起にもとづき、ジェ=スン・クワックKAIDEC会長(慶熙大学校)、レスリー・ロペス会員(アテネオ‧デ‧マニラ大学)、佐藤峰会員(横浜国立大学)、工藤尚悟会員(国際教養大学)が研究発表を行い、北村友人グローバル連携委員長がモデレーターを務めました。
各発表ならびにその後の討論において、制度や知の脱植民地化、ジェンダー開発の再考、研究者の立場性などが論点として挙げられ、異なる知が対話可能となる枠組みの模索が課題として示されました。セッションの詳細については、第36回全国大会の報告をしている前回のニューズレターをご参照ください。 - 学会誌『国際開発研究』英文号の刊行
学会誌の英文号として『国際開発研究』34巻3号を、2026年3月に刊行しました。同号では「Holistic Perspectives on Cambodia’s Development Landscape」と題した特集を組み、4本の論文を掲載しました。加えて、1本の自由投稿論文を掲載しました。 - 学会誌・英文号のための国際ワークショップの開催
『国際開発研究』35巻3号の特集への寄稿を促すために、2026年3月20日にタイのチュラロンコン大学において、同大の政治学部ならびに社会開発研究センター(CSDS)との共催で「Climate Change, Climate Action, and Climate Justice in Thailand
and Southeast Asia」と題したワークショップを開催しました。
このワークショップには、グローバル連携委員会からキム・ソヤン会員と荻巣崇世会員がモデレーターとして参加し、東南アジア諸国の若手研究者たちによる興味深い研究成果の数々が報告されました。それらの研究発表にもとづく論文を執筆し、投稿していただくことを促しています。 - 韓国国際開発学会(KAIDEC)夏季大会への代表者派遣
韓国国際開発学会(KAIDEC)夏季大会が、釜山市の東西大学校において2026年6月24~25日に開催され、国際開発学会から山田肖子会長が参加しました。山田会長は、開会式で挨拶をした後、シンポジウム「Global Trends and Country Perspectives on International Development Cooperation」で講演を行い、パネル・ディスカッションに参加しました。KAIDEC夏季大会の詳細については、KAIDECのホームページ(https://kaidec.kr/학회활동/?mod=document&uid=4025)をご参照ください。
今後も、2026年の活動として、10月に韓国での開催が予定されている北東アジア開発協力フォーラムへの代表者派遣、11月の国際開発学会・第37回全国大会におけるJASID-KAIDEC合同シンポジウムの開催、12月のKAIDEC冬季大会への代表者派遣、を予定しています。これらの機会を活用して、国際開発研究に関する学術交流をとくに東アジア地域において積極的に推し進めていきたいと考えています。
また、この場をお借りして、グローバル連携委員会が取り組んでいるさまざまな国際交流活動にご協力いただいてきた会員の皆さま(とりわけ、山田会長、ロペス会員、佐藤会員、工藤会員)に心よりお礼申し上げます。
グローバル連携委員会
第12期 委員長:北村友人(東京大学)
