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NL37巻2号 [2026.08]

『社会的連帯経済が切り拓く新しい未来』研究部会 活動報告(2026年8月)

社会的連帯経済が切り拓く新たな未来

社会的連帯経済が切り拓く新しい未来

Transformative Possibilities of Social and Solidarity Economy
  • 代表者:斎藤 文彦(龍谷大学)
  • 副代表:高須 直子(桜美林大学)

研究部会概要

本研究部会は、「社会的連帯経済(SSE)」研究部会(2021年~2024年度)を発展的に継承し、国際開発観の再構築や国際協力の捉え直しとして社会的連帯経済を探求し提示することを目的とする。具体的には、①SSEが環境面のみならず広い意味での持続可能性やSDGsにいかに貢献しうるのかについて理論・実践の両面から検討を行うこと、②国内外のSSE事例の比較研究を通じてSSEが既存の経済システムとどう異なるのかを理論的に解明することの2点を追求している。2025年11月のJASID全国大会において発足が認められ、2026年2月から活動を開始している。

代表者は斎藤文彦(龍谷大学教授)、副代表は高須直子(桜美林大学教授)、幹事は楊殿閣(東北大学特任講師)で、20人ほどが賛同者リストに名を連ねている。主な活動としてオンラインによる研究会を行っている。

活動実績(2025年10月~2026年7月)

この間に以下のように研究会を開催した。

2025年度1回目の研究会は2026年2月16日にオンラインにて実施。参加者がSSEの何を研究しているか、なぜSSEに関心があるか等の自己紹介をした後、研究部会の活動内容や目標設定を相談・確認し、6月27日の春季大会でのラウンドテーブルの設置等について意見交換と議論を行った。参加者は17名。

2回目の研究会は3月26日にオンラインにて実施。古沢会員が2021年10月から2024年9月までのSSE研究部会の活動についてのまとめを報告し、新メンバーへの情報共有を行った。伊丹会員による「エッセンス・協同組合と社会的連帯経済」というタイトルの発表にて参加者のSSEへの共通認識を深めた上で、斎藤代表と高須副代表から2025年10月にフランスのボルドーで開催されたSSEに関する国際研究大会(CIRIECとGSEF)の報告を行った。参加者は13名。

3回目の研究会は5月29日に本研究部会のメンバー以外にも公開としてオンラインにて実施した。斎藤代表が「社会的連帯経済」というタイトルで経済社会システムの全面的な問い直しを促す存在としての社会的連帯経済の背景と考え方を発表し、質疑応答を行った。20名を超える参加者がおり、「開発におけるジェンダー分析」研究部会や「アグロエコロジーと食農システム」研究部会メンバーも交え、活発な議論が交わされた。

4回目の研究会は7月5日に本研究部会のメンバー以外にも公開としてオンラインにて実施した。今期初めて外部からの話題提供者(柳下信宏生活クラブ連合会会長、田中入馬市民連帯経済つながるかながわ事務局長、井上浩子市民連帯経済つながるかながわ専務理事)を招き、生活クラブ生協や市民連帯経済つながるかながわに関する発表の後、9月初旬に実施予定の訪問(現地調査)に向けて意見交換を行った。登壇者を含めた参加者は21名であった。


『社会的連帯経済が切り拓く新たな未来』研究部会
代表:斎藤 文彦(龍谷大学)

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