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NL37巻2号 [2026.08]

京滋支部(2026年8月)

2026年度活動報告

京滋支部では、2026年3月28日(土)午後、同志社大学烏丸キャンパス志高館において「2025年度 国際開発学会 京滋支部 春期研究報告会」を対面形式で開催した。当日は支部内外から18名が参加し、留学生・若手研究者を含む7名が研究成果を報告した。

報告内容は、カンボジアにおける日本のエネルギー分野ODAに対する市民の認識(BUN Sreyleak氏)、ガーナ地方行政における職員研修の有効性評価(Abigail Akua Aprekuba Gyabeng氏)、アフガニスタンにおける腐敗防止機関の制度的増殖と実施ギャップ(Nemati Mohammad Shafi氏)、イスラム多数派民主主義国家インドネシア・パキスタンの政治変容の比較分析(KHAN NEHAL氏)、ガーナ2020年土地法が外国投資に与える影響(AMOABENG Bright氏)、マレーシア・ジョホール州における国家の制度外に置かれた難民の生活実態(田中瞳子氏)、ブータン難民キャンプにおける教育制度の形成過程(佐藤美奈子氏)と、アジア・アフリカ地域のガバナンス、開発援助、教育、難民問題など多岐にわたった。

各報告は報告15分・質疑応答5分の構成とし、報告者相互に討論者を務める形式を採った。あわせて、コメンテーターとして小山田英治氏(同志社大学教授)、渡邉松男氏(立命館大学教授)を迎え、各報告に対して専門的な講評・助言をいただいた。限られた時間ながら、政策と実態の乖離や各国固有の文脈をめぐって参加者を交えた議論がテンポよく展開され、報告者にとっては研究の質的向上に向けた貴重な示唆を得る機会となり、参加者にとっても分野横断的な課題を考える有意義な場となった。

なお、京滋支部では支部代表を渡邉松男氏から森泰紀が引き継いだ。今後も京滋地域に集う会員間の研究交流の場として研究報告会等を継続的に企画していく予定であり、会員各位の積極的なご参加をお願いしたい。


京滋支部
支部長:森 泰紀(同志社大学)

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