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NL37巻2号 [2026.08]

『開発援助における技術協力』研究部会 活動報告(2026年8月)

開発援助における技術協力

開発援助における技術協力

Technical cooperation in development assistance
  • 代表者:河野 敬子(一般社団法人海外コンサルタンツ協会)
  • 副代表:伊藤 賢一(独立行政法人国際協力機構)

研究部会概要

2024年11月のJASID全国大会での共同発表を契機に、実務者と研究者が対話し、日本の代表的な援助スキームである「技術協力」の質的改善を目指す部会です。
現場に従事する実務者の経験や課題意識と、研究者の視点を交えた定期的な対話・ネットワーキングの場を提供します。年3回程度の開催(オンラインも検討)を予定しており、各回テーマを設定して活発な議論を行います。成果は学会発表等で発信し、会員への還元も図ります。これまでの枠組みを超え、時代の変化に対応した新しい技術協力やパートナーシップのあり方を共に創造していく部会です。既にある答えを共有する場ではなく、「まだ見ぬ答え」を参加者同士で探究する場であることを大切にしています。関心がある方はぜひご参加ください

活動実績

第1回

日 時:2025年10月28日(火)16:00-17:30
場 所:JICA本部&Zoom
テーマ:今後のテーマについて
参加人数:11名
概 要:事前登録時に関心事項を記載してもらった内容をもとに、①技術協力はどうあるべきか②技術協力の評価の2つのテーマでグループディスカッションを行った。 それぞれの経験を踏まえてディスカッションを行ったことで、多様な視点での話を聞くことができ、視野が広がった。特に実務者は日頃このようなマクロな視点での話をする機会はないため、新鮮な気付きを得られた。

第2回

日 時:2026年2月16日(月)16:00-17:30
場 所:JICA本部&Zoom
テーマ: 共創を可能にする技術協力のあり方~共創を推進するために誰と共創する?~
参加人数:12名
概 要:前回のディスカッションの中で多く発言のあった「共創」について技術協力の中でどのように実現させていくことができるかをテーマに、参加者が関心のある立場(研究者、スタートアップ、自治体)でディスカッションを行った。これまでの事例や各自の経験を元に課題や対策等を検討した。国際協力における「共創」という言葉の共通認識の難しさやこれまでの固定観念からの脱却の難しさなど、様々な意見が出された。前回に続き、このようなマクロなテーマで多様なアクターが深く議論する場はこれまでになかったため、それぞれの立場への理解が深まった、新鮮な体験ができた、新たな気付きが得られた等、学会だからこその場づくりができた。

第3回

日 時:2026年6月12日(金) 16:00~17:30
場 所:JICA本部&Zoom
テーマ:共創をどう評価するか~難易度の見積もり方・指標の設定の仕方~
参加人数:27名
概 要:既存の技術協力案件から、その効果の増進のために共創を図った具体的事例を踏まえ、共創を推進するには、どのような仕組みがあると良いかを考えるため、(株)三祐コンサルタンツ 矢敷裕子氏より①パラグアイ国イタプア県・カアサパ県におけるテリトリアル・アプローチ実施体制強化のための農村開発プロジェクト②マダガスカル国食と栄養改善プロジェクト③マダガスカル国マルチセクターアプローチによる栄養改善プロジェクトの事例を紹介してもらったのち、参加者同士のこれまでの共創経験の共有、今後の共創への知見・教訓の蓄積にどのように貢献できるかについて議論を行った。最初に事例があることで、ある程度の共通認識のもとにディスカッションができて良かった。今後も技術協力と共創について多様なメンバーで検討していきたい。

以上


『開発援助における技術協力』研究部会
代表:河野 敬子(一般社団法人海外コンサルタンツ協会)

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