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コンゴ・セミナー(10月9日)

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紛争影響地域において平和構築を実現するためには、抑圧と暴力によって築き上げられた紛争主体間の利害構造を解体し、市民の生命と人権が守られる社会へと転換することが必要です。しかしながら、国連を中心とする国際社会が実施する平和構築策はときに、紛争主体間の利害構造を維持したまま「非武装化」のみを目指し、脆弱な土台の上に平和と安全を築こうとすることによって、社会の中に支配的な権力構造と暴力を残存させています。

武装勢力が紛争に勝利して政権を奪取したり、不正選挙によって民主主義が損なわれたりするなかで、それでもなお正義、平和、繁栄をめざす国づくりへと転換するためには、市民の生命と人権の尊重を第一義におく市民 社会のリーダーシップを平和構築の中核に据える必要があります。しかし、長年の直接的暴力と構造的暴力にさらされてきた紛争影響地域において、市民社会が主体性を持ち、平和構築の中核を担うことは容易ではありません。

本セミナーでは、コンゴ民主共和国のキサンガニ大学からアルフォンス・マインド教授を講師にお招きし、アフリカの紛争影響地域における市民社会のリーダーシップの貴重な事例として、2018年にノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師の活動とその広がりについてご講演いただきます。そのうえで、中央政府が抑圧と暴力による支配に拘泥し続ける紛争影響国において、市民の生命と人権の尊重を第一義におく市民社会のリーダーシップが、平和構築の実現に向けて果たす役割を議論します。


セミナー概要

  • 日時:10月9日(土曜)18:00-20:00(日本時間)
  • 参加費:無料
  • 言語:日本語、フランス語 (日仏通訳あり)
  • 形式:オンライン(Zoom webinar)
    ※当日使用するZoomのリンクは、イベント開催前日までにご連絡いたします。
    ご参加には、パソコン、スマホ、タブレットのいずれかが必要です。
  • 主催:特定非営利活動法人RITA-Congo
  • 共催:東京大学未来ビジョン研究センターSDGs協創研究ユニット/三菱財団助成研究「コンゴの紛争資源問題と性暴力に対する先進国の責任」

プログラム(予定)

・開会あいさつ:華井和代(東京大学講師/RITA-Congo共同代表)
・基調講演:アルフォンス・マインド(コンゴ・キサンガニ大学教授)
・コメント:ジャン-クロード・マスワナ(立命館大学教授/RITA-Congoアドバイザー)
・質疑応答
※司会:鈴木千花(立命館アジア太平洋大学学生/RITA-Congoユース)

参加申し込み

※参加登録締め切り:10月7日(木曜)24時


本件にかんするお問い合わせ先

RITA-Congo事務局 
https://www.rita-congo.org/
office [at] rita-congo.org(* [at] の部分を@に修正してご使用ください)

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